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私立中高進学通信

2016年10月号

グローバル時代の学び方

トキワ松学園中学校

将来を見据えて学ぶ独自の英語教育

段階を踏みながら国際人としての視野を広げていく
LSの授業では、テンポよくリズムに合わせて英文を読む「リズム・リーディング」で発音のスキルを上げます。
多種多様な人たちとコミュニケーションする力

 グローバルな視野を持ち、クリエイティブに問題解決できる探究女子を育てる―。今年創立100周年を迎えた同校は『思考力教育』、『国際力教育』、『美の教育』を3つの柱とし、世界中どこにいても自分らしく、人生を切り開いていける生徒の育成に一貫して力を注いできました。

『国際力教育』においては、ただ語学力をつけるだけではなく、世界の多種多様な人たちとコミュニケーションを取ることに重きを置いています。

「まずは異なったバックグラウンドやカルチャーを持つ相手の話をよく聞き、理解することが大事です」

 と話すのは、中学校教頭の松本理子先生です。

「世界の人々とコミュニケーションを取るには、自分の考えを頭の中で醸成し、発信する力も必要。言葉の持つ力はとても大きいのです」

「聞く」「話す」力を高める中学校のLS

 中学では英語に親しめる環境づくりを大切にして、教科書を用いた授業とは別に、「聞く」と「話す」に特化した『LS』(Listening & Speaking)プログラムを週2時間行っています。ネイティブと日本人の先生2人によるチームティーチング体制を取っていますが、さらにALT(外国語指導助手)が加わることもあり、生徒一人ひとりにきめ細かく対応しています。

 LSの授業では独自の教材を用いてペアワーク、グループワークなどを実践。お互いを尊重する雰囲気づくりで、次第にどの生徒も戸惑いなく英語で自分の意見を述べられるようになるそうです。

高校はGSで世界を知り視野を広げる

 一方、高校では世界事情や諸問題の背景を英語で学ぶ『GS』(Global Studies)の授業が始まります。まず高1で各国の名前や位置、宗教の違いなど世界について学ぶ土台を固めたあと、高2で「カカオ農園での児童労働問題」、「ファストファッションと劣悪な労働条件」、「スポーツにおける人種差別」といった世界が抱える問題について向き合っていきます。

 GSの授業は基本的にすべてオールイングリッシュです。難解な単語や時事英語も次々に飛び出します。入念な下調べも必要な授業ですが、今、世界で実際に起きている問題を扱っているからこそからこそ、 “生きた”英語が身につき、頭に入りやすいようです。学んだ内容についてはグループで解決策をディスカッションします。高2では解決策を資料にまとめてプレゼンテーション、高3では小論文にも挑み(選択制)、自分の考えをアウトプットする力も養っています。

 独自の授業や多彩な国際交流活動が評価され、2014年にはユネスコスクールにも登録された同校。大学受験の先を見据えた英語教育の実践は、これからも注目を集めていくでしょう。

Action Report File 001
英語劇に挑戦する校内留学と目的意識の高い海外研修
自発的にステップアップしていけるシステムを用意

 同校は校内英語教育プログラムが非常に充実しています。中1を対象に全員参加で行う校内留学では、外部のネイティブ講師を招いて英語劇に挑戦しています。希望者は引き続いて毎年参加することができ、より高度なドラマづくりに取り組んでいきます。

 意欲のある生徒には、海外研修制度も用意。中3から高2が対象の『イギリス多文化研修』は、その名の通り、現地で多国籍の人々と交流する機会が多いのが特徴です。また高1~高2が対象の『アメリカグローバル教養プログラム』はワシントンD.C.で国際関係学を学ぶ内容で、政府機関などを訪問します。さらにイギリスの多文化研修に参加した高1~高2の生徒は、その後、3カ月間の『オーストラリア・ターム留学』にも挑戦できます。

「海外研修に参加した生徒たちは英語力が身につくのはもちろんですが、モチベーションが高まって自発的に勉強するようになります。ターム留学の経験者の中には、海外出張レベルまでTOEICのスコアを取れる生徒もいます」(松本先生)

海外研修では街頭インタビューにも挑戦海外研修では街頭インタビューにも挑戦
語学学校で多くの国の人と触れ合うイギリス多文化研修語学学校で多くの国の人と触れ合うイギリス多文化研修
Action Report File 002
国際交流を通じて英語が国際語であることを実感
多彩な国の人と交流して視野を広げる

 国際交流活動の機会も多い同校。例えば高1では、『インターナショナルアワー』として、英語を母国語としない外国のゲストと交流。さまざまな国の人とコミュニケーションを取ることで英語が“国際語”であることを実感し、文化や宗教の違いなどについても視野を広げています。

 ほかにもクラブ活動の国際交流部も、近隣の大使館職員や海外からの留学生をゲストに招くなどして活発に活動中です。

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LSとGSは専用の教室で!ICT機器もプレゼンなどに応用
英語のスキルを効果的にアップさせる充実の設備

 LSやGSの授業は防音設備を備えた『イングリッシュルーム』で行い、正確な聞き取りや発音ができるように配慮されています。可動式の間仕切りで2つに分け、2クラス同時に授業を行うこともあれば、一つの大きな部屋として英語活動に使用することも可能です。

 またタブレットや電子黒板といったICT機器も授業に適時、活用しています。例えば中学生が対象の『イングリッシュデイ』は学年ごとに違うテーマで調べ学習を行い、英語で発表する行事ですが、多くの生徒がICT機器を上手に使ってプレゼンテーションしています。

ICTツールをフル活用して英語でプレゼンテーション
ICTツールをフル活用して英語でプレゼンテーション(1)
ICTツールをフル活用して英語でプレゼンテーション(2)

(この記事は『私立中高進学通信2016年10月号』に掲載しました。)

トキワ松学園中学校  

〒152-0003 東京都目黒区碑文谷4-17-16
TEL:03-3713-8161

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