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私立中高進学通信

2016年10月号

グローバル時代の学び方

八雲学園中学校

姉妹校交流が学習意欲を喚起する

25年間の歴史! アメリカ名門校の高校生と交流
姉妹校ケイトスクールの生徒とそのホストファミリーとなった八雲学園の生徒たちによる“さよならランチ”。ケイトスクールは共学で、男子生徒も一緒に過ごしました。

姉妹校ケイトスクールの生徒とそのホストファミリーとなった八雲学園の生徒たちによる“さよならランチ”。
ケイトスクールは共学で、男子生徒も一緒に過ごしました。

英語に触れる機会を増やす授業と多彩な行事

 青年実業家としてアメリカで活躍し、その後、同校を創立した初代校長の近藤敏男先生の体験が、同校のグローバル教育の原点です。

「近藤先生が渡米当時に語学で苦労した経験から、本校は真の国際人の育成を学校の目標として掲げ、創立当時から英語教育に力を入れてきました」(中学副部長/衛藤康弘先生)

 英語の授業は、中1は週8時間、中2~中3は9時間を確保。さらにオーラルコミュニケーションの授業も週に1時間設けられています。英語の行事も多彩に実施しており、レシテーションコンテストやスピーチコンテスト、文化祭での朗読劇、英語劇、さらに12月には『英語祭』が開催され、朗読劇や英語劇のほか、英語を使ったクイズやゲーム、展示なども行っています。英語を使って発表を行うのが、“当たり前”の環境を作っているのです。

同世代の外国の生徒から刺激を受ける姉妹校交流
ケイトスクールの生徒たちとのお別れ会。一生懸命に日本語で滞在中の感想を語ります。言葉に詰まると、同校の生徒が英語でサポート。短い間にも友情の絆が芽生えています。ケイトスクールの生徒たちとのお別れ会。一生懸命に日本語で滞在中の感想を語ります。言葉に詰まると、同校の生徒が英語でサポート。短い間にも友情の絆が芽生えています。

 英語を使って外国人とコミュニケーションする機会として、姉妹校との交流があります。アメリカ、カリフォルニア州サンタバーバラの全寮制名門校ケイトスクールとは、1991年に姉妹校締結をして以来、25年もの長きにわたり交流を続けてきました。2016年6月は、14名の生徒を迎えました。同校に通うだけでなく、同校の生徒の家庭に2週間のホームステイをして、一緒に学校に通うのが恒例です。

 来日した生徒の目的は、日本語を学ぶことです。学習歴は長くありませんが、日本文化や歴史に関する講義を日本語で受け、ホストファミリーや生徒たちと一生懸命に日本語で会話する姿に、同校の生徒たちは大いに刺激を受けるそうです。英語と日本語が混じり合う会話をするうちに、みんな驚くほど仲良くなります。同年代の英語圏の生徒との交流は、英語力を伸ばす意味でも、コミュニケーション力を磨く意味でも、とても有意義な機会となっているのです。

「ケイトスクールから来た生徒たちは、1~3年程度日本語を学んだだけですが、本校で日本語の授業を受け、生徒たちと自由におしゃべりしています。その様子を見て、本校の生徒たちも『私たちも、もっと英語を話せるようになろう!』と意欲がわくようです」

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アメリカの文化と生活に触れる2週間
アメリカの大学の授業を体験

 英語力に、さらに磨きをかけるのが、中3の2月に体験するアメリカ海外研修です。中3全員が2週間、カリフォルニア州サンタバーバラにある同校の海外研修センター『八雲レジデンス』に宿泊。入国手続きを自分で行うほか、レストランで料理を自分たちで頼み、支払いまでを経験するなど、主体的に行動する機会が多いのが特徴です。

 この研修ではカリフォルニア大学サンタバーバラ校にて、同校向けに組まれた英語教育カリキュラムを受講します。生徒12〜13名に専任講師が1人つき、じっくりと生きた英語を学び、午後は学校の外に出て、講義の内容に合わせて博物館を訪れるなど文化的な体験をして理解を深めます。姉妹校のケイトスクールとの交流もあり、英語とアメリカ文化にたっぷりと浸る2週間を過ごすことができるのです。また、高1~高2の希望者を対象に、3週間の研修と高1選抜者対象の3カ月語学留学プログラムも用意されています。

標高400メートルの丘の上に立地大自然を満喫できる八雲レジデンス
アメリカ海外研修では同校の海外研修センター『八雲レジデンス』に滞在。自分たちで夕食を作る経験もします。アメリカ海外研修では同校の海外研修センター『八雲レジデンス』に滞在。自分たちで夕食を作る経験もします。
現地の人々に日本文化を伝えます。さまざまな触れ合いから、他国を知り、国際感覚を磨く経験ができます。 現地の人々に日本文化を伝えます。さまざまな触れ合いから、他国を知り、国際感覚を磨く経験ができます。

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60名を超えるネイティブと過ごすイングリッシュファンフェアー
さまざまな立場のネイティブと英語で会話
英語が通じる楽しさを体験7~8名のグループごとに1人のネイティブがつき、お茶を飲んだり、ゲームやクイズを楽しみながら英語でコミュニケーションを図ります。英語が通じる楽しさを体験
7~8名のグループごとに1人のネイティブがつき、お茶を飲んだり、ゲームやクイズを楽しみながら英語でコミュニケーションを図ります。

 生きた英語を学ぶ場として、同校では毎年『イングリッシュファンフェアー』を開催しています。フェアーには60~70人ものネイティブが来校。一般企業に勤務している方、主婦の方などいろいろなバックグラウンドを持つ方々が集まります。

 このフェアーは、英語での楽しいおしゃべりを体験することが目的。生徒たちは中1から英語の朗読劇を文化祭で披露するなど、人前で英語を発することに慣れているせいか、物怖じせずに英語で話しかけていくそうです。ネイティブの方々に生徒たちは生き生きと質問をし、生きた英語を実践する場となっています。

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毎月1回の芸術鑑賞
真の国際人になるために本物を見る目を育てる

 同校では2012年からイエール大学のアカペラグループを招いて交流行事とコンサートを行っています。前日には授業や部活動に参加してもらい「日本」を体験してもらうのです。

 同校では、本物に触れることを大切にしており、毎月1回芸術鑑賞の日を設けていますが、イエール大学ともこの芸術鑑賞をきっかけに交流が始まりました。

「真の国際人となるには、まず日本人としてのアイデンティティがなければなりません。芸術鑑賞で観劇、美術・音楽鑑賞、日本の文化や歴史の探求を行うこと。そして、国内外で外国人と交流し、異国の文化に触れる。そのうえで感じたことを英語で伝える。これらのバランスを大切にしています」(衛藤先生)

イエール大学のアカペラグループが熱唱イエール大学のアカペラグループが熱唱
同校の声楽部と歌のコラボレーション同校の声楽部と歌のコラボレーション
先生から一言
ケイトスクールとの共通点は命を大切にし、やさしい心を育てること
中学副部長/衛藤康弘先生中学副部長/衛藤康弘先生

「本校では、英語教育と豊かな感性を育む芸術鑑賞に力を入れて国際社会で活躍する人材を育成しています。同時に、将来命を育てる女性として、心身ともに健康であること、思いやりの気持ちを持てる人間であることを大切にしています。ケイトスクールも国際教育に力を入れつつ、人間教育に重きをおいている点で共通しています。これからもアメリカ海外研修やホームステイの受け入れなど互いに協力しあって、より良い人間教育を行っていきたいと考えています」

(この記事は『私立中高進学通信2016年10月号』に掲載しました。)

八雲学園中学校  

〒152-0023 東京都目黒区八雲2-14-1
TEL:03-3717-1196

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