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私立中高進学通信

2016年10月号

グローバル時代の学び方

東京成徳大学中学校

中3全員参加のターム留学
2020年に向けて始動

ニュージーランドで過ごす3カ月間で英語力も心も大きく成長
ニュージーランド留学でしっかりと英語を身につけ、一回り大きくなって帰ってくる生徒たち。

ニュージーランド留学でしっかりと英語を身につけ、一回り大きくなって帰ってくる生徒たち。

全員参加の3カ月留学

『創造性』と『自律』を教育の柱として掲げてきた同校で、2017年度入学の生徒から、中3時に全員が参加するニュージーランドターム留学を開始することが決定しました。グローバル化が加速する現代に通用する語学力と国際感覚を身につけることを目的に、北部の街オークランドの中学に約3カ月間、一学期間の留学を実施する予定です。

「これまで、希望者を対象にニュージ―ランド短期留学を13年間行ってきました。すでに500人以上の生徒がこのプログラムを体験しています。毎年、プログラムの参加希望者が増加し、現中3は学年の約半数の生徒が参加を希望しています。そのような背景があって、本校は今後のグローバル教育の柱として、中3全員参加のターム留学を計画しています」(副校長/中村雅一先生)

コミュニケーションツールとしての英語へ

 これまで行ってきたニュージーランド留学では、まずオークランドにある語学学校のダイナスピークに入校します。この学校はダイレクトメソッドを使って「聞く」と「話す」の力を伸ばす語学学校として国内外で有名です。生徒たちは2週間の英語研修で自信をつけた後、オークランド内の25校の中学に分かれて留学生活に入ります。

「1校につき、だいたい2~3人の生徒が配分されるようにしています。大勢の日本人の友達と同じ学校に入っては意味がありません。日本語が通じない環境にすることで、生徒たちも本気で英語に向き合うようになるのです。

 ニュージーランドの学校は留学生の受け入れを積極的に行っていて、どの学校でも10%から15%は留学生を入れるようにしています。このため、アメリカなど英語圏の学生や、アジア圏の学生とも交流することができるので、コミュニケーションの幅が広がるのです。はじめは自分から英語で話しかけられなかった生徒も3カ月で驚くほど英語での会話が上達します。

 13年間ターム留学を実施してきた経験を生かして、今度は中3全員の英語力を伸ばしていきたいですね」

人間的にも大きく成長

 留学先に分かれてからは1家庭に1人のホームステイとなり、生徒たちはそれぞれ一般家庭でお世話になります。日本で家族と暮らしている時とは違い、洗濯物など自分でしなくてはいけないことも出てきます。

「両親がいかに自分のために日々いろいろなことをしてくれているかが、身に染みてわかるようです。“生きているだけで勉強になった3カ月”と振り返った生徒もいました。帰国後は自主性の成長も目を見張るものがあります。この点も、全員留学に踏み切った大きな要素です」

※ダイレクトメソッド……先生が行う英語の質問に対して、生徒はスピーディに英語で答えていくという英語習得のレッスン形式。
オウム返しのように言葉をやり取りしながら、英語に慣れていきます。

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中1からオールイングリッシュ授業
日本のこともしっかり勉強
中1から聞く力・話す力を伸ばす
ネイティブの先生がていねいに指導ネイティブの先生がていねいに指導

 3カ月の留学をするには準備も必要です。中1の英語の授業ではオールイングリッシュの時間を週に3時間確保し、英語を聞き取る力と会話力を伸ばします。また、ホームルームを英語だけで進めるなど教科以外での取り組みにも積極的です。学校を挙げて行うスピーチコンテストは、学年が上がるにつれてテーマも高度になります。テーマは毎年変わりますが、中1は「家族」や「部活」などについて身近な話題、中2では「将来の夢」、中3では「日本の紹介」というように、段階的に外へ目が向けられるような仕組みになっています。

「日本人である以上、海外に出た時には日本のことを聞かれるのは必須です。中3は母国である日本についての学びを深めて、翌年1月からの留学先で日本を紹介できるようにするのも狙いの一つです」(中村先生)

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自信をつける3カ月自立心も同時に育つ
ホームシックを乗り越えて強くなる

 留学して初めの1カ月はホームシックにかかる生徒もいるようです。ここが親子の正念場。日本との連絡は一切しないように指導します。「よくも悪くもインターネットで世界がつながってしまう世の中です。親と連絡をとるのは簡単にできてしまいますが、親離れ、子離れとしても大切な時期です。生徒は必ずホームシックを乗り越えます。親御さんには少し離れたところから見守っていただきたいと伝えています。帰国後、驚くほどたくましくなったお子さんとの対面が待っているはずです」(中村先生)

 現地からは2、3週間ごとに現地の様子を伝える通信が届きます。博物館など現地の観光地も見学、写真で見る元気な様子に親も安堵するそうです。

留学で一緒に過ごした同級生とも絆が強まる留学で一緒に過ごした同級生とも絆が強まる
英語で対話できるよう学ぶ態度は真剣そのもの現地で英語をしっかりと学びます。ニュージランドのスポーツや音楽などを体験する機会もあります。英語で対話できるよう学ぶ態度は真剣そのもの
現地で英語をしっかりと学びます。ニュージランドのスポーツや音楽などを体験する機会もあります。
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いざ!現地家庭での生活へホストファミリーとの楽しい日々
英語を学び異文化をたっぷり体験
日常の触れ合いが英語力とコミュニケーション力を磨く日常の触れ合いが英語力とコミュニケーション力を磨く

 語学学校での研修が終わり、留学先の現地校に通うようになると、住まいもホームステイに替わります。友だちとも離れ、日本語が通じない環境のなかで支えてくれるホストファミリーとは、一生ものの絆を結ぶことができます。ホストファミリーと一緒に買い物に行ったりピザを作ったり! 勇気を持って英語で会話して得た経験は、生徒たちを大きく成長させてくれます。海外を経験し人間的にも成長した子どもたちは帰国後の3年間でさまざまに活躍していきます。留学をきっかけに国際的なことを学びたいと進学の方向性を決める生徒も出てきます。

留学生への対応に慣れているため、ニュージーランドの高校生たちはフレンドリーに接してくれます。
異国の同世代の感覚にカルチャーショックを受けることも。

(この記事は『私立中高進学通信2016年10月号』に掲載しました。)

東京成徳大学中学校  

〒114-8526 東京都北区豊島8-26-9
TEL:03-3911-7109

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