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私立中高進学通信

2016年7月号

The Voice 新校長インタビュー

芝浦工業大学柏中学校

創造力を高め、個性を尊重し
生徒自らが「育つ」力を養う

野村 春路 (のむら・はるみち)

野村 春路 (のむら・はるみち)
慶應義塾大学文学部卒業、同大学院文学研究科修了。1984年、芝浦工業大学柏高等学校に勤務(社会科担当)。
2008年教頭、2010年副校長を経て、2016年4月から現職に就任。

いち早くパソコンを導入
主体的な学びに活用

 本校は建学の精神として「創造性の開発と個性の発揮」を掲げ、開校時から創造性に力点を置き、個々が力を発揮できる総合学習の時間を設けています。1999年、中学の開校と同時にスタートさせた土曜日の“ワールドデー”も、そうした取り組みの一環です。ワールドデーでは、外部から講師や団体を招いての授業や講演、博物館の見学、フィールドワークなどのまとめを行い、レポートやプレゼンテーションのかたちで成果を発表します。

 同じ1999年からは、生徒全員にノートパソコン(PC)を持たせました。かなり早い段階から、PCを文房具のように使いこなせるようにさせたいという意図で始めたものです。導入以来、グループでホームページ(HP)の制作に取り組み、現在も中2から高2までの4年間、実施しています。

 創造性や個性を育む上で大切なことは、主体的な学びです。そして主体的な学びには、経験を積み重ねながら自分を理解していくことが欠かせません。HPの制作は、その点で非常に効果的です。まず、グループワークをするためにチームワークが求められます。互いに意見を交換し合ってテーマを設定し、テーマに即した内容を調べなければなりません。そして何よりも大きいのは、文章を書き、効果的なデザインなどの演出方法を考え、発表する力、つまりプレゼンテーション能力が求められる点です。生徒はHPの英語化にも取り組んでおり、グローバル社会に備えた学びの場にもなっています。完成したHPは、WEB教材コンテストに応募し、過去16回のうち5回、最優秀賞である文部科学大臣賞を受賞し、その他、総務大臣賞、経済産業大臣賞などの上位の賞を毎年受賞する成果を収めています。

 このほかにも、中1から、課外活動など学校行事の成果を、パワーポイントを使ってプレゼンテーションをするなど、PCの活用に積極的に取り組んでいることは本校の大きな特徴と言えます。文化祭や委員会活動などでは、自分たちだけでPCを使ってあっという間に素晴らしいポスターを作り上げてしまう生徒も少なくありません。

強みを発揮する独自のグローバル&理科教育
「グローバル・サイエンス力」

 本校では、昨年から高校で東大への進学に特化した「グローバル・サイエンス(GS)クラス」と、他の国公立大や早慶などへの進学をめざす「ジェネラルラーニング(GL)クラス」という2つのコースを設けました。GSクラスはセンタ―試験で85〜90%以上の得点をめざします。3教科入試で私学のトップをめざす生徒はGLクラスに入ってもらいます。2つのクラスはレベルの違いというより、それぞれ科目数が異なる入試に、より密度の高い授業で対応するためのものと言えます。

 今年からは、中学にもグローバル・サイエンス(GS)クラスを設置しました。その目的は、高校のGSクラスをめざす生徒をグルーピングして、切磋琢磨してもらうためです。同時に、中学入試の際、英語による口頭試問を選択できる制度も導入しました。小学生の時から英語を学んでいるお子さんには、中学入学と同時にGSクラスに所属して、習熟度の高いクラスで学んでもらいます。英語入試は保護者の方の反響も大きく、今後ますます注目が集まるものと期待しています。

 グローバル化、そしてテクノロジーの進化への対応は、未来を担う人材に不可欠です。英語や理科の重要性は、今後ますます高くなっていくことでしょう。本校でも、英語については中学からオールイングリッシュの授業を展開し、文法は英語のみのテキストを採用しています。物事を多面的に考えるためのクリティカル・シンキング(批判的思考)を重視し、中2、中3では英語で自分の意見をどんどん発表できる機会も設けています。また、中3でグアム、そして高2でオーストラリア・ブリスベンと、2回の海外研修を実施しています。希望者には、夏休みに中3・高2生はイギリスへ、高1生はオーストラリアへ、それぞれ短期留学する制度もあります。いずれも、ただ英語を話すためではなく、グローバル社会の中で、オープンマインドな姿勢で、問題解決を図る能力を養うことに主眼を置いています。

 また、理科については、2004年から2008年まで文科省よりスーパーサイエンスハイスクールの指定を受けて開発したカリキュラムや指導法が生かされています。高校では希望者を対象に、創造性にあふれる個性的な科学者の育成をめざし、正規の教科・科目として芝浦サイエンスクラス(SSC)を設けています。SSCは3年間を通じて、遺伝子組み換えの実験やたんぱく質の分析など、体験的で主体的な学習に取り組むことができます。研究の成果はポスターセッションなどで発表します。3年生のSSCは、週1日、芝工大での授業を先取り受講し、取得した単位は大学入学後に認定されるなど、高大連携カリキュラムとして実施しています。SSCは、GSクラス、GLクラスを問わず、受講することができます。

「育つ」場面を大切にして主体的に生きる力を養う

 この4月から校長に就任し、私が意識しているのは、学校は「育つ」場であるということです。従来、教師には教科指導を通じて、生徒を「育てる」という役割があります。教師にとって教科指導が重要であることは言うまでもありません。しかしこれからは、同時に生徒が「育つ」場面を大切にしていかなければならないと思っています。生徒が「育つ」ために欠かせないのが主体性です。授業や行事、委員会活動、部活動など、学校生活のさまざまな場面で、自分たちで考え、意見を交換し、失敗を恐れず主体的に取り組んでいく。これはとても手間のかかることです。一人で世の中に出た時、倒れても自力で立ち上がるためには、主体的に「育つ」力を養わなければなりません。本校では、ここで述べた取り組みを踏まえつつ、創造性に満ち、個性豊かで主体性を備えた生徒が「育つ」ための実践に取り組んでいきます。

[沿革]
1980年、「創造性の開発と個性の発揮」を建学の精神として、男子校(高校)として開校。1990年に共学化する。1999年、中学校を併設。2004年、文部科学省よりスーパーサイエンスハイスクール研究校に指定される(2006年まで。以後、2008年まで延長)。2015年、グローバル化への対応、サイエンス教育の強化のために、グローバル・サイエンスクラス(1クラス)とジェネラルラーニングクラス(6クラス)を設置。2016年、中学入試に英語口頭試問を導入、中学にもグローバル・サイエンスクラスを設置した。

(この記事は『私立中高進学通信2016年7月号』に掲載しました。)

芝浦工業大学柏中学校  

〒277-0033 千葉県柏市増尾700
TEL:04-7174-3100

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