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私立中高進学通信

2016年6月号

目標にLock On!! 私の成長Story

城北中学校

野球部で育んだ“勝つための自信”
受験に活かして2名が東大に現役合格

OB 川崎大幹さん OB 西野巧人さん

OB 川崎大幹さん
東京大学 文科Ⅱ類 1年

OB 西野巧人さん
東京大学 文科Ⅲ類 1年

ハードなスケジュールを集中力と効率で乗り切った

 伝統ある同校は、文武両道の精神を貫き、「人間形成」と「大学進学」を教育目標にしています。今春2015年度入試では、東京大学に9名が現役合格。なかでも川崎大幹さんと西野巧人さんは、中学から6年間、同じピッチャーというポジションで、野球部員として受験勉強と部活動を両立させてきたチームメート。高校の選抜クラスでも机を並べてきたクラスメートです。

 2人が東大受験を意識したのは高校に入ってから。

「大好きな野球を続けながら東大をめざすのは、自分にとっても重大な決断でした。高1で意識し始め、高2の夏に目標を定めました」

 と川崎さん。西野さんも当時を振り返って、次のように話してくれました。

「僕は中学ではそれほど成績が良くなくて、選抜クラスには入れなかったので、高校では絶対に選抜クラスに入り、野球も両立させようとがんばりました」

 高校の硬式野球部の活動は、毎週火曜日から土曜日までびっしりと練習し、日曜日も試合や練習があります。休みは月曜日のみというハードスケジュールですが、2人は空いた時間を効率よく勉強時間に当てたそうです。

「部活のある日は、夕食後の夜8時半から10時半くらいまでの2時間で集中して勉強し、朝は6時に起きてすぐに学校に行き、始業前の時間を有効に活用しました。部活をしていない人より勉強に費やせる時間が短いぶん、授業にも集中しました」(川崎さん)

「僕は野球の練習後、夜8時まで学校の自習室を活用し、家に帰って夜9時から11時くらいまでは自宅で勉強。朝もできるだけ早く教室に行って勉強するようにしていました」(西野さん)

 さらに高3の夏に部活を引退してからは、川崎さんは放課後に学校の自習室へ通い、西野さんは休みの日などにレンタル自習室で1日10時間以上、集中して受験勉強に励んだのだとか。2人は口をそろえて言います。

「野球部の活動を通じて、集中力がかなり身についていたのだと思います」

野球の試合で身につけた「絶対に勝つ!」気持ち

 2人の大学受験に役立ったのが、苦しい練習を耐えた経験と、強豪校との試合で培った「勝つ!」気持ちでした。

「試合で自分よりもはるかに体格のいい相手とマウンドで対戦すると、どうしても自信が揺らいでしまいます。でも、“自分はこれだけやってきたのだから、絶対に勝てる!”と思えるだけの練習を積み重ねていれば、気持ちでは絶対に負けない。勉強も同じで、“絶対に受かる!”という自信が揺らがないだけの努力をしようと思いました」
(西野さん)

「部活を続けてきたからこそ、勉強もがんばらなくちゃいけない!という気持ちが高まるんです。だから、どんなに辛くても、勉強からも野球からも逃げずに済んだ。諦めない気持ちを、野球に育ててもらったと思います」
(川崎さん)

 同校の選抜クラスには部活に励む生徒の割合が高いのも、そういう理由があるのかもしれません。

 また、誰かに言われてやるのではなく、自ら進んで計画を立てて実行する力と、仲間を引っ張っていくリーダーシップや思いやりの心も野球部の活動で身についたそうです。

「うちの野球部は、投手の練習メニューを自分たちで考えています。話し合いの中で、あまり厳しく練習せずに勉強を優先したほうがいいという意見と、違うという意見がぶつかることもよくありました。でも最後は自分たちでじっくり話し合い、モチベーションを高め合っていました」(西野さん)

 そんな2人を温かく、ときに厳しく指導してくれた高校硬式野球部監督の徳永博史先生や、中学野球部時代の顧問であり、高校では2人のクラス担任だった村田祐介先生など多くの先生方にも大変感謝しているそうです。

「中学野球部時代、いちばん印象に残っているのは“辛いほうを選べ”という村田先生の言葉でした。高校でもその言葉を実践してきましたし、今も励みにしながら何事にも取り組んでいます」(西野さん)

「城北の校風はアットホームで、先生方は厳しいときは厳しいですが、ふだんは友達のように接してくれます。6年間の城北での生活は、伸び伸びできてとても楽しかった。この学校を選んで本当に良かったと思います」
(川崎さん)

 そしてこの春、2人は大学生活に向けて大きく羽ばたきます。未来には、どんな夢を抱いているのでしょうか。

「具体的なことはまだ決めていませんが、東大では仕事の選択肢の広い経済学を勉強したい。部活に入るかどうかはわかりませんが、好きな野球も何らかの形で続けたいです」(川崎さん)

「僕は大学卒業後は起業して、教育関係の事業を立ち上げたい。照れくさいですが、多くの人の役に立つ仕事ができたらいいなと思っています」(西野さん)

思い出のユニフォーム姿の川崎さん(右)と西野さん(左)。思い出のユニフォーム姿の川崎さん(右)と西野さん(左)。
高校硬式野球部、卒業生のみなさん。2013年度は秋季東京都大会ベスト16を経験。高校硬式野球部、卒業生のみなさん。2013年度は秋季東京都大会ベスト16を経験。
男子校ならではの環境が
実力以上の力を育てる
恩師の村田先生を囲んで。思い出話にも花が咲きました。恩師の村田先生を囲んで。思い出話にも花が咲きました。

 中学・高校を通じた2人の恩師である村田祐介先生は、ご自身が心掛けてきた指導を、次のように話してくれました。

「部活の強化でもクラス作りでも、私が心掛けているのは、生徒一人ひとりの性格や個性を尊重した指導です。例えばこの2人なら、物静かだけど負けず嫌いの川崎くんと、自分をストレートに出す西野くんを部活でも勉強でもあえて競争させ、切磋琢磨する環境を作りました。特に男子校では、仲間の調子が上向きになると全員のノリが良くなり、予想以上の力を発揮します。2人の東大合格には、みんなで一緒にがんばろう!というクラスメートとの絆も大きく影響したと思います。本人たちの努力がとてもいい形で実を結んで、うれしいですね」

(この記事は『私立中高進学通信2016年6月号』に掲載しました。)

城北中学校  

〒174-8711 東京都板橋区東新町2-28-1
TEL:03-3956-3157

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