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私立中高進学通信

2016年8月号

グローバル時代の学び方

武蔵野中学校

国際社会に通用する『他者理解』を育む

6年間で3000時間以上もの英語の授業
※LTE…「Learning Through English」の略。外国人教師によるオールイングリッシュの授業。

※LTE…「Learning Through English」の略。外国人教師によるオールイングリッシュの授業。

英語のシャワーでコミュニケーション力を磨く

「週に6時間、オールイングリッシュのLTEプログラムを実施して、使える英語の習得に努めています。日本人教師による英語の授業を含めると週10時間、6年間で3000時間以上英語の授業ができます」

 副校長の浅見尚次郎先生は同校の英語教育の最大の特徴をこう話します。LTEの授業では、中1からネイティブの教員が教壇に立ちます。そして、英語でのみ会話するグループワークや、自分の考えをまとめて英語で発表するなど、授業中は「英語を使う」ことを徹底しているそうです。

「私たちがめざすのは、バランスのとれた英語力です」

 と浅見先生が言うように、日本人教員による英語の授業では、英文法や読解を徹底して学ぶなど、基礎固めもしっかりと行っています。

 同校は10年後の社会で活躍できる生徒を育てるため、『実践的英語力』、『コミュニケーション力』、『自ら学び実行する力』の3つの力を養う教育を進めています。LTEの授業はまさにこの3つの力を伸ばすものだと言えるでしょう。LTEをはじめ、同校の教育活動の土台となるのは、明治時代の創立以来守り続ける『他者理解』という理念です。自分以外の「他者」には、それぞれに違った状況や価値観があり、それを理解することがグローバルな力を育てる基礎になるという考え方です。

「英語が話せるだけでなく、それを“いかに利用するのか”を考えられる人間になることが大切です。今や、どこの企業でも海外との取引は当たり前です。英語力とともに『他者理解』を持っていることが、日常的に求められる時代なのです。『他者理解』を深く会得したうえで英語を使うことができれば、生徒の活躍の場は国内外へと大きく広がりをみせるはずです」

全員が高1でターム留学を経験

 中学から積み重ねてきた英語力とコミュニケーション力を試す機会として、現中2生から、高1の段階で全員が3カ月間、ニュージーランドへのターム留学を行う予定です。

「これまで希望者のみで実施していたターム留学では、現地の同年代の生徒たちとの交流を通して、本当に多くのことを学んできました。これをきっかけに、海外に興味を持つ生徒も増え、なかには留学を通して将来のビジョンを見出す生徒もいます。親のありがたみも理解できるようになるようで、自立心も育ち、たくましくなって帰ってきます。自分の英語力に自信を持てるようになり、それが良い刺激となって、難関大学をめざす生徒も出てきています」

 その大いなる成果を見て、同校では2018年から高1全員参加に踏み切りました。

「グローバル化が進む今、留学経験は彼らの将来にとって必ず大きな力になると信じています」

Action Report File 001
発表の繰り返しでプレゼンテーション能力も養われる
自力で考える実践的英会話

 すべて英語で進められるLTEの授業では、プロジェクターを使ったプレゼンテーションの機会も多くなります。外国人観光客とのコミュニケーションのとり方を学ぶこの日の授業では、生徒がペアを組み、外国人観光客役と日本人役になって、ロールプレイに挑戦しました。

「Can I ○○」の例文を基本に、自分たちで英会話を創作します。「京都に行けますか?」「どうやって行けますか?」「新幹線が早いです」など、生徒自身で考えた掛け合いはどれもユニークなものばかり。

 プレゼンテーションでは、英語のテンポやジェスチャーなども評価されるため、身振り手振りなども含めた会話の練習に余念がありません。

英語の会話劇を自分たちで作りました英語の会話劇を自分たちで作りました
より良い英語の伝え方をネイティブの先生が指導より良い英語の伝え方をネイティブの先生が指導
先生から一言
授業でコミュニケーション力と表現力を養う

 同校でのLTE授業は、「英語を身につけるためだけのものではない」と浅見先生は言います。

「英語力を伸ばすことを基盤としながら、他人の話に耳を傾ける。そのうえで自分の意見を表現する。そういった他人とやりとりをするコミュニケーション力、わかりやすくプレゼンテーションを行う表現力を英語を通じて学ぶ。これこそが本校が伸ばしたい力なのです」

Action Report File 002
ICTツールをすべての授業で使用
iPadが意欲を駆り立てる

 同校では、中学の生徒全員にiPadを貸与しています。生徒たちは、普段から調べ物や辞書として活用し、収集した情報を集約してまとめるノートとしての機能も使いこなしています。プレゼンテーションの資料もiPadで作成しています。

「会話に使いたい言葉の英語表現がわからないときは、iPadを使って、自主的にどんどん調べていきます。自分で調べた単語は覚えも早いです」(浅見先生)

学びをよりアクティブに
学びをよりアクティブに

学びをよりアクティブに

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高1が全員参加で親元を離れて暮らす3カ月
ターム留学で心も英語も強くなる

 3カ月間という長い期間を親元から離れて暮らすターム留学。はじめはホームシックで不安そうな表情の生徒もいますが、帰るころにはやり遂げた達成感で顔つきがたくましく変わるそうです。

 ターム留学中は、現地の高校に編入してニュージーランドの高校生と一緒に授業を受けます。英語を使わざるを得ない環境を作るため、1つの現地校には3名以内の生徒のみが留学するように配慮されています。

 現地の提携校での授業は単位として認められ、成績表も出ます。生活の面では、生徒1人が1家庭にホームステイするため、ホストファミリーとのつながりは非常に強くなります。英語でのコミュニケーションで得る絆は、生徒たちにとって一生ものの宝となることでしょう。

 この経験が間もなく始まる受験という舞台に向けた、良い助走期間となっており、チャレンジする気持ちに目覚めるのです。

現地校での授業に真剣に取り組みます現地校での授業に真剣に取り組みます
ホストファミリーとの心の交流ホストファミリーとの心の交流

(この記事は『私立中高進学通信2016年8月号』に掲載しました。)

武蔵野中学校  

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TEL:03-3910-0151

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