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私立中高進学通信

2016年11月号

アクティブラーニングで伸ばす新しい学力

芝浦工業大学柏中学校

自ら進んで勉強できる仕掛けを「自分の頭で考える生徒」を育てる

4つの軸で自主的に学べる仕組みをつくり考える力を伸ばす
活発に意見を交わす生徒たち。生き生きとした表情で話し合う姿が印象的でした。

活発に意見を交わす生徒たち。生き生きとした表情で話し合う姿が印象的でした。

アクティブラーニングを実現するための4つの軸

 開校以来、生徒の主体的な学習に力を入れてきた同校。5年前からは「アクティブラーニング」をキーワードに授業内容もさまざまな変革を行ってきました。主体的な学習を実現するためのポイントとして、同校では次の4つの軸を挙げています。第1に、自由研究や論文など、個人が自主的に学ぶチャンスがあること。第2に、自分の目標設定に合わせて生徒が自分で勉強ができること。第3に効果的な勉強の方法を生徒が理解していること。第4に授業の変革。この4つがそろって初めて生徒の積極的な学びが実現するのだと同校では考えているのです。

「最近はアクティブラーニングという言葉だけが先行していますが、本来はこの4つがバランスよくあるべきです。レポートや発表ばかりやればいいというものではありません」

 と、教頭補佐・進路部長の早川千春先生は言います。

一番大切なのは生徒が主体的に学べる仕組みづくり

 特に見逃されがちなのが、第2、第3の「生徒が自分で考えて勉強すること」という軸です。しかし、中学段階の生徒たちにただ漠然と「自主的に学びなさい」といっても、なかなか実現しません。そこで、同校では、生徒たち自らが勉強しやすい仕掛けを用意しています。

「例えば試験が終わったらすぐに分析をさせて、次の試験勉強の対策を立てさせます。それを手帳に落とし込んでタスク管理することを徹底させているのです」

 単語や漢字の記憶方法も、シートなどを配って具体的に指示。生徒が自分で考えて学習に取り組めるようにサポートしています。

 また、第4の軸である「授業の変革」も重要です。ただ単に黒板に書いていることを写しているだけでは、主体的な学びにはなりません。そこで、黒板に書いたことを消してから授業の要点をノートにとらせたり、先生が口頭で説明していることもノートに書くように仕向けます。また、英語の訳なども当てられた生徒だけが答えるのではなく、全員が答えを出し、隣の人と答えを言い合うようなスタイルをとっています。グループ学習、実験なども積極的に取り入れ、生徒全員が授業に参加できる仕組みをつくっています。

 こういったさまざまな変革があったことで、生徒たちの学習に対する態度も変わってきたそうです。

「今までの受け身の授業では、極端な話、居眠りもできたんです。でも、次々と解答する番が回ってきたら、寝ている場合ではないですよね」

 同校の建学の精神である『創造性の開発と個性の発揮』も、主体的な学びによって実現されます。先生たちは日々、さまざまな取り組みで、生徒の自主性をサポートし続けています。

来るべき大学入試改革に備えて
電気分解の実験をする生徒たち。中学から高校まで実験の機会は多く、主体的に学べる場が提供されています。電気分解の実験をする生徒たち。中学から高校まで実験の機会は多く、主体的に学べる場が提供されています。

 同校のアクティブラーニングへの取り組みは、教育の大きな流れにも連動しています。2020年からの大学入試改革では、より思考力・判断力・表現力が問われることが予想されます。もちろん入試も意識はしていますが、それよりも長期的な視点で、今後の社会に必要な「自主的に考える人間」を育成するのが、同校の狙いです。

宿題は意味がない?独自の宿題メソッドとは?
各教科の先生たちが生徒に問いかけ、生徒たちで答えを探していく授業を展開しています。各教科の先生たちが生徒に問いかけ、生徒たちで答えを探していく授業を展開しています。

「すでに理解していることを繰り返す従来の宿題というのは、本来的な意味がありません」

 と、早川先生。もちろん、同校でも宿題は出ます。しかし、例えば「問題集を10ページやってきなさい」という宿題であれば、その10ページは生徒に自由に選ばせています。数学が得意な生徒は上級者用の問題を、逆に苦手な生徒は基礎問題を選ぶことで、全員が効率的に学べるという仕組みです。

「全国中学高校Webコンテスト」で文部科学大臣賞を受賞

 同校のアクティブラーニングの4つの軸の一つ目は、「生徒個人が自主的に学ぶチャンスがあること」。その取り組みの一つが、外部のWebコンテストへの参加です。同校では中1からWeb制作を学びますが、その成果を発表する場として、2000年から毎年「全国中学高校Webコンテスト」(旧Thinkquest)に挑戦しています。2016年には高校生のチームが「子どもの貧困」をテーマにサイト制作を行い、最優秀賞・プラチナ賞・文部科学大臣賞・日本オラクル特別賞を受賞しました。

受賞作の「SITK子供貧困サミット」。新聞など各種メディアにも紹介されました。受賞作の「SITK子供貧困サミット」。新聞など各種メディアにも紹介されました。
中1から1人1台PCを所有。授業中もグラフや図形の検証をしながら学びます。中1から1人1台PCを所有。授業中もグラフや図形の検証をしながら学びます。
ここにチューモク!
主体的な取り組みは中学時代から必要
早川千春先生早川千春先生

「今の時代は情報があふれすぎていて、生徒が自分の頭で考える機会が昔より減ってきています。つまり、アクティブラーニングとは逆の方向に陥っているのですね。学校や教員が授業を変えていかないと、この状況を打破できないと思っています。大学が入試の方法を変えてきたというのは、その危機感が大学側にもあるのでしょう。先生が言ったことを自分の頭の中に1回入れて、それを行動に移す。中学生のうちから、自分で自分を動かす積極性をもつことが大事です。どう動けばいいのかが見えてくると、生徒は自分から動きます。具体的な指導をしつつ、自主性を促すように見守りたいですね」
(教頭補佐・進路部長/早川千春先生)

(この記事は『私立中高進学通信2016年11月号』に掲載しました。)

芝浦工業大学柏中学校  

〒277-0033 千葉県柏市増尾700
TEL:04-7174-3100

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