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私立中高進学通信

2016年8月号

グローバル時代の学び方

城西大学附属城西中学校

学内グローバル化の取り組み

多彩な姉妹校交流、留学制度で異文化理解力を高める
世界各国からやってきた留学生とすっかり友達に。

世界各国からやってきた留学生とすっかり友達に。

常に留学生がいるグローバルな教室

 世界が国境を越えてつながるグローバル社会を生きていくには、自分と異なる文化や価値観を理解する真の国際感覚が求められます。国際交流に長い歴史を持つ同校は、真の国際感覚を身につけるため、姉妹校交流やさまざまな留学制度を充実させています。日本の生徒が海外へ出る機会もつくっていますが、それだけではありません。留学生とともに学ぶグローバルな環境が、常に校内にあるのです。アメリカ、ニュージーランド、オーストラリアなどの姉妹校や、非営利団体を介してヨーロッパ、南米、アジアなど、世界中から留学生が同校へ学びにきています。留学生は日本人生徒と同じ授業を受け、ホームルームや部活動、修学旅行にも参加します。

「留学生との交流で、英語でのコミュニケーションにチャレンジできますし、同世代の外国の生徒と時間と空間を共有することが、何よりの国際理解につながると考えています」(副校長/田島清純先生)

町ぐるみで姉妹校交流

 同校の国際交流の原点は、33年もの歴史を誇るアメリカ・オレゴン州のスウィート・ホーム・ハイスクールとの姉妹校提携にあります。隔年の夏、2週間の短期留学生を迎え、また、同校からも短期・長期の留学生をオレゴン州に派遣するなど活発な交流があります。

 現地には日本語や日本文化を学ぶ『Josai Club』があり、生徒や保護者、地域の方も巻き込んで同校との交流を盛り上げているそうです。何年も城西生のホストファミリーを引き受けている家庭もあり、その家庭の子どもが同校へ留学にやってくるなど心温まる交流が続いています。

「教員同士の交流も本校の財産です。引率で渡米すると『○○先生は元気ですか?』とスウィート・ホーム・ハイスクールの先生方が尋ねてきて、『○○に子どもが生まれたよ』などと互いの卒業生の近況を語り合っています」

 同校から姉妹校への短期留学は、中2から希望制で参加が可能です。シーズンを問わず留学生が行き来しているので、留学先や帰国後のケアは万全で、国際交流部の先生方を中心にていねいにフォローしてくれます。

「留学を体験して、お世話になったホストファミリーや友達に心から感謝する気持ちを持つこと。そして一人ひとりが自らの才能や素質を伸ばしていくきっかけをつくること。これが本校の国際交流の根底にあるのです」

Action Report File 001
毎日一緒に過ごすから、言葉も考え方もわかってくる
「世界」が学校の中にある
留学生とランチタイム

 校内には、留学生と語らい、自由に過ごせるフリースペースがあり、月曜は中学生、火曜から木曜は高校生が参加できます。一緒にお弁当を食べたり、ゲームをしたり友情を深めることが国際交流の始まりです。

 ニュージーランド出身のマーセル・スプーナーくんは約10カ月の留学の間、ホストファミリーのお母さんが作るお弁当を持参していました。4月にドイツからやってきたアントニアさんは日本の歴史が大好き。「江戸時代よりも明治時代のほうが好きです」。「来たときから日本語が上手くてびっくりしました!」すっかり打ち解けている様子です。

留学生と共に過ごす楽しいひととき留学生と共に過ごす楽しいひととき
マーセルくん(左)、アントニアさん(右)と会話しながらゲームを楽しむ小林美咲さん(中央)。マーセルくん(左)、アントニアさん(右)と会話しながらゲームを楽しむ小林美咲さん(中央)。
また会おう! 今度は君の国で!
言葉を超える固い友情!言葉を超える固い友情!

 約10カ月と長い期間、日本で生活する留学生もいます。同校の高校生として学んだ日々は思い出深いものがあるようです。

 同じバドミントン部に所属するオンデラッシュ・マムズくん(左)と高2の鳥海嘉壽樹くん(右)は大の仲良し。「言葉が正しくできなくても、だいたい言っている意味は伝わる。それで理解できるんです。大学生になったらドイツのバッケンで開かれる野外フェスに一緒に行くつもりです」(鳥海くん)

「ドイツにぜひ来てほしい。ドイツに帰ったら日本のことをたくさん家族や学校のみんなにプレゼンテーションしたいです」(オンデラッシュくん)

SNSで友情の絆をつなぐ

 黒板には帰国した留学生のSNSアカウントとメッセージが。今はネットで相手の近況がすぐにわかる時代。離れてしまうのはさびしいけれど、また会いたい、海外に行きたいという次のステップを後押ししてくれるツールでもあります。

Action Report File 002
引率の先生は、元留学生!
隔年の夏に行われる30年続く姉妹校交流

 2週間の短期留学で来日したアメリカ・オレゴン州のスウィート・ホーム・ハイスクールの生徒たちは、城西生のホストファミリー宅に滞在し、同校に通います。「日本語を覚えたい」「本物のお寿司を食べてみたい」「まったく違う文化に触れて新鮮」と、初めての日本に期待いっぱい。鎌倉訪問など、さまざまな体験も行います。

 引率のアレン・ブザード先生もスウィート・ホーム・ハイスクールの卒業生で、1982年に同校にやってきた留学生だったのです。「懐かしい先生方とぜひお話ししたいです!」とアレン先生。姉妹校交流の歴史の深さが感じられます。

ネイティブの先生との会話で英語が大好きに!ネイティブの先生との会話で英語が大好きに!
日本に興味津々!オレゴンから来た生徒たち日本に興味津々!オレゴンから来た生徒たち
先生から一言
アジアにも広がる交流の輪
副校長の田島清純先生(中央)、国際交流部長の秋葉達也先生(左)、同副部長の高橋嵩先生(右)。国際交流を推進する最強のチームです。副校長の田島清純先生(中央)、国際交流部長の秋葉達也先生(左)、同副部長の高橋嵩先生(右)。国際交流を推進する最強のチームです。

 同校の国際交流の歴史は、近年力を入れているアジアとの交流にも生かされています。新たに交流が始まった台湾・台南市の高校と姉妹校になりましたが、この学校は副校長の田島先生が現地で親しくしていた先生の異動先なのだそうです。留学エージェントを介さない継続的な交流ができるため、ベトナムなど他の国の学校からも「交流しませんか」とオファーが絶えないそうです。

進学通信2016年8月号
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