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私立中高進学通信

2016年9月号

The Voice 新校長インタビュー

日本大学豊山中学校

強く 正しく 大らかに
懐の大きな人間へと成長させる

松井 靖 (まつい・やすし)校長先生。日本大学文理学部卒業。日大習志野高で英語科教員として11年間を過ごし1993年から日大豊山中高で9年間主に中学で指導。再び習志野を経て2012年日大中の教頭、2015年日大習志野高教頭、2016年より日大豊山の校長に着任。

松井 靖 (まつい・やすし)校長先生
日本大学文理学部卒業。日大習志野高で英語科教員として11年間を過ごし1993年から日大豊山中高で9年間主に中学で指導。
再び習志野を経て2012年日大中の教頭、2015年日大習志野高教頭、2016年より日大豊山の校長に着任。

「男としてどうなのか」を軸に考えさせる指導

 本校は創立113年の歴史ある学校です。日本大学系列の中では唯一の男子校で、文武両道の精神を大切に受け継いできました。日本大学の理念である『自主創造』という建学の理念を土台に、本校の理念『強く 正しく 大らかに』を校訓としています。

 本校は創立以来、男子校というスタイルを守っています。これは男女別学が主流だった創立時の時代背景もあるのですが、男子だけだからできる教育の良さがあるからこそ、現在も男子校を貫いています。

 私は日本大学の付属校の中で、日本大学習志野高等学校と、日本大学豊山中学校高等学校と、日本大学中学校と3つの学校で教鞭をとってきました。共学校の経験から比較してみると、男子校は褒めやすく叱りやすいという印象があります。

 中高生の時代というのは良くも悪くも男女ともに異性の目が気になる時期です。叱られることも、異性もいる中で叱られるのと、同性ばかりの中で叱られるのとでは気持ちが大きく違います。特に男子は、思春期の時期にプライドも高くなってきますから、叱られる=恥をかかされたと感じてしまう場合もあります。ところが、男子ばかりの中で叱られた場合は、叱られたことを素直に受け止める傾向が見られます。

 校長として着任する前、平成14年までの9年間、本校で英語教員として働いていました。生徒を叱らなければならない場面もありましたが、そんな時は「その行為は男としてどうかな?」と問いかけるようにしていました。共学校ではこうはいきません。女子もいるので例えば、「両親はどう思うだろうか」などという言葉を使っていたと思います。「男として」という問いかけは、本人に直接的に問いかけることができます。また、「男として」という言葉は、生徒のプライドを汲み取るかたちの言葉でもあり、一人前の扱いを受けているという感覚が生徒自身に湧きあがるように思います。「男としてどうかな?」という問いかけをすると、どの生徒も真剣に受け止めてくれていました。実は、私自身が本校の卒業生です。きっと自分もこうして育てられてきたのだと思います。良い伝統を受け継いでいきたいです。

男子校だから育つ
ジェンダーフリー
中高時代に大切なこと
  1. 叱られるべきときに叱られる
  2. 「男としてどうなのか」という問いを常に持つ
  3. 相手のことを考えられる人間になる

 男子校というと「男らしさ」を重視しているという印象を持たれやすいです。男くさく、昨今話題のジェンダーフリーとはほど遠いような響きを感じる方もいるようですが、実は逆です。男子校だからこそ、世の中に出た時にジェンダーフリーな人間に育つということもあります。

 例えば、どこの学校でもよくある合宿の場面で考えるとわかりやすいです。共学校の場合、どうしても「女子は食器の片づけを、男子は机とイスをもとの位置に運ぶ」などと性別で役割を分担してしまうことがあります。男子校の場合は全員が男子ですから、食器洗いも掃除も机運びも全部男子だけでやらなければいけません。こうして6年間を過ごすと、自然とジェンダーフリーの考えが備わるようです。事実、私も家では料理もしますし片づけもやります。

 本校の卒業生に沖田修一という映画監督がいます。この方の『南極料理人』という映画は実話を元に作られた映画で、南極観測隊の1年間を題材にしています。男だけで暮らす様子が描かれていて、ケンカが起きたり、危機があったりとドラマが展開されていきますが、それを見ているとどうも本校の学校生活を見ているような気がしてしまいます。男子だけで乗り越えていく清々しさといいますか、男子だけだからこそ出てくる味のある世界が広がっているのです。

文武両道
温室にしてはいけない
自らも豊山高で育った生粋の豊山人の松井校長先生。11階建ての新校舎にはエスカレーターがついています。自らも豊山高で育った生粋の豊山人の松井校長先生。11階建ての新校舎にはエスカレーターがついています。

 本校の指導は、厳しい部分もあります。叱る部分はしっかりと叱るからです。時に、生徒としては「これは理不尽だ」と思うこともあるようです。理不尽な叱り方はしていないつもりですが、多感な時期ですからこのように感じることもあるようです。ですが、この感覚も大事だと思うのです。社会に出れば理不尽なことは山ほどあります。生きていくなかで気に入らないことはたくさん出てくる。そんな時、いちいちつまずいていては先へ進むことはできません。理不尽に思われる物事を排除するのではなく、その気持ちに向き合って乗り越えられるようにしていくことの方が重要です。男の子は褒めて伸びるという部分もありますが、居心地のよい温室で育てるというのもよくありません。叱られるべき時にしっかりと叱られることも、成長へと導く道だと考えています。

 叱られる、褒められるという経験は部活動でも多く経験できるはずです。強制ではありませんが、中学ではほとんどの生徒が部活動に入っています。運動部が盛んで水泳部などは学校全体の1割にあたる中高合わせて200人が在籍しています。トップアスリートからエンジョイスイマーまで、レベルはそれぞれですが、屋上のプールで毎日練習に励んでいます。本校は水泳のオリンピック選手も11人輩出しています。インターハイでは7回優勝を勝ち取っています。練習はやさしくはありませんが、スポーツでの集中力は勉強にも生かすことができます。今年の生徒も「インターハイが終わったらセンター試験に向けて勉強して大学合格を勝ち取る」と話しています。卒業生として、そして、校長として、豊山らしい文武両道という伝統も守っていきたいです。

[沿革]
1903(明治36)年、旧制豊山中学校として開校。1952年、日本大学豊山学園として日本大学へ移行し、1954年、日本大学豊山中高となった。日本大学の系列中高としては唯一の男子校。文武両道の精神を大切に学業、部活動ともに力を入れている。

(この記事は『私立中高進学通信2016年9月号』に掲載しました。)

日本大学豊山中学校  

〒112-0012 東京都文京区大塚5-40-10
TEL:03-3943-2161

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