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私立中高進学通信

2016年12月号

中学入試のポイント

共栄学園中学校

自らの考えを問う適性検査型入試

ここ数年、適性検査型入試を導入している同校では、各教科の先生方による愛情あふれるユニークな問題が出題されています。

大間にあるマグロの石像

 適性検査型入試の実施を2017年度入試でも決めた同校。全4回の試験のうち、2月1日の第1回と2月5日の第4回の試験で適性検査型入試を行います。前年は、一昨年と比べて適性検査受験者が3・8倍に増加、人気に拍車がかかりました。各教科の先生でプロジェクトチームを組んで作成される問題は、先生たちの思いが詰まった作問となっています。

「ただ解くための問題ではなく、解くことで、少しニッコリできるような問題になるようにしています。読み物としても面白い内容だと思います。昨年は、理科の先生が国語の力を試したいという意図で、文章を読んで特徴をつかみ、その生物の絵を描かせる問題がありました。完璧に描ける受験生はいませんでしたが、なにがしかを描いた受験生には得点を与えるようにしました」(中学校教頭・社会科/松宮博先生)

 松宮先生が担当される社会科の問題は、毎年、先生自身が現地に取材に行き、問題を作ります。

「教科書に書いてあることが絶対に正しいとは限りません。自分の目で確かめて問題にしています」

 昨年は、理科の作成者の先生も千葉県の小松菜農家を実際に訪れて収集した情報を基に入試問題を作ったそうです。

「小松菜を作るために必要な肥料や資材代、作業代などを見込んで、収穫量から一束あたりの単価を求めさせる問題を作りました。理科・社会と算数を融合させたような問題です。このほか、あるテーマを与えて意見を求める問題も多くありました。適性検査型入試でしっかり見たいのは、情報を読み取る力と、それを基にどれだけ自らの意見を述べることができるかという点です」

 同校が見据えているのは2020年の教育改革です。

「大学受験が大きく変わると言われている今だからこそ、中高時代からの備えが必要です。大学受験は、これまでの2次試験に出たような問題が主になることが予想されます。具体的には、受験者の意見を求めるような問題です。知・技を問うだけでなく、自らの考えを持っているかが問われるのです。よく高大連携が言われていますが、新しい大学受験で求められる力を養うためには、高校の3年間で充分とは思いません。想像以上に準備が必要です。中高の6年間を通して、知識・技能を土台に己の考えを持てる人間となるように、私たちも教育に力を入れていきます。大学合格はあくまで通過点です。大学卒業後にどうするかを想像できる素地を作るのが中高6年間の教育の役割だと思っています」

 文武両道を掲げる同校、適性検査で入学した生徒には特徴があるそうです。

「意見をしっかり持った生徒、リーダーシップを発揮する生徒が多いです。本校では部活動は強制ではないのですが、適性検査型入試で入った生徒は全員、部活動に参加しています。クラスでもみんなをまとめるような役についています。まさに、本校のモットーである『文武両道』を体現する存在です」

 今年度の適性検査型入試もすでに作成が進んでいます。

「新聞などに目を通すようにしていただきたいです。今年話題になったことを中心にチェックしてみてほしいです。毎年、ラムサール条約に関する問題なども出しています。普段から世の中のことに興味を持ち、情報を読み解くよう心がけてみてください」

適性検査型入試のアドバイス

 共栄学園の適性検査型入試の問題は文字通り独自のものです。文章を読解して解く物が多いため、本や新聞を読んで日頃からポイントをつかむ練習をしておきましょう。

 また、読み取った文章に対して自分はどう思うかをまとめる力も必要です。

都立中高一貫との併願が可能

 適性検査型入試は公立中高一貫校との併願が可能です。第4回入試に関しては入学手続きを昨年までの2月9日から2月13日に変更、公立中高一貫校の合否を待ってからでも手続きができるようになりました。

(この記事は『私立中高進学通信2016年12月号』に掲載しました。)

共栄学園中学校  

〒124-0003 東京都葛飾区お花茶屋2-6-1
TEL:03-3601-7136

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