Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏学校情報検索サイト

ツイッター フェイスブック

私立中高進学通信

2016年11月号

アクティブラーニングで伸ばす新しい学力

浦和実業学園中学校

国語の4技能“読む・書く・聞く・話す”を磨く『プロジェクトR』

論理的思考力やコミュニケーション力を高める
生徒が英語俳句〈HAIKU〉をつくり、それを日本語の俳句に翻訳するなど、教科の先生がコラボしてユニークな授業を展開。

生徒が英語俳句〈HAIKU〉をつくり、それを日本語の俳句に翻訳するなど、教科の先生がコラボしてユニークな授業を展開。

イマージョン教育の伝統

 音楽や体育などの教科を英語で学ぶ「イマージョン教育」を開校当初から実践してきた同校。その活動は、生徒の頭を活性化させ、能動的に学ぶ姿勢を育てる、まさにアクティブラーニングの狙いそのものの実践といえます。

 同校はこの経験を活かし、「読むこと」を基本に、学習の基本である「書く」「話す」「聴く」の4つの能力を磨く『プロジェクトR』を、国語科の主導で2014年からスタートさせています。

「読む」分野では、たくさんの良本に親しませる工夫をしています。年間10本の読書課題があり、それぞれのテーマに沿ってレポートを「書く」経験を積みます。書評を競うビブリオ・バトルでは「話す」「聴く」活動がミックスされ、さらにおもしろいと思った本をアピールするポップ作りで再び「書く」活動を行います。

 この一連の学びによって、仲間の読んだ本を知り、興味を持って自分から「読む」ようになり、言語を使いこなすのに必要な「読む・書く・聴く・話す」の技能がトータルに磨かれるのです。

 また、短い小説や話を聞いて、その内容を要約して書く「ディクテーション」、肯定・否定の意見を戦わせる「ディベート」なども盛り込んでいます。

『プロジェクトR』のヒントは、同校の英語科の取り組みや姿勢に負うところが大きいのだそうです。

「本校はリーディングやライティング、スピーキング、リスニングという英語の4技能をどう高めるかについて、長年取り組んできました。この4技能をバランスよく磨くのはほかの教科でも可能だと考え、国語の4技能“読む・書く・聴く・話す”を高める取り組みを始めたのです。この国語の4技能は、すべての教科でコミュニケーションや論理的思考力を伸ばす取り組みの一環ととらえています」

 と国語科の小池克弥先生は話します。

国語×英語で俳句を読み解くコラボ授業の試み

 高校生のクラスでは、国語科を基軸に、教科の先生がコラボしてユニークな授業を始めています。例えば国語と英語のコラボ授業では、生徒がいくつかのグループに分かれ、英語俳句〈HAIKU〉と日本語の俳句を作り、それを交換して〈HAIKU〉は俳句に、俳句は〈HAIKU〉に翻訳して発表し合いました。英語表現とともに、俳句の表現の深さや組み立てを学び取る、とても良い機会となったそうです。

 また、国語科と理科のコラボ授業では、実験レポートの書き方を国語科の先生が教え、伝える力を指導しています。このように、思考力や判断力を高める授業を、学校全体で模索しているのです。

学年を越えたトークバトル

 ユニークな課外活動『浦実ゼミ』もその一環です。中1から高3までの有志の生徒が月に1度、放課後に集まり、理系・文系関わりなく一つのテーマを議論します。テーマは「電子書籍と本の未来」「貧困」「新しい科目を1つ増やすなら」など、社会的な問題を取り扱います。毎回白熱した議論になり、その時間は3時間に及ぶことも。

「生徒は普段からさまざまなことを考えています。そのアウトプットの場を用意すれば自ら学んでいくのだと私たちも気づいたのです」

 中学生は高校生の議論に必死についていき、だんだんと自分の意見を言うようになるそうです。生徒からは「こういうのを待っていた!」「毎週やってほしい」という声があがっているそうです。学年を越えた討論は生徒たちには大きな刺激となっています。

Project R
「読むこと」を起点にしたアクティブラーニングへの展開
書評合戦で本の魅力を伝えるビブリオバトル書評合戦で本の魅力を伝えるビブリオバトル
読んでおもしろいと思った本を1人3分間で紹介し、「どの本が一番読みたいか」を投票して競い合います。本の魅力を伝える力と同時に、聞く生徒も刺激を受け読書への動機が高まります。

『プロジェクトR』の起点となるのは、年間10冊の読書課題。先生が今、この時期に読んでほしい本をある程度チョイスして、その中から生徒が好きな本を選ぶスタイルです。例えば中3の6月の奈良・京都教育旅行に向けて、4・5月は奈良や京都を舞台にした作品を読む。20年前から読み継がれている「時間の洗練を経た」ベストセラーに触れる。主人公が同年代の小説を読むなどです。読んでみておもしろかった本を推薦するポップづくりは表現活動の一環。レポートを書くのが苦手な生徒も楽しく取り組めます。

「読むこと」でインプットした知識をアクティブラーニングへと昇華させるには、アウトプットの作業が必要です。そのため、読んだ本を書評し合う「ビブリオバトル」や一つのテーマに沿って「肯定」「否定」の2つの立場から議論を論理的に戦わせる「ディベート」も活発に実施。どちらも生徒の積極性を促すのに最適な活動です。

読書課題に出される本の例
教育旅行と連動 『金閣寺』(三島由紀夫)『古都』(川端康成)『鴨川ホルモー』(万城目学)ほか
同年代の主人公
が出てくる小説
『海辺のカフカ』(上・下)
(村上春樹)
新書は各分野をまんべんなく 『ラーメンと愛国』(速水健朗)『ひっかかる日本語』(梶原しげる)『宇宙はこう考えられている』(青野由利)『農は過去と未来をつなぐ』(宇根豊)『オリンピックと商業主義』(小川勝)、『お坊さんが隠すお寺の話』(村井幸三)
読書から得た知識をアウトプット「ディベート」
和やかながらも議論が白熱する「ディベート」。どの生徒も積極的に参加しています。和やかながらも議論が白熱する「ディベート」。どの生徒も積極的に参加しています。
下調べをして意見を発表する経験を積むことで、作文やプレゼンテーションを苦手に感じる生徒が減ってきているそうです。下調べをして意見を発表する経験を積むことで、作文やプレゼンテーションを苦手に感じる生徒が減ってきているそうです。
Project R
思考力・判断力・表現力が伸びる!
思う存分議論できる『浦実ゼミ』で高まる知的好奇心
浦実ゼミの様子は壁新聞にして掲示されます。毎回、充実した内容に生徒の潜在能力の高さを感じている国語科の小池克弥先生(左)と髙島延年先生(右)。浦実ゼミの様子は壁新聞にして掲示されます。毎回、充実した内容に生徒の潜在能力の高さを感じている国語科の小池克弥先生(左)と髙島延年先生(右)。

 中1から高3までの有志メンバーが、一つのテーマをもとに激論する『浦実ゼミ』。司会を務める髙島延年先生は、答えが一つではない社会問題を議論する場を生徒に与えることの重要性を説きます。

「毎回の白熱ぶりを見ると、生徒のポテンシャルを実感させられることが多いですね。これはテストでは測りにくい力です。今、自分の持っている材料や知識を使って相手とコミュニケーションする力が試されるのです。浦実ゼミを通して大学受験への意欲が増した生徒もいて、始めて良かったと感じています」

月に1度、学年の枠を超えて議論好きの有志が集まる浦実ゼミ。こんなに議論ができるんだと先生方も驚いています。
月に1度、学年の枠を超えて議論好きの有志が集まる浦実ゼミ。こんなに議論ができるんだと先生方も驚いています。

月に1度、学年の枠を超えて議論好きの有志が集まる浦実ゼミ。こんなに議論ができるんだと先生方も驚いています。

(この記事は『私立中高進学通信2016年11月号』に掲載しました。)

浦和実業学園中学校  

〒336-0025 埼玉県さいたま市南区文蔵3-9-1
TEL:048-861-6131

進学通信掲載情報

【生徒会に聞く学校生活】「英語イマージョン」教育で毎日英語を使っています!
【目標にLock On!! 私の成長Story】ハンドボール部キャプテンとして活躍後志望大学合格を成し遂げた文武両道の6年間
【熱中!部活動】生徒主体で活動し自主性を養う
【未来を切り拓くグローバル教育】スピーチコンテストで英語の“発信力”を育てる
【私学の英語最前線】イマージョン授業の草分け “使える英語”を定着
【中学入試のポイント】選べる入試方式に幅広い層の生徒が集まる
【熱中!部活動】部活動を通して成長を促し未来に向かって羽ばたく
【その先に備えるキャリア教育】実学 実践的なビジネス体験で実社会で生き抜く力を育む
【私学だからできるオリジナル教育】学校生活に溶け込む英語イマージョン教育
【学校生活ハイライト】親密なコミュニケーションで言葉とともに多様性を理解する
【中1の始め方】充実のサポート体制で生徒を見守り 将来の夢の実現を応援する
【アクティブラーニングで伸ばす新しい学力】国語の4技能“読む・書く・聞く・話す”を磨く『プロジェクトR』
【学校生活ハイライト】パンフレットも生徒が手作り 合唱祭で得られた自信と成長
【注目のPICK UP TOPIC!】英語でのアウトプット力を高めるために
【10年後のグローバル社会へのミッション】英語に“浸る”毎日で使える英語を身につける
【キャンパスのVISION】勉強も!部活動も!意欲あふれる生徒がのびやかに活動
【部活レポート】生物部
【母校にエール!OGOB interview】卒業後も戻って来たくなる 家族のような学校です
【めざせ 次代のグローバルリーダー】イマージョン教育 10年間の成果 卒業生の国際的活躍
進学通信2016年11月号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ