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私立中高進学通信

2016年10月号

グローバル時代の学び方

専修大学松戸中学校

留学生と英語で対話する2日間

英語への集中力を高める『ISAプログラム』
会話から、自分の額に付けている人物が誰なのか当てるゲームに英語でトライ。
ヒントを考えて英語で話すのは難しいですが、留学生が上手にリードしてゲームを進めます。

会話から、自分の額に付けている人物が誰なのか当てるゲームに英語でトライ。
ヒントを考えて英語で話すのは難しいですが、留学生が上手にリードしてゲームを進めます。

海外への修学旅行直後に英語力の仕上げを行う

 国際社会で活躍できるリーダーの育成をめざし、英語教育に力を入れている同校。ネイティブ教員の授業やアメリカへの修学旅行、姉妹校との交換留学など、多様なプログラムを実施し、2016年4月に高校に上がった内進生たちは72%もの生徒が英検準2級に合格という成果を上げています。

 そんな同校が2014年より導入しているのが、毎年7月、中3を対象に実施する『ISAプログラム』です。これは、東京大学大学院などへ通う外国人留学生を招いて、2日間をかけて英会話や英語プレゼンテーションのスキルを学ぶというものです。このプログラムを導入したきっかけについて、国際教育担当の五味先生が話してくれました。

「毎年、中3はアメリカのネブラスカ州へ修学旅行に行きます。その際に芽生えた英語への意欲を、どう維持するかが本校の課題でした。都内のある学校が海外研修の直後にISAプログラムを導入していることを知り、本校に合わせた形で3年前から導入したのです」

留学生・講師が生徒のドラフトを添削

 今年のISAプログラムには、2週間前にネブラスカの修学旅行を体験した同校の中3生148名が参加しました。各クラスに講師1人と5人の留学生が配属されます。まずは生徒たちと英語でクイズやゲームを楽しんで、緊張がほぐれたところで、さまざまなトピックをグループで話し合い、意見を交換し合います。

「あなたの好きな教科は?」「家族は何人?」といった簡単な会話に加え、「イギリスのEU離脱をどう思うか?」「TPPに賛成か?」といったグローバルな課題まで話し合います。このあたりが、単なる交流プログラムとは違うところです。中3の英語力で多国籍の人々と会話するのは大変なことですが、留学生たちが非常に上手にサポートしてくれるので、生徒たちは知っている単語を総動員して、必死に英語で話そうとします。そのため、英語力だけでなく、コミュニケーションスキルも磨かれていくのです。

 2日目はさらに英語によるプレゼンテーションの基礎を学習します。そして、プログラムの最後には一人ひとりがクラス全員の前で『マイドリーム=自分の夢をどう実現するか』をテーマにした英語のスピーチを発表します。プレゼンテーション用のドラフトは、講師や留学生たちがしっかり添削してくれるので、英作文の訓練にもなります。

「昨年、本校では初めて、1年間の長期留学の希望者が2ケタを超えました。この学年はISAプログムを受けた最初の世代。着実に成果は上がっています」

 2日間、英語漬けとなるISAプログラムは、同校の生徒たちにとって、大きな意義のある体験となっています。

Action Report File 001
将来成長の見込まれるアジア・アフリカ地域に注目
10年後の世界を疑似体験

 同校のISAプログラム最大の特徴は、英語を母国語としない国から来た留学生たちを招いている点にあります。講師には欧米人スタッフが混じっていますが、各クラスに配属される留学生たちはアジア・アフリカ・中南米など、非英語圏の出身者です。その理由は2つあると五味先生は語ります。

「一つには、お互い英語が母国語ではない者同士の交流で、生徒の気持ちのハードルを下げてあげること。もう一つは、今の生徒たちが社会に出る頃には、非英語圏の者同士での英語でのコミュニケーションが主流になるだろうという予測です。生徒たちはこのプログラムを体験することで、将来の環境を疑似体験していることになります。急速にグローバル化する社会の中で、英語教育にも変化が求められているのです」

各クラスに配属された留学生の出身と在学大学
留学生の出身国 在学大学
Aクラス ホンジュラス、フィリピン、インド、ネパール、スリランカ 東京大学、東京大学修士課程 など
Bクラス ベトナム、モロッコ、ロシア、インド、イラン、パキスタン 東京大学、東京大学修士課程、筑波大学 など
Cクラス インドネシア、ロシア、コロンビア、スリランカ、イスラエル 東京大学、東京大学修士課程、早稲田大学修士課程 など
Dクラス インドネシア、中国、アルジェリア、ロシア、スリランカ 東京大学修士課程・博士課程・研究員、早稲田大学修士課程 など
Eクラス フィリピン、スリランカ、インドネシア、ネパール、メキシコ、パキスタン 東京大学、東京大学修士課程、筑波大学博士課程、上智大学 など
萌さん(中3)私の家は農家なので、TPPについて日本の農家の立場から発言したかったのですが、英語で伝えるのは難しかったです。もっと英語力を磨きたいです。華音さん(中3)国際交流委員会にも入っていて、英語が大好きです。将来は国際関係の仕事をしたいと思っているので、ISAの経験を将来に生かせたらいいなあと思います。萌さん・中3(左)
私の家は農家なので、TPPについて日本の農家の立場から発言したかったのですが、英語で伝えるのは難しかったです。もっと英語力を磨きたいです。
華音さん・中3(右)
国際交流委員会にも入っていて、英語が大好きです。将来は国際関係の仕事をしたいと思っているので、ISAの経験を将来に生かせたらいいなあと思います。
駿さん(中3)英語でがんばって話してみたのですが、難しいと思ったのは、正確な表現をしないと伝わらず、違う意見としてとらえられてしまう場合もあることです。「いかに英語で正しく伝えるか」を目標にしたいです。優一さん(中3)ISAの留学生は、努力して英語をマスターした方たちなので、「英語がわからない」という苦しみを理解してくれています。そこをお互いわかりあって交流できたのがよかったです。駿さん・中3(左)
英語でがんばって話してみたのですが、難しいと思ったのは、正確な表現をしないと伝わらず、違う意見としてとらえられてしまう場合もあることです。「いかに英語で正しく伝えるか」を目標にしたいです。
優一さん・中3(右)
ISAの留学生は、努力して英語をマスターした方たちなので、「英語がわからない」という苦しみを理解してくれています。そこをお互いわかりあって交流できたのがよかったです。
対話で得た知識や絆は一生の宝物対話で得た知識や絆は一生の宝物
楽しく語り合い時には真剣な議論に発展することも楽しく語り合い時には真剣な議論に発展することも
Action Report File 002
ネブラスカ修学旅行を中心に英語体験豊富な6年間
英語漬けの2週間を全員が体験
アクティビティを通しアメリカの文化に触れる旅アクティビティを通しアメリカの文化に触れる旅

 昼食の時間にネイティブ教員と交流できる『ランチタイムアクティビティ』や、姉妹校との文通、アメリカからのインターン生の受け入れなど、日常的に英語に触れる機会を設けている同校。その集大成といえるのが、中3のアメリカ・ネブラスカへの約2週間の修学旅行です。現地では、アメリカ人のメンターが各班に1人ずつ配属され、慣れない現地での生活をサポートしてくれます。また、5日間英語だけで行われるサマースクールを、現地の小・中学生とともに体験。演劇やビデオ制作など体験型の授業を受けることで楽しみながら英語に慣れ、英語での会話もスムーズになります。寮生活のあとは、各自、授業で文通を続けてきた家庭を中心に3泊4日のホームステイへ。徹底的に英語力が磨かれる2週間です。

(この記事は『私立中高進学通信2016年10月号』に掲載しました。)

専修大学松戸中学校  

〒271-8585 千葉県松戸市上本郷2-3621
TEL:047-362-9102

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