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私立中高進学通信

2016年10月号

アクティブラーニングで伸ばす新しい学力

目白研心中学校

異文化理解と発信力を高める社会科「世界事情」の授業

グローバルリーダーを育てる“英語の目白”のグローバルな取り組み
自ら知りたいことを発見して調べ、情報を独自に収集して資料を作成して発表する「ニュージーランドを学ぶ」の授業は、プレゼンテーション能力も向上。

自ら知りたいことを発見して調べ、情報を独自に収集して資料を作成して発表する
「ニュージーランドを学ぶ」の授業は、プレゼンテーション能力も向上。

貴重な海外体験に向けて身近なテーマを授業に
教頭の長谷良一先生教頭の長谷良一先生

 同校のアクティブラーニングの取り組みは現在、中3から生徒が選択する3コースの中でも、英語対話力に秀でたスペシャリストを育成する『Super English Course(SEC)』が積極的に導入。残りの2コース――『特進コース』と『総合コース』での本格導入に先駆け、さまざまな授業法を研究・実践しています。

「SECがめざしているのは、英語でのコミュニケーション力の徹底的な向上です。英語で自分の考えを発表できるプレゼンテーション力。グループワークによって多様な考えを認め合い、話し合って解決を導く力。これらを高めて高3では将来、グローバルリーダーに必要なファシリテーション力をしっかり身につける授業を、各教科で行っていきます」 (教頭/長谷良一先生)

 なかでも高校の英語科と社会科で重点的に取り組んでいるのが、異文化理解力の向上です。高2の社会科「世界事情」の授業では、ニュージーランドへの理解を深めるプレゼンテーション型授業が展開されていました。

「SECでは、中3でカナダ語学研修を経験し、高2の夏休み期間にはニュージーランド70日間留学という大きな海外体験をします。そのため、高2の1学期は、ニュージーランドの文化や生活、伝統に興味と関心を持って旅立てるように、生徒たちそれぞれがテーマを決めて調べ学習を行い、プレゼンテーションを行うカリキュラムを実施しています。生徒が身近な題材を自ら調べ、知識を吸収、発表することで、海外体験への意欲や視野を広げていくのです」

先生同士がノウハウを共有し切磋琢磨する環境

「アクティブラーニング型授業の推進には、各教科のSEC担当教員の意識向上と授業ノウハウの蓄積が不可欠です」

 と教頭の長谷先生は言います。そのために、それぞれの授業で実践した内容をプリント化して教科会議で共有しながら、校長以下、教員が授業を積極的に見学し合って、より良い学習法を習熟しています。もちろん、電子黒板と生徒が1人1台ずつ所有するiPadをフル活用したICT授業にも積極的に取り組んでいます。

「現在、SECではICTツールを使った授業もかなり定着してきたところです。iPadの活用は、カナダの英語学習プログラム『smrt』を使用する英語科の授業が先んじていますが、他の教科でも、プレゼンテーション型授業で積極活用しています。また、教員が授業でのより効果的なICTの活用方法を随時工夫しています。これからも、より多角的にアクティブラーニングを推し進めていきたいですね。生徒たちがグローバル社会で活躍できるように、本校がめざしている『コミュニケーション力』、『問題発見・解決力』、『自己肯定力』の3つの力をしっかりと育んでいきます」

高2生の社会科「世界事情」の授業「ニュージーランドを学ぶ」

 70日間ホームステイ留学を目前に控えたSEC高2のクラスは、社会科の授業で生徒一人ひとりがニュージーランドを語るプレゼンテーション型授業を行いました。事前の授業で各自が興味ある事柄の知識を調べ学習でさらに深めて、土地の魅力を伝える資料を作りました。テーマは「人口と面積」「海洋生物」「ラグビーニュージーランド代表『オールブラックス』」「ラム肉とマトン肉の違い」「マオリ族の文化」「土産物」「ナショナルホリデーとは?」など千差万別。自分のiPadから電子黒板に作成した資料を出力し、口頭で説明を加えていきます。文章や図版、写真だけでなく、ラグビー最強チームのオールブラックスの試合風景やマオリの民族舞踊、ハカというダンスの様子など動画資料も交える生徒も多く、多角的にニュージーランドへの理解を深めることができました。

身近な食材であるニュージーランド産羊肉も、詳しく調べることで留学先の食文化をより深く知ることができました。身近な食材であるニュージーランド産羊肉も、詳しく調べることで留学先の食文化をより深く知ることができました。
各自の発表を聞きながら、平塚先生作成によるプリントに、すでに知っていることに加え、仲間のプレゼンによって新たに得たニュージーランドの知識を書き込みます。各自の発表を聞きながら、平塚先生作成によるプリントに、すでに知っていることに加え、仲間のプレゼンによって新たに得たニュージーランドの知識を書き込みます。
ココも注目!
リアルタイムな国際時事問題を反映する“生きた”社会科授業を
社会科担当/平塚郷子先生社会科担当/平塚郷子先生

 SECで「世界事情」の授業を担当する平塚郷子先生のアクティブラーニングへのアプローチは、「時事問題を授業に反映する」がモットーです。

「高2は、高1から引き続いて紛争に重点をおいた“世界事情”をテーマに授業を進めています。1学期には『北朝鮮の最新事情』や『ルワンダ内戦と難民』について学び、2学期には冷戦を挟んで変化した『世界の紛争』について調べつつグループディスカッションを行います。さらに、3学期は生徒各自が担当する国を決めて、1年間かけて調査し、まとめた内容をプレゼンテーションします。レポート提出と発表、ディベートを軸にして、世界で今何が問題になり、どう解決ができるかを考えさせていきます」

 また、1学期後半から2学期前半にかけては、夏休み期間を利用したニュージーランドへのホームステイ留学に絡めて国際事情を学ぶ、『ニュージーランドを学ぶ』授業を展開。生徒それぞれが興味のある分野を切り口に調べ、プレゼンテーションをして、帰国後はそれぞれが見聞した内容を発表します。授業のテキストや資料をすべて手作りするのも、平塚先生のこだわりです。

「日々のニュースで見聞きする事件や自分たちの留学先という身近な題材を学ぶことで、国際感覚を自然に培うのが目標」

 と平塚先生。ルワンダ問題では映画『ホテル・ルワンダ』を鑑賞して話し合いの場を設けるなどの試みも行いました。映画やテレビ番組なども活用し、よりリアルタイムに世界に興味の幅を広げる学習を続けていきたいといいます。

高2の社会科授業では、平塚先生が新聞記事などを参考にまとめた手作り資料と問題集を使用。
「休日は資料作りに追われますが、現在形の世界情勢を生徒にも身近なこととして感じ、学んでほしいと思っています。
より効果的な学習方法を、今後も研究していきたいです」

(この記事は『私立中高進学通信2016年10月号』に掲載しました。)

目白研心中学校  

〒161-8522 東京都新宿区中落合4-31-1
TEL:03-5996-3133

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