LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏学校情報検索サイト

ツイッター フェイスブック

私立中高進学通信

2016年6月号

目標にLock On!! 私の成長Story

実践女子学園中学校

高1での留学を機に海外の大学を志望
6年間の学びを活かし、真の国際人をめざす

OG 小田絵美理さん

OG 小田絵美理さん
McGill University(マギル大学:カナダ)に進学予定

国際人育成コースで英語を学ぶ楽しさを知る
高2、高3の担任だった花釜了先生と。「優等生でありつつ、親しみやすいのが小田さんの魅力。将来は日本初の女性総理になってほしいです」(花釜先生)高2、高3の担任だった花釜了先生と。
「優等生でありつつ、親しみやすいのが小田さんの魅力。将来は日本初の女性総理になってほしいです」(花釜先生)

 今春、同校を卒業した小田絵美理さんは、9月からカナダの大学に進学する予定です。成績優秀だった小田さんはマサチューセッツ大学アムハースト校やブリティッシュコロンビア大学など、アメリカとカナダの複数校の合格を勝ち取り、最終的にカナダのトップ校であるマギル大学への進学を決めました。

 とはいえ、

「入学当初は英語にも自分自身にも自信が持てなかった」

 と小田さんは振り返ります。

「父の仕事の都合で、2歳から7歳までシンガポールで暮らしていました。そのため、本校では帰国生など一定以上の英語力を持つ生徒を対象とした『グローバルスタディーズクラス(GSC)』に入学しましたが、帰国から5年も経っていたので周囲に比べると英語力も低く、コンプレックスを感じていました。
 そんななか、中学で英文法を学んだことで、これまで感覚的に話していた英語を論理的に組み立てられるようになったのです。徐々に成績も上がり、英語が好きになりました」

高1での留学をきっかけに海外大学への進学を検討

 GSCには留学制度があり、高1の夏になると全員オーストラリアに3カ月間留学することになっています。この留学体験が、小田さんの大きな転機になりました。

「留学前は、ネイティブの先生に話しかけるにも臆してしまうほど。そんな私ですから、出発前は不安でいっぱいでした。でも、実際に現地に着いたら『せっかくオーストラリアまで来たのだから、がんばらないと!』という気持ちになったのです。アデレードに向かう機内で、バレエダンサーをめざす子どもたちのドキュメンタリー映画を見て、『私もがんばろう』と刺激を受けたのが良かったのかもしれません(笑)。しかも、ホストファミリーの方々に話しかけてみたら、スムーズに英語が通じたのです。『学んだことが活かされている!』と自信がつき、留学先の学校でも積極的に行動できるようになりました」

 小田さんの努力は周囲にも認められ、帰国後には奨励賞や奨学金まで獲得したほど。その結果、自信も生まれ、自分を肯定することができるようになったそうです。

 やがて小田さんは、海外大学への進学を意識するようになりました。

「2学年上の先輩から『卒業後は海外の大学に進学する』と聞き、海外進学という選択肢に気づいたのです。仲の良い先輩でしたし、『素敵だな、私も先輩のように海外の大学に行きたい』と思うようになりました。そこで先生と相談し、高2では6週間の語学留学に参加。各国の留学生と親しくなり、海外進学への意欲がさらに高まりました」

 高3からは、海外大学への進学を視野に入れた勉強をスタート。当初は指定校推薦を考えていたそうですが、試しにTOEFL iBTテストを受検したところ好成績をマーク。さらに努力を重ね、半年後には120点満点中111点という優秀な成績を獲得しました。そこで一般受験に切り替え、自分の力を試すことにしたそうです。その結果、見事複数校に合格しました。

自国の文化を理解してこそ真の国際人になれる

「人と人とのつながり、社会と人のつながりを考えることが好き」

 と語る小田さんは、大学で社会学を学ぼうと考えているそうです。入学はもう少し先ですが、早くも大学生活への期待に胸を膨らませています。

「進学を決めたマギル大学は、とてもスケールの大きな大学です。いろいろな国から学生が集まるこの大学に自分が飛び込んだら、きっととても刺激的だろうと思います。海外大学への進学は大変ですが、そこにチャレンジすることできっと見えてくるものがあるはずです。高校時代、3カ月間の留学であれほど成長できたのですから、4年間も海外の大学に通ったら私はどうなってしまうんでしょう(笑)。今から楽しみで仕方ありません」

 未来への希望を語りながらも、幾度となく先生や仲間への感謝を口にした小田さん。6年間の学校生活を次のように振り返ります。

「海外進学への糸口をつかめたのも、先輩との出会いがあったからこそ。先生方も私のために力を尽くしてくださいました。もちろん、クラスメートにも感謝しています。私はオーバーアクションですし、日本ではどちらかと言うと周囲に受け入れられにくい性格です。でも、みんなが個性を認めてくれたからこそ自分を好きになり、自信を持てるようになりました。本校で過ごした日々は、最高の6年間。多くの人に本校の魅力を知っていただきたいですし、私も恩返しをしていきたいですね」

 同校を創設した下田歌子先生は、『揺籃を揺るがす手は、以て天下を動かす』との言葉を残しています。これは、「揺りかごを揺らす手(女性)こそが、社会を変革する力となる」という意味です。小田さんは6年間の学校生活を経て、まさにその教育理念を体現する存在になっていくと期待されています。

「校長先生は『真のグローバル人材とは、自分の国の文化や伝統をきちんと理解できている人』とおっしゃいます。私は中1の日本文化実習や部活動で仕舞(能楽)に触れ、伝統文化の美しさ、礼節の大切さを実感しました。進学先では、自分が日本人であることの意味を考え、日本文化を発信したり、海外文化を吸収したりしたい。そして、将来的には国際的に活躍できる女性になりたいと思います」

稽古はきちんとしながらも伝統文化を楽しく学んでほしい

 中1の日本文化実習では、華道、茶道、箏曲、仕舞、和装着付けのいずれかを学びます。中2以降、希望者はクラブ活動として伝統文化を継続して学ぶことも可能です。小田さんは仕舞を選択し、その後能楽部に所属。長島茂先生の指導のもと、伝統芸能の大切さを学びました。

中1の日本文化実習で、能楽に魅せられた小田さん。その後、能楽部に入り、伝統文化の大切さを学びました。指導してくださった能楽師や後輩と記念撮影。中1の日本文化実習で、能楽に魅せられた小田さん。その後、能楽部に入り、伝統文化の大切さを学びました。指導してくださった能楽師や後輩と記念撮影。
在学中、喜多流の能楽堂で舞った小田さん。「海外でも仕舞を披露したい」と語っていました。在学中、喜多流の能楽堂で舞った小田さん。「海外でも仕舞を披露したい」と語っていました。
能楽部を指導する、重要無形文化財保持者の長島茂さんと。まるで親子のような仲睦まじさです。能楽部を指導する、重要無形文化財保持者の長島茂さんと。まるで親子のような仲睦まじさです。

(この記事は『私立中高進学通信2016年6月号』に掲載しました。)

実践女子学園中学校  

〒150-0011 東京都渋谷区東1-1-11
TEL:03-3409-1771

進学通信掲載情報

【SCHOOL UPDATE】新たな時代を見据えた教育改革 キーワードは『探究』自ら考え思索を深める女性に
【グローバル時代の学び方】英語力だけでなく自主性も育てる学びの旅 海外研修を刷新 発信力と探究力を磨く
【Students' Chat Spot】光あふれる清潔な校舎に元気なあいさつが響きます。
【目標にLock On!! 私の成長Story】自分のペースを崩さずにコツコツと歩み続けた中高生活
【私学の光輝】運動会 連綿と受け継ぐ伝統という名のバトン
【グローバル時代の学び方】グローバル教育を加速新・理系プロジェクト
【Students' Chat Spot】建学の精神「品格 高雅 自立 自営」 「キャリア教育」「感性表現教育」「グローバル教育」「学力改革」を融合した人間教育
【目標にLock On!! 私の成長Story】高1での留学を機に海外の大学を志望 6年間の学びを活かし、真の国際人をめざす
【10年後のグローバル社会へのミッション】語学教育とキャリア教育を融合させ 真のグローバル人材の育成をめざす
【大学合格力強化計画】25年後の生き方にフォーカス 『人間力』の育成で学力が向上
【SCHOOL UPDATE】模擬国連 4年連続NYでの国際大会に出場
【On Going! 進歩する私学の注目情報】伝統に新たな1ページ 生徒の視野を広げる新プログラムが始動
【私学しゅん報】本番に向け練習会を実施!全日本高校模擬国連大会に参加
【めざせ 次代のグローバルリーダー】GSCの設置から6年 高まり続ける生徒の語学力・国際理解・海外志向
進学通信2016年6月号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ