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私立中高進学通信

2016年8月号

グローバル時代の学び方

明星中学校

充実の留学制度で世界へ羽ばたく

日々の学習と国際交流でグローバルな力をつける
海外からの留学生受け入れなどで国際交流の機会が豊富に用意されています。

海外からの留学生受け入れなどで国際交流の機会が豊富に用意されています。

MGSクラスの新設で加速するグローバル教育

 2016年度から理数系と国際教育に注力する『MGS』(Meisei Global Science)クラスを新設した同校。建学以来、『世界に貢献する人を育成する』を掲げて、グローバル教育に力を入れてきました。ネイティブスピーカーと3泊4日で行う『イングリッシュキャンプ』や、明星大学の留学生と交流する『明星インターナショナル・デイ』など、英語を使う行事も多彩に行われています。

 日々の英語学習で基礎を固めるのはもちろん、中3で行く全員参加の海外研修や希望者が対象の短期・タームの留学制度など、世界へ羽ばたくステップが用意されているのが特徴です。海外からの留学生も受け入れており、日常的に国際交流の機会も多くあります。

2017年度からセブ島で語学研修

「留学への関心は年々高まっています」

 と話すのは国際教育主任の望月雅晴先生。近年、留学希望者の増加に、手応えを感じているそうです。校内で開かれる留学説明会では各コースの特徴がていねいに説明され、自分に合った留学先を選ぶことが可能です。夏休みを利用して行く短期留学は、中学から参加することができ、カナダ、アメリカ、オーストラリア、セブ島(フィリピン)と多彩なコースが用意されています。

 なかでも、近年はセブ島語学留学の人気が上昇しています。この語学留学では1日6時間のマンツーマンレッスンが行われ、英語の4技能「読む・書く・聴く・話す」が飛躍的に向上するためです。効果の大きさから、中3で行う全員参加の海外研修も、2017年度からはセブ島を訪れることになりました。

 一方、3カ月のターム留学は、オーストラリアとカナダのいずれかを選択し、ホームステイをして現地の高校に通います。留学前後の研修や滞在中のサポート態勢も、とても充実しています。留学先で履修した単位も認定されるため、不安なく海外へ飛び立つことができるのです。

世界の多様性に触れてもらいたい

「グローバル教育をきっかけに、何でも積極的に取り組める生徒を育てたいと考えています。何事もまずは“知る”ことが大事なので、日々の国際交流を通じて世界の多様性に触れてもらいたいですね。そのうえで、自分ならどのような形で世界に貢献していけるのか、常に探求していってほしいと願っています。本校の生徒たちの特徴である素直さを活かして、勉強はもちろん、社会に出たときに活躍できる人間性も養ってもらいたいです」 (国際教育主任/望月雅晴先生)

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留学で養われる積極性が力に
舞台は地球、国際人へと飛躍するチャンス

 ホームステイをしながら現地の高校に通う、3カ月間のターム留学。英語力アップはもちろんですが、どの生徒も「積極性が養われて帰ってきます」(望月先生)と人間的な成長に目を見張ると言います。

 高1の3学期で、カナダへターム留学した山本紋子さん(高2)に体験談を聞きました。

カナダの現地校で3カ月を過ごしたYさん。カナダの現地校で3カ月を過ごしたYさん。

――留学したきっかけについて教えてください。

Yさん
将来は動物の心理学を学びたいと思っていたので、海外の大学への進学も視野に入れていました。留学したのはその情報収集や自分の視野を広げるため、また少し成績が伸び悩んでいたことから新しい環境に身を置いてリフレッシュしてみようと考えたからです。

――現地校での学習はいかがでしたか。

Yさん
中3の時にもカナダに短期留学しましたが、今回は現地校に通うという点で全く違いました。最初は学校にうまく馴染めなくて日本人同士で話すことが多かったのですが、強烈なホームシックにかかってしまって。

それで、あえて日本人のいないクラスを履修するようにしたら、自然とコミュニケーションの輪に入れるようになりました。帰国するころには現地で友達が50人ほどできていて、自分でも驚いたぐらいです。

――ホストファミリーはどうでしたか。

ホストファミリーやクラスの友だちと特別な絆ができました。ホストファミリーやクラスの友だちと特別な絆ができました。

Yさん
ホストファーザーは韓国人、ホストマザーがフィリピン人で、メキシコからの留学生も同居しているという超異文化な環境でした。それぞれが別の母国語を持ち、第二外国語として英語を話していたのは良い刺激になりました。毎日、夕ご飯を一緒に食べて、食後もリビングルームでくつろぐなどアットホームに過ごせました。

――留学で学んだことをどのように活かしていきたいですか。

Yさん
日本より動物関係の研究が進んでいる海外で学ぶことができて、将来の夢はアニマルセラピーへと関心が移りました。身につけた英語力を活かして、今度は海外で専門的な学問に取り組んでいきたいと考えています。また普段の生活でも、語学ボランティアなどの異文化交流に積極的に参加していきたいです。

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洋書をたくさん読むことで英語力を鍛える
「多読多聴」で英語のシャワーを浴びる
目と耳で英語を吸収して英文を読む力を養う目と耳で英語を吸収して英文を読む力を養う

 英語のシャワーを浴びて自然と英語に馴染むことを目的に、同校では「多読多聴」に力を入れ、このための授業も行っています。

 約2万5千冊もの洋書が並ぶ図書室で行われる授業では、生徒たちは最初は文字のない絵本から読み始めます。回数を重ねるうちにCDプレーヤーで朗読を聴いたり、発した自分の声を聴きやすくする『スピーカーホン』というオリジナル機器を使って音読したりと、英語を目と耳で吸収していきます。これが非常に効果的で、英語そのものに慣れるだけでなく、英語を聴き取る力、正しく発音する力も養っていきます。

 目安として1人100万語の英語に触れることを目標にしているそうです。

「授業を重ねて、たくさんの洋書を読むうちに、長文に圧倒されず、自ら進んで読んでいく積極性が身につきます」(望月先生)

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保護者が留学生に日本文化を紹介
海外からの留学生を支える『さくら倶楽部』
同校の保護者が日本の文化を伝授。タイからの留学生:P・Bさん(左)とブラジルからの留学生:J・Cさん同校の保護者が日本の文化を伝授。
タイからの留学生:P・Bさん(左)とブラジルからの留学生:J・Cさん

 同校にはロータリークラブを通じて、海外からの留学生が定期的に派遣されており、日々、生徒たちとの交流を深めています。基本的には一緒に授業を受けますが、週に2時間ほどは保護者の有志で作る『さくら倶楽部』が日本文化を紹介する特別プログラムを担当しています。着物の着付けや伝統行事への参加などを行っており、留学生たちも「一番好きな授業はさくら倶楽部!」と言うほど好評です。

 保護者のみなさんの細やかな対応と、日本ならではの文化に触れる機会が、留学生たちにとって、またとない思い出となっているようです。

進学通信2016年8月号
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