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私立中高進学通信

2016年12月号

グローバル時代の学び方

世田谷学園中学校

実体験を通して視野を広げる

全員参加のカナダ英語研修
海外での生活に飛び込んで、それぞれがかけがえのない経験ができました。生徒たちの不安を解消するために、 研修前には希望者を対象にネイティブの先生による準備講座も行っています。

海外での生活に飛び込んで、それぞれがかけがえのない経験ができました。
生徒たちの不安を解消するために、 研修前には希望者を対象にネイティブの先生による準備講座も行っています。

グローバルな人材を育てる教育理念

 30年前から未来の国際化社会を見据え、コミュニケーション・ツールとしての英語力の強化や、カナダとの国際交流に取り組んできた同校。仏教や禅を教育の軸としている同校が、グローバル教育に力を入れているのはどうしてなのでしょうか。

 同校が教育の理念として掲げる『Think & Share』は、お釈迦様の言葉「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)を英訳したものです。この言葉は、

「自分勝手で独りよがりな人」などと間違って解釈されることが多いですが、実際は

「私には、私だけがもっているかけがえのない価値がある。それと同じように、私だけではなくすべての人々にその人だけが持っているかけがえのない価値がある」

 というのが正しい解釈だそうです。「すべての人々にかけがえのない価値」を見出すこの教育理念は、まさに異なる文化の人々と共生し、互いを認め合う未来のグローバルリーダーを育てることにつながっていたのです。

すべての生徒に多様なメリットがある

 同校のグローバル教育の中でも特徴的なのは、高1で全員参加のカナダ英語研修を実施していることです。希望者だけにしていないのは、英語へのモチベーションや語学力の違いに関係なく、すべての生徒が実体験を通して得るものが大きいと考えているからです。

 カナダではホームステイと大学での寮生活を経験しながら、姉妹校に通って12日間の留学体験をします。寮生活を組み込んでいるのは、いずれ海外の大学で学ぶときに役立つように、イメージづくりの意味もあるそうです。またホームステイでは、ホストファミリーと絆を強くするだけではなく、カナダの社会の一端を体感してもらいたいという願いも込められています。

「英語が苦手な生徒もいますし、ホームステイなんて無理だと考えている生徒もいます。しかし、とにかくカナダへ行って実体験させると、思いのほか積極的に話せたり、違う考え方ができるようになるのです。そのため、すべての生徒それぞれに、多様なメリットがあると考えています。
 これからは国内でもグローバル化がますます進みます。豊富な知識、高い教養、多様な日常の体験をベースにして、グローバル社会で活躍できる広い視野を育てる。これが当学園のグローバル教育における根本的な考え方なのです」(北原透教頭先生)

 同校は、3期制への移行やグローバル教育を充実させるための新プログラム導入など、常に進化を続けています。2017年度の入試では1次試験(2月1日)の募集人員が増加。入学金や1年間の学費が免除される特待生選抜入試(2月1日は10名、2月2日は20名募集)にも注目です。

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海外研修プログラムは他にも!
カナダとの交換留学と中2のNZ研修旅行
NZの交流校で異文化体験NZの交流校で異文化体験

 同校では1990年から、カナダの姉妹校と交換留学を行っています。両校で留学を希望する生徒同士がお互いに3カ月間ずつ、それぞれの家庭でホームステイしながら、相互の学校で学ぶスタイルで、例年、高1で2人ほどが経験しています。

 また中2では、希望者を対象に、1週間程度のニュージーランド研修旅行を春休みに実施しています。ホームステイをしながら、交流校での授業や自然にふれるアクティビティーに参加し、英語を通して異文化体験をするプログラムです。意欲のある生徒には学力に関係なく平等に機会が与えられるよう、希望者が多いときは抽選で参加者を選んでいます。

カナダ英語研修
友だちとともに学んだかけがえのない英語体験

 2016年度のカナダ英語研修に参加した高1の有賀智弘くん、佐藤悠太くん、岩田義弘くん、棚田健太くんは、カナダ英語研修で「移民の受け入れは賛成か、反対か」のテーマでディベートに取り組んだ仲間です。研修を振り返り、カナダでどのような経験をしたのかを語ってもらいました。

――カナダでの楽しかった思い出はありますか?

棚田くん
家族旅行とは違い、友達みんなとカナダへ行けたのが本当に楽しかったです。僕の趣味が天体観測だと知ったホストファミリーが、すごい機材を使って星を見せてくれたり、いろいろ楽しませてくれたのがうれしかったです。

岩田くん
大学の寮生活では1人1部屋の個室でしたが、ラウンジに集まって、みんなで宿題をワイワイやったのが楽しい思い出です。スペインから来た大学生と一緒に、サッカーをやったこともあります。

有賀くん
ホストファミリーが街を見渡せる小高い山へ連れて行ってくれました。日本の街並みとは違う景色を見て感動しました!

――姉妹校での研修はどうでしたか?

佐藤くん
暗記ではなく、自分の頭で考えて、意見を述べなければいけない授業が多かったです。初めは自分から話せなかったので、先生からはもっと発言するように、うながされました。

棚田くん
ディベートをやってみると、なかなか英語の単語が出てこなくて苦労しました。日本人は自分の考えを主張するのが苦手だと思うので、良い経験ができたと思います。

――カナダへ行って何か変化はありましたか?

棚田くん
帰国してから中国の人と一緒になる機会があったのですが、ちゃんと英語で話すことができました。英語という共通言語があれば、世界の人とコミュニケーションを取れることがよくわかりました。

有賀くん
英語で話すことに少々恐怖心がありましたが、自然に言葉が出てくるようになりました。

佐藤くん
現地の人からはすごく話しかけられるし、こっちも必然的に話さなければいけない環境に置かれたので、英語に抵抗感はなくなったと思います。

岩田くん
もともと英語は好きでしたが、カナダで学んで実際に会話してみて、もっと発音がうまくなりたいと思いました。

――この経験をこれからどのように活かせそうですか

岩田くん
翻訳の仕事に興味を持ちました。東京オリンピックでは、日本と外国の人を結ぶ活動に参加したいです。

有賀くん
今回の研修で留学のイメージがつかめて、練習になった感じです。今までは留学したいとは思っていませんでしたが、考えが変わりました。

左から有賀智弘くん、佐藤悠太くん、岩田義弘くん、棚田健太くん。左から有賀智弘くん、佐藤悠太くん、岩田義弘くん、棚田健太くん。
研修ではすべての生徒が英語でのプレゼンテーションやディベートを体験!  達成感が得られるように、それぞれの英語のレベルに合わせた独自プログラムが組まれています。研修ではすべての生徒が英語でのプレゼンテーションやディベートを体験! 達成感が得られるように、それぞれの英語のレベルに合わせた独自プログラムが組まれています。
現地で英語を使って買い物体験。英語圏の人たちの思考や発想を知り、これを踏まえて自分の意見を伝えられるようにすることは、研修の大きな目的です。現地で英語を使って買い物体験。英語圏の人たちの思考や発想を知り、これを踏まえて自分の意見を伝えられるようにすることは、研修の大きな目的です。
先生から一言
仏教という“軸”があるから世界中の人とわかり合える

「30年前から始めた国際理解の取り組みは、本学園の大きな財産です。グローバル社会において、宗教はひとつのキーとなります。仏教を軸にする本学園だからこそ、世界中の多様な宗教を互いに尊重し合い、同じ土俵に立って物事を考えられる人材が育つと信じています。グローバル教育も、登校時の正門での一礼や坐禅などと同じで、本学園がぶれずに守り続けている大切な軸の一つなのです」(北原透教頭先生)

(この記事は『私立中高進学通信2016年12月号』に掲載しました。)

世田谷学園中学校  

〒154-0005 東京都世田谷区三宿1-16-31
TEL:03-3411-8661

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