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私立中高進学通信

2016年10月号

その先に備える キャリア教育

立正大学付属立正中学校

実践
段階的に積み重ねた知識を進路選択へのステップに

自ら学び、進んで考え、決断する。
理想を実現するために考え抜く力をキャリア教育で実践。
中2の「職場訪問」の前には、その土台となるスキル講座が開かれています。
ワークショップでは壁新聞を製作し、グループ発表を行いました。

ワークショップでは壁新聞を製作し、グループ発表を行いました。

 修行と修学の2つの道を志す「行学の二道」を教育目標に掲げ、勉学への情熱と豊かな人格を育てる教育を行っている同校。仏教系の学校らしい質実剛健な校風の中、長年のノウハウを活かしたキャリアデザイン教育を積極的に実践し、「将来を考える学習」をめざした総合的な学習の時間を確保しています。

「学校の中だけではなく、社会がどういうものであるのかを実際に知り、考える機会を多く持つことが、最終的には自分の職業決定、進路決定の一助になればと考えています。中学での3年間は『知る』をテーマとし、高校では『積み重ねた知識を元に進路を具体化、実現する』が目標です。習熟度に応じた、きめ細かな授業と希望する進路に向けた徹底した指導を行っています」(杉山茂巳先生)

 早い時期から進路を模索するためには、世の中の仕事を知ることが大切という考えのもと、まず中1ではさまざまな業界で活躍する卒業生から話を聞き、職業への関心と理解を深めます。

「昨年は、新幹線の運転士や北海道で猛禽類の研究をしているOBなどをお呼びしました。自分の将来像を身近に考える機会になったことでしょう」

 中2では、実際に会社や企業を訪問する「職場訪問」を実践。訪問前には事前準備としてマナー講習を受講し、訪問する企業についてリサーチを行います。そして、中3では3日間の「職場体験」を積み、職業観を養います。高校生になると文系・理系に分かれて進路目標を絞り込み、最終学年の6年生は、40〜50の豊富な選択授業から目的に合う講座を受け、目標実現のためにまい進します。

 このように、同校では6年間をかけて段階的にキャリア教育を行うため、それぞれの知的関心と進路に合わせた知識を構築できるところが大きな魅力だと言います。

「本校のキャリア教育は、受け身ではなく、自ら調べ、まとめ、自分の意見を発表する機会も併せ持っています。中2生の職場訪問では、事前に講習も行います。新聞記者からインタビューや記事をまとめる技術を学ぶため、より実践的な行動に結び付けることが可能です。知識や見聞を広げ、考え、発信することで、生徒たちは未来を見つめ、自発的な学びの力を身につけていくのです」

レクチャーとワークショップを担当した読売新聞東京本社教育ネットワーク事務局専門委員の石田汗太先生。レクチャーとワークショップを担当した読売新聞東京本社教育ネットワーク事務局専門委員の石田汗太先生。
実践を重んじる同校は、「調べる」「読み取る」「表現する」機会が数多くあります。実践を重んじる同校は、「調べる」「読み取る」「表現する」機会が数多くあります。
Report
1. 質問力・インタビュー力を高めるレクチャーを受ける
職場訪問に向けて、興味津々。職場訪問に向けて、興味津々。

 中2生は「職場訪問」で社員の方へのインタビューを行い、班ごとに「職業新聞」を製作します。事前に、そのスキル講座として、新聞記者からレクチャーを受けます。効果的な質問やインタビューの心構えなどの実践的な話に、生徒は真剣に耳を傾けていました。

2. 自分の考えを魅力的に伝えるプレゼン能力を磨く

 レクチャー後のワークショップでは、職場訪問の班ごとに分かれ、関連する業界や興味のある分野について記事を集めます。気になる記事をグループ内で、それぞれがプレゼンし、トップ記事を選びます。

記事を探す作業は、短時間で情報を集める訓練にもなります。記事を探す作業は、短時間で情報を集める訓練にもなります。
先輩たちが行ったワークショップのまとめを参考にします。先輩たちが行ったワークショップのまとめを参考にします。
3. 考えをまとめ意見を述べる

 集めた記事は班で壁新聞にまとめます。班で話し合い、「惹きつける」見出しを考えるのも壁新聞製作の大事な要素。相談したり意見を出し合ったり、大きな討論が湧き上がっている班もありました。

グループで協力し合い、1枚の壁新聞を製作。手分け作業もグループ活動の難しさの一つです。

4. 他人の考えを聞き理解を深める
「なぜ、この記事を選んだのか」。発表することでより深く相手へ伝えます。「なぜ、この記事を選んだのか」。発表することでより深く相手へ伝えます。

 ワークショップ後にグループ発表を行い、情報を共有します。限られた時間の中で、総合的なスキルを身につけた生徒は、翌週の職場訪問とその後のレポート作成などにそのスキルを活かしていきます。

(この記事は『私立中高進学通信2016年10月号』に掲載しました。)

立正大学付属立正中学校  

〒143-8557 東京都大田区西馬込1-5-1
TEL:03-6303-7683

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