LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏学校情報検索サイト

ツイッター フェイスブック

私立中高進学通信

2016年8月号

グローバル時代の学び方

目黒学院中学校

世界への視野を開く2つの海外研修

アメリカとイスラム圏で異文化に触れて成長する
ブルネイの新モスク前で記念写真。イスラム教社会の日常を体験しました。

ブルネイの新モスク前で記念写真。イスラム教社会の日常を体験しました。

世界は大国だけではない

 同校は毎年、英語圏とアジア圏という、異なる世界の扉を開く2つの海外研修を開催しています。

「中3の3月に行う『USセミナー』ではアメリカ西海岸を訪れて、アメリカの生活や見学研修などを体験します。このセミナーは、英語力の伸長と世界に目を向けるきっかけづくりが目的です。高2の夏休みに行う『アジアセミナー』は目的が異なり、世界には多様な国があることを知ってもらうために実施しています」

 と海外研修を担当する英語科の大西正先生は話します。

「日本は、隣国の中国をはじめ、アジア各国との関係をより重要視する時代へと突入しています。このため、欧米だけに目を向けたグローバル教育では、視野が狭いと感じています。アジアセミナーでは多様な国を理解し、広い視野で考える力を身につけさせたいのです」

イスラム圏で異文化を体験

 アジアセミナーでは、近年はイスラム教の国をあえて研修先として選択しています。2015年はマレーシアとブルネイ・ダルサラーム国を訪れました。どちらの国も英語を話す人が多く、USセミナーや日頃の学びで身につけた英語を使う機会ともなりました。

「アジアと聞くと、貧しくて、発展が遅れていると思っている生徒もいますが、実際は違います。アジアセミナーは先入観を打破して、世界の発展を知るチャンスでもあるのです。イスラム教の国というと過激派テロ組織をイメージしがちですが、実際にイスラム教を信仰する人々は平和を望み、規律を厳守する暮らしをしています。報道など一部の情報だけで物事を判断してはならないことを、経験から実感してもらえたらと思います」

 また、世界の人々の学ぶ意欲の高さに、良い刺激を受けてほしいと本間金栄教頭先生は言います。

「ブルネイやマレーシアの公用語はマレー語ですが、ほとんどの人が英語を話せます。これはアジア全体に言えることですが、学ぶことへの意欲の高い生徒が多いですね。日本人が忘れてしまった学びへの貪欲さを感じ取ることができるのも、アジアを研修の場として選んでいる理由です」

 生徒たちが将来、同じ土俵に立つのは、こうしたエネルギーあふれるアジアの人々です。現地で見聞を広めることで、必ずや生徒たちは知識欲の目覚めを得ることでしょう。

ブルネイの新聞にも載りました!

『アジアセミナー』で同校生徒がブルネイの現地校を訪れた記事が、現地の新聞「ブルネイタイムズ」に掲載されました。同校の生徒の訪問は、文化の懸け橋の一端を担っているのです。

Action Report File 001
世界に目を向けるきっかけに
将来の新たな扉が開かれる『アジアセミナー』

 希望者が参加するアジアセミナーは、2016年も人口の95%がイスラム教徒であるマレーシアとブルネイを訪れる予定です。モスクを訪問し、1泊と短いですがイスラム教徒の家庭でのホームステイも実施します。人々の実直な暮らしを体験し、生徒たちは過激な行動をとるイスラム教徒は全体の中のほんの一部だと知り、情報に流されないことの大切さを学んでいきます。

 マレーシアでは、現地の名門大学の学生と共に市内散策に出かけました。英語は公用語に近く、散策中のコミュニケーションは全て英語です。名所を巡りながら、年齢の近いお兄さん、お姉さんの流暢な英語に、大いに刺激を受けたそうです。この体験から英語が、世界の人と意思の疎通ができるツールであることをあらためて認識しました。

ブルネイでは水上集落の家にお邪魔しました。中は広い!ブルネイでは水上集落の家にお邪魔しました。中は広い!
独立記念碑に自由の尊さを実感独立記念碑に自由の尊さを実感
英語でおしゃべりしながらクアラルンプール市内を散策英語でおしゃべりしながらクアラルンプール市内を散策
マレーシアの国立モスクを見学マレーシアの国立モスクを見学
Action Report File 002
アメリカ生活と英会話をエンジョイ
英語に自信をつける『USセミナー』

 USセミナーは英語を話すこと、聴くことに慣れて自信を持つことが目的です。現地では英会話の授業をはじめ、同年代の生徒たちとの交流やホストファミリーとの楽しい時間を通して、生きた英語に触れていきます。

 NASAやボーイング社、警察署や消防署の見学なども行いました。さまざまな体験から文化の違いを感じる2週間は、異文化に触れたからこそ見えてくる日本人のアイデンティティーを発見する機会となっています。

興味津々で消防署を見学興味津々で消防署を見学
会話や言い回しをみっちりと勉強会話や言い回しをみっちりと勉強
ポリスカーを間近に目撃!ポリスカーを間近に目撃!
TOPIC
現地で活躍する実業家と熱い議論

 アジアセミナーでは、現地で企業を立ち上げた日本人の会社へも訪問しました。生徒から「なぜ、日本ではなくブルネイで会社を立ち上げたのですか」など、素朴な質問が飛び交います。起業家の方も国の事情などを詳しく説明し、時に白熱した議論を繰り広げることも。

「ブルネイは小国ですが、天然ガスや石油など、資源が豊富です。その資源を生かして経済活動が盛んに行われています。天然資源を持つブルネイと、ほとんど資源を持たない日本では、何がどう違っているのか。そのあたりを見てもらうのも狙いの一つです」(大西先生)

 JICA(国際協力機構)のオフィスも訪問し、地球規模の問題に目を向け、高い志を持って活動する現地スタッフの言葉に耳を傾けました。

 多彩な体験と先達の言葉に刺激を受けて、アジアセミナーをきっかけに帰国後、自分の進路として国際関連の学びができる大学へと選択肢を広げる生徒もいるそうです。

国の違いを越えて活動する企業家の講演は、生徒たちに刺激を与えたようです。国の違いを越えて活動する企業家の講演は、生徒たちに刺激を与えたようです。
現地のJICAスタッフとともに記念写真。現地のJICAスタッフとともに記念写真。

(この記事は『私立中高進学通信2016年8月号』に掲載しました。)

目黒学院中学校  

〒153-8631 東京都目黒区中目黒1-1-50
TEL:03-3711-6556

進学通信掲載情報

【The Voice 校長インタビュー】自分らしく生き、自ら選び取る将来をじっくりと考える6年間をサポート
【私学の校外学習・学外交流】東日本大震災の経験を学び防災意識を高める
【SCHOOL UPDATE】オールイングリッシュの授業 英語を楽しみ自己表現のツールの一つに
【Students' Chat Spot】積極的な発言が飛び交う活気ある授業! 自主性を伸ばせます。
【グローバル時代の学び方】発信力と国際理解力を養いグローバルリーダーを育成
【学校生活ハイライト】全学年に強い絆が生まれる『体育祭』や『プレゼン技法研究発表会』
【6年間のメンタルケア】カウンセラーと生徒指導部を中心に学校全体が家族のように心の成長をサポート
【グローバル時代の学び方】世界への視野を開く2つの海外研修
【中1の始め方】少人数のメリットを最大限に活かし 一人ひとりに目を配る
【SCHOOL UPDATE】富士登山  「日本一高い山」へのチャレンジで身につく精神力と自信
【めざせ 次代のグローバルリーダー】アメリカとアジア諸国の政治・宗教・風習の違いを知る貴重な機会が広い視野を育てる
【私学の光輝】富士登山
【Teacher's Lounge 先生たちの座談会】普段の授業を小学生に体験してもらう『体験授業』 日々実践している教育を肌で感じて理解してほしい
進学通信2016年8月号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ