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私立中高進学通信

2016年10月号

6年間のメンタルケア

目黒学院中学校

カウンセラーと生徒指導部を中心に
学校全体が家族のように心の成長をサポート

米本 玉緒 先生 ●カウンセラー

中高一貫・少人数制のメリットは、個性を発揮できるチャンスが多いということ。生徒の考え方や性格、環境などもしっかりと把握したうえで成長をサポートしますので、安心して毎日を過ごしてほしいです。メンタルケアも安心感を重視して行っています。

土田 ひさし 先生 ●生徒指導部 主任

校長は本校の目標の一つに「実力派紳士・淑女の養成」を掲げています。「実力派」とは持てる力を、世のため人のために使える人のことではないでしょうか。その考えを6年間でしっかりと生徒に伝え、生徒が真の実力派となって本校を卒業できるよう導いていきます。

本間 金栄きんえい 先生 ●教頭

本校の生徒には40代で輝いていてほしいと考えています。社会に出て生き抜き、輝く力をつけるために、6年間、私たち教師は一人ひとりのペースに合わせて常に傍らでサポートしますが、大切なのは生徒の自立心。生徒の自立心の向上にも力を入れています。

少人数制だからこそ一人ひとりを徹底把握

 明るい日差しの入る多目的ホールで、生徒たちがテーブルを囲み自習をしています。

「6年(高3)生が2年(中2) 生に英語を教えていますね。中高一貫コースは各学年1クラスで人数も10人前後と少人数です。生徒同士はもちろん教員とも結び付きが強くなります」(教頭/本間金栄先生)

 この結び付きを支えているのが、カウンセラーと生徒指導部の存在です。同校は中高一貫コースの導入に合わせ、カウンセラーを配置しました。今後の社会情勢を見据え、心身共に成長の著しい6年間を的確にサポートするためです。

「本校のカウンセリングは生徒からの相談を『待つ』のでなく、いわば『攻め』の姿勢で生徒たちに接するのが特徴です」(カウンセラー/米本玉緒先生)

 一般的に、カウンセラーや生徒指導部は、生徒に何か問題が起きた場合などに動くものですが、同校は問題を未然に防ぐ取り組みを大切にしています。特に入学して最初の2年間に重点を置き、職員室の目の前に中1・中2の教室を配置しました。

「授業中も担当教科に関係なく、教師は自由に教室を出入りします。常に教師がそばにいることがあたり前の環境です。勉強の相談だけでなく、さまざまなことを話せる雰囲気を教師の側から作っていきます」(本間先生)

「生徒指導部は、毎朝校門に立って生徒を迎えます。チェックしているのは、服装や頭髪などの身なり以上に『生徒の表情や言葉』です。普段から注意深く生徒に目を配っていますので、ちょっとした変化にもすぐに気付き、対応できます。また、毎朝先生が校門にいる状況は、生徒に安心感を与える効果もあるようで、朝一番に生徒から相談を受けることもあります」(生徒指導部/土田恒先生)

 揺れ動く多感な時期、不安な気持ちを抱えた日にも「学校に行けば、朝一番にあの先生に話せる」と思えるのは、生徒にとって大きな心の支えです。

「友達、家庭、成績、将来。この年齢の子どもたちは実にいろいろな感情を心に抱えています。カウンセラーの立場として、その気持ちを何でも吐き出してもらいたいと思っています。もし仮に、本人が『悪い』と感じることをしてしまったとしたら、そのことを叱るのではなく『なぜそうなってしまったのか』と、その生徒の心の動きを大切にして耳を傾けるようにしています」(米本先生)

 米本先生は、その生徒が人格形成において、今どのような段階にあり、何に傷つき、そこから何を学び、何を得て成長していくのかということを念頭に置きながら傾聴し、生徒にかける言葉を変えていくそうです。「卒業後も、プライベートでも、いつでも相談の連絡がきてしまうんです」という言葉とは裏腹に、満面の笑顔で打ち明けてくれました。

生徒は「自分の子ども」
学校全体が家族のよう

 同校は「三位一体の教育」を大切にしています。生徒本人の努力、学校の教育以外に「成長には家庭の協力が欠かせない」ことを表しています。コミュニケーションを大切にしている米本先生は、保護者の顔を全員記憶しているそうです。

「1年生の保護者会では、保護者と教員とカウンセラーが車座になって『私たちは同じ立場、みんなで子どもたちを育てていきましょう』と話し、保護者の皆さんには『どの生徒のことも、自分の子どもと思ってほしい』とお願いします。成長の過程においては、生徒同士がぶつかり諍いとなる場合もあるでしょう。そんな時こそ自分の子どもと対立してしまった生徒のことも、自分の子どもと同じように思いやってほしいのです」(本間先生)

「生徒同士のつながりも積極的に作らせます。毎年4月下旬に行う校外学習では、親睦を深めるために、1日をかけてバーベキューや散策などを、学年を越えて楽しみます。体育祭の出し物や、梧林祭(文化祭)、プレゼン技法研究発表会なども、必ず他学年と一緒に行っています」(土田先生)

 少人数だからこそ、生徒同士も深い関係性が築けます。そしてそれを支える保護者と教員が一丸となり、全生徒の成長をサポートします。

「小さな学校ですので生徒・保護者・卒業生・教員、それに事務のスタッフと、関わる全員が学校生活を楽しんでいます」(米本先生)

 少人数のメリットを最大限に利用し、生徒一人ひとりが学校生活で関わる人とのコミュニケーションの密度を高める。この取り組みこそが、6年間を有意義で豊かなものにしているのです。

目黒学院の取り組み
相談室
相談室

室内は生徒の手づくりポスターや看板などで飾られています。「生徒は気軽なおしゃべりにも訪れます。そこから悩みや不安の種を見つけ出します」と米本先生。

教室配置の工夫
教室配置の工夫

職員室は常に開放されており、いつでも生徒を受け入れられるようにしています。中1・中2の教室は目の前です。

梧林ごりん祭!
みどころ
梧林祭

「中3のUSセミナー、高2のアジアセミナーの発表会は、毎年生徒たちが趣向をこらしていますので、ぜひご覧ください!」(土田先生)

「名物は校長先生特製の『鉄板焼きそば』です。ぜひご賞味ください」(本間先生)

「本校までの道のりにある、高架下のペイントにも注目してください! 地域の方と警察の協力で本校生徒、卒業生で描き上げました」(米本先生)

(この記事は『私立中高進学通信2016年10月号』に掲載しました。)

目黒学院中学校  

〒153-8631 東京都目黒区中目黒1-1-50
TEL:03-3711-6556

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