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私立中高進学通信

2016年9月号

注目のPICK UP TOPIC!

東京女子学園中学校

他者理解と自己表現力が広がるICT教育

生徒一人ひとりの成長に効果を実感
生徒が実際に提出したオリエンテーションの課題。握手をするイラストが描かれ、ペンのタッチにも工夫が感じられます。

生徒が実際に提出したオリエンテーションの課題。握手をするイラストが描かれ、ペンのタッチにも工夫が感じられます。

 能力と見識を持った、世界から求められる女性を育むために、学校独自の教育プログラムを開発している同校では、工夫を凝らしながらICT教育を推し進めています。ICT環境の推進担当は、英語科の川原千尋かわはらちひろ先生と立原寿亮たちはらとしあき先生。「英語はICTとの親和性が高い」とお二人は言います。

「英文を音読する自分を、iPadのインカメラ(自分側のカメラ)で録画して提出させます。『人前で英語を話すのが恥ずかしい』という生徒は少なからずいますが、そんな生徒こそ熱心にカメラに向かって話している姿をよく見かけます」(川原先生)

「自分の姿を動画で見て『思ったように話せていない』と気づき、クラスメートの動画と見比べて上手な話し方を真似るなど、表現を工夫する生徒が多くなりました。自分で気づき、改善方法を見つけるというのは、学習効果がとても高いやり方なのです」(立原先生)

 授業のみならず、課外活動でもICTを活用しています。オリエンテーションを終え、「アプリを使い『ひとこと』感想を提出する」という課題を出したところ、ユニークな感想が提出されました。

「ICTには、全員の解答や考えを一斉に、簡単に共有できるというメリットがあります。この課題もさっそく共有しました。他者に興味を持ち、理解しようとし、コミュニケーションが生まれるきっかけになっています」
(立原先生)

「本校の生徒は、思いやりや協調性をとても大切にしますが、それは『自分の考えを主張するのが苦手』という側面にもつながりかねません。ICT教育で、自己主張や自己表現を上手にできる生徒が増えてきました」(川原先生)

 このほかにも「化学式のクイズを作成しWEBで公開」「高低差がわかるデジタル地図を用いてフィールドワーク」など、さまざまな教科でICTを取り入れています。長年ホームステイを実施しているノウハウを活かし、『すぐに話せる!ホームステイ英会話』というオリジナルのアプリも作成しました。

「英語圏はアプリが進んでいますので、海外のサイトもチェックし、情報収集をしています。単に『最先端だから』という理由では取り入れません。どんなカリキュラムで、どう使うのが効果的か試行錯誤しています」(川原先生)

「楽しいからこそ試したくなり、興味を持つからこそ学習はより身につきます。生徒たちが楽しめるようにこれからも取り組んでいきます」(立原先生)

 先生の熱意と工夫、そして生徒への温かなまなざしで進む同校のICT教育。これからの展開にも注目です。

iPadやプロジェクターを活用

生徒の解答を一斉投影。タイマーを表示させることもあります。

教科書を撮影し、白黒反転させ黒板に投影すると、チョークで書いたかのように映ります。板書が減った分、伝えたいことに時間を割けるようになりました。生徒が教科書に目をやる回数も減り、前をよく向くようになりました。

東京女子学園が作ったアプリ

 ホームステイ先で「伝えられなかったこと」を文例にしています。女子ならではの体調不良時の文例が掲載されているなど、実用的な会話が収められています。イラストは美術科の先生が描き、音声は英語科の先生が担当しました。iOS対応で、Appストアからも購入が可能です。

私たちがICT担当です
川原千尋先生川原千尋先生
「私は卒業生でもあります。本校は、伝統的に『みんなでがんばろう』というのんびりした生徒が多いので、この校風の中で育っていく生徒たちに合わせてICT化を進めていきたいと考えています。生徒が『上手に使えたから友達に教えたい』とうれしく感じたり、自信を持てたりできるようなものにしたいと思っています。『生徒を育て導きたい』と思い教師になりましたので、生徒たちが自己肯定感を身につけられるように導いていきたいです」
立原寿亮先生立原寿亮先生
「『言葉育ては心育て』が信条で、言葉を豊かにすることが人間形成だと思っています。また、他者の『輪郭』を知ることで、自分の『輪郭』を知ることがあります。外国語を学ぶことが結果的に母国語の大切さを知ることにつながると感じ、英語の教員になりました。ICTを通じ、生徒が客観的な視点を持つようになれたことも、結果的に自己を知ることに結び付くと考えています。これからもそんな感性を育むICT教育を推進していきたいです」
~自分と向き合い手書きで行うワークも大切に~

「ICTは推進しますが、アナログな取り組みも大切にしています。また、コミュニケーションが重視される世の中だからこそ、より自己理解を深めてほしいとも思います」と話すのは広報室の村田英二先生。

 同校では、個々が持つ能力に気づき、自己理解を深め、自己肯定感を身につけるプログラムとして「ライフ・プランニング コア・コンピテンシー」というワークを実施しています。コア・コンピテンシーとは「自分で自分の人生を創りあげていくためのコア(中心、核)になる力」のこと。「自己管理力」「社会把握力」などの4つの力を具体的に身につける8つの要素として「目標設定・実行力」「振り返り力」などを挙げ、毎年自己評価します。学年ごとにそれぞれの力や要素でめざす姿があり、また自分自身でも目標を立て、どのくらい達成できたかと自己評価し、手書きで専用のワークシートに残していきます。他者との比較ではなく、過去の自分と今の自分を比較し、自分自身で成長を認識できるようになっています。

(この記事は『私立中高進学通信2016年9月号』に掲載しました。)

東京女子学園中学校  

〒108-0014 東京都港区芝4-1-30
TEL:03-3451-0912

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