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私立中高進学通信

2016年8月号

グローバル時代の学び方

桜丘中学校

英語力と積極的な姿勢を磨くCLクラス

基礎力養成とアクティブな学びで力をつける
ネイティブ教員による授業。生徒同士での暗唱チェックやディスカッションが授業に多く取り入れられています。

ネイティブ教員による授業。生徒同士での暗唱チェックやディスカッションが授業に多く取り入れられています。

実践的な英語の習得と多角的な思考力を育成

 2015年度、同校は『Cre-ative Leaders Class』(以下、CLクラス)を高等部に新設しました。実践的な英語力を備え、さまざまな人種が集まる場で協力関係を上手につくり、物事を進められる人物。そういったクリエイティブな視点を持った未来のリーダーの育成をめざしています。その実現に向けて、社会に出て役に立つ実践的な英語力と多角的な思考力を育てる、特別なカリキュラムを組んでいます。

 英語教育の面では、ネイティブ教員が指導する『コミュニケーション英語』、英語科の日本人教員が文法基礎を徹底して教える『英語表現』など、英語力を強化するプログラムを実施。週に1時間、外部講師を招いて『TOEFL対策講座』も行われています。

 思考力を育てる面では、グループで協力して行う、アクティブラーニング型の独自プログラム『グローバルイシューズ』に取り組んでいます。国際的な課題について、グループで協力して研究を行うもので、グループ内での上手なコミュニケーションや考察力、発信力や効果的な表現力を養うことにつながっています。

 CLクラス高2を担任する村松英奈先生に具体的な取り組みをうかがいました。

「英語力に関わらず、一定の条件を満たせば希望者は誰でも入れるのがCLクラスの特徴です。英語が得意な生徒だけでなく、『英語が苦手なので得意科目にしたい』という生徒もいます。そういった生徒が、コツコツと努力を重ねて英語で自分の意見を表現するまでに成長していきます。
 10数名の少人数制クラスということも良い影響を及ぼしているようです。高2になってからは特に、勉強に対してより意欲的になり、放課後に自習して帰る生徒の姿がよく見られます」

セブ島での英語研修は全員参加で10週間!

 10〜12月になると、CLクラスの高2生全員が参加する10週間のセブ英語研修が行われます。1日6時間のマンツーマンレッスンと2時間のグループレッスンを受け、聴く力、話す力を磨くのです。

 同校ではこれまでにもセブ英語研修を行っており、その際に集中レッスンによる英語力の飛躍的な伸びを実感したそうです。このため、CLクラスは発足時から、セブ島で10週間の研修を実施すると決めていました。

 長い滞在期間で、研修中にも学校の授業内容をフォローする特別なカリキュラムが用意されています。また、滞在中にできなかった分は、夏期講習、冬期講習、春期講習などで補うことで、遅れが出ないように工夫されています。

 10週間の英語研修の経験は、生徒たちの英語力と心を、より大きく成長させるのです。

Action Report File 001
問題発見力や考察力、プレゼンテーション力を磨く『グローバルイシューズ』
気楽にコミュニケ—ションできる関係が発想力を生む気楽にコミュニケ—ションできる関係が発想力を生む
ネイティブ教員のMatthew Rhoda先生が副担任を務めるCLクラス。休み時間やホームルームでも、先生と気軽に英語でおしゃべりしています。
アクティブな学びで+αの力を培う

 CLクラスでは、英語力を強化するとともに、ひとつのテーマについて研究を深める『グローバルイシューズ』という独自のプログラムを実践しています。自分たちが選択した研究テーマについて情報の収集や分析を行うもので、リサーチ力、考察力、発信力を鍛えることを目的としています。高1は「社会―日本の今」について、高2では「文化―食」について、高3では「環境―起業」がテーマとなっています。CLクラスが発足した2015年度は東京オリンピックについて研究し、文化祭やハワイの文化交流イベント『ホノルル・フェスティバル』で発表しました。

 国際問題や環境問題といった社会的なテーマにグループで取り組み、仲間と調整しながら研究を進めることで世界を俯瞰して見る視点が養われ、コミュニケーション力も身につきます。また、大学や教育NGOなどと提携して、テーマに関連した特別授業を行うなど、幅広く、奥の深い学びを実践しています。

Action Report File 002
グループワークで英語力をアップ
難しい単語もワイワイ楽しく習得難しい単語もワイワイ楽しく習得
教室はWi-Fi環境が整っているため、iPadを利用した授業も快適。競い合いながら知識を増やします。
CLクラス高2の授業iPadが大活躍!

 同校は早くからiPadや電子黒板を導入してICT環境を整え、先進的な学びを積極的に行っています。CLクラスの授業でも、さまざまな場面でiPadが大活躍しています。

 高2の『コミュニケーション英語』の授業では、iPadを使って単語のゲームに挑戦していました。グループのメンバーで協力して英単語の問題を解き、その速さと正確さを競いました。CLクラスは発足当初から、自分たちで考えることに留まらず、考えを共有したり、相手に自分の意見を伝える練習をしたりする機会が多く設けられています。

 ネイティブ教員のMatthew Rhoda先生の授業は、オールイングリッシュで行われます。英語に苦手意識を持っていた生徒も「CLクラスに入ってから1年間、毎日努力を重ねて、リスニングもスピーキングも驚くほど上達した」と英語科の村松英奈先生は言います。

Action Report File 003
生徒同士の学び合いでともに英語力を高める
音読や教え合いで刺激のある授業に音読や教え合いで刺激のある授業に
伝わる英語を使うためには、文法をしっかりと理解することが大切。理解したうえで音読による反復学習を行っています。
CLクラス高1の授業クラスの団結力も強くなる

 高1は、英語科の村松先生の文法の授業を取材しました。この日のテーマは「過去完了」。現在形や現在完了との違いを理解しながら文の構造について学んだあと、いくつも問題を解いて知識を定着させていきます。さらに、例文を繰り返し音読します。

「音読は英語を学ぶうえで非常に効果があります」と村松先生。次回までにスラスラと暗唱できるように練習してくることが宿題として出されました。

 文法の授業でも、生徒同士の話し合いや教え合いの時間を組み入れることで、刺激し合いながら、楽しんで学べるように工夫を凝らしています。

Column
さまざまな語学強化プログラム

 CLクラスだけでなく、全校的に語学強化プログラムを実施しています。中3では日本にいながら英語だけを使う経験ができる『イングリッシュキャンプ』を行い、その後にはオーストラリア留学(10日間)を実施しています。高1では、CLクラスも含め高1全員がハワイでの『フィールドワークトリップ』に参加して、ハワイ最大の文化交流イベントに参加。日本文化を紹介しました。

 このほか、希望者が参加できる2週間のセブ英語研修、オーストラリア、アメリカの姉妹校への短期留学、アメリカ、オーストラリア、シンガポールでのホームステイを中心とした研修旅行も実施中です。

「本校は留学生の受け入れも積極的に行っており、異文化との交流を大切にしています。こうした経験が、世界で活躍したいという将来の夢へとつながっているようです」(村松先生)

(この記事は『私立中高進学通信2016年8月号』に掲載しました。)

桜丘中学校  

〒114-8554 東京都北区滝野川1-51-12
TEL:03-3910-6161

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