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私立中高進学通信

2016年6月号

Teacher's Lounge 先生たちの座談会

星野学園中学校

まずは学ぶ楽しさを知ることから
面倒見が良く手厚い指導で新中1の学習習慣の定着化を図る

――新中1生を迎えるにあたり、どのような取り組みをなさっているのかを各学年主任の先生方におうかがいします。

田村利一 先生田村利一 先生
中3学年主任。国語科担当。「中程度の成績の生徒のケアにこそ注意を向けていきたいと思っています」

田村先生
入学後すぐに、1週間かけてオリエンテーションを行います。クラス内での自己紹介やコミュニケーションなどを通して、学校生活に慣れることが目的です。校長、教務・生徒指導、学年主任による講義も行います。これは『5分前行動』といった本校の原理・原則を覚えてもらうことを主眼としています。

小竹先生
とても広い学校ですので、最初は校内にある施設の場所を覚えるだけでも時間がかかると思います。自分の教室が学校のどのあたりにあり、体育の施設や音楽室などがどこにあるのか、まずはそれを覚えてもらうことが大事です。

野口先生
大ホールで大々的なクラブの紹介も行います。各クラブの上級生がそれぞれ趣向を凝らしたプレゼンをするのが大好評です。中1がクラブを決めるのは4月の終わりですので、それまでたっぷりと見学や体験をしてもらいます。

小竹先生
本校では、社会で活躍できる人間を育てるため、全員がクラブに入ります。3年間続けてほしいので、クラブの選択はとても重要です。時間をかけて決められるように、決定するまでの時間や機会を多く用意しています。

田村先生
クラブ紹介でのプレゼンによって希望者が大きく変動しますので、各クラブにとっても大きなイベントです。

野口先生
オリエンテーションの中で、もうひとつ大々的に行われるのが『対面式』です。これは約3000人の中高生全員が新入生を迎えるもので、本校の全天候型グラウンド『星野ドーム』を使って行われます。

――授業が始まってからの学習導入についてお聞かせください。

野口充康 先生野口充康 先生
中1学年主任。保健体育科担当。
「補習授業などでは、私も生徒といっしょに英語を学んだりしています」

野口先生
オリエンテーションの最終日には、春休みの課題の提出とその範囲から出題する『確認テスト』を行います。国語、数学、理科、社会科の4教科です。まずはここから中学の学習、授業に慣れてもらいます。

田村先生
私は国語の担当ですが“書く、辞書を引く、声に出す”の3つを学習導入時に重視して授業を進めています。

 最初は積極的に音読をします。辞書については、以前は紙の辞書を使っていましたが、今は全員に支給されているiPadを使って調べるようにしています。

 昨今の社会環境の変化もあり、見て覚えるだけの生徒が増えていますので、“手を動かして覚え、考える”ということを意識的に指導しています。

小竹先生
私の担当は英語です。本校では国際人教育を掲げていますので、英語教育には力を入れています。

 本校の英語教育は、ネイティブ講師によるオールイングリッシュの授業、教科書に沿った基本学習、学んだことを演習として繰り返し、徹底的に力をつける。この3つが柱になります。基本的な英語学習については、デジタル教科書などを使うことで板書の時間を省いて、その分の時間を英単語のワークやドリル、小テストを行うなど有効活用しています。英語の音声データも使用できますし、とても機能的でスピーディーな授業ができていると思います。

 中1の英語の授業では、さまざまな授業形式があることや、英語学習の取り組み方を、繰り返していねいに説明しています。英語については小学校での学習に違いがありますが、1学期の途中にはレベルがだいたいそろいますので心配はありません。

野口先生
私は今年度の新中1の学年主任です。全般的な話になりますが、やはり最初に伝えたいのは“勉強する習慣をつける”、そして“学ぶ楽しさを知る”ということですね。また、お互いに助け合う、生徒同士で教え合う、学び合う、という学習のし方もこれから必要になることだと思います。

 生活指導をするなかでは、“自分を大切にする”ということもぜひ生徒たちの心に植えつけたいですね。自分を大切にできるということは、必然的に相手を敬うことができるということです。

 また、保護者の方によくお話しするのは“子どもには、何も障害物がない平坦な道を歩かせてあげたいものですが、親がその状況を作るのはよくない”ということです。

田村先生
どの教科においても、中1では学習習慣を定着させることがとても大切です。そのため、課題をしっかり提出させる、小テストを繰り返すなどの対策を取っています。本校では、朝と帰りのホームルーム時に5分程度の『ホームルームテスト』を行っています。点がいいとシールを貼って成果がわかるようにしています。そうした小さな成功を積み重ねて、やる気を引き出すようにしています。

――『理数選抜クラス』と『進学クラス』がありますが、学習内容の定着のさせ方などに違いがあるのでしょうか。

田村先生
最初の学習導入や学習内容についての違いはありません。定期考査では、選択問題を記述式にするなど、問題形式を変えたり、合格点の設定が違ったりはします。

小竹先生
英語でもそうですね。求められるベースはどちらのクラスでも同じですので、基礎的な学習内容は全員が同じことをやっています。ただ、求められる完成度、達成度、発展度などに少し違いがあります。

野口先生
年度ごとにクラスの入れ替えも行っています。

田村先生
2015年度入試では、入学時には進学クラスだった生徒が、どんどん力を伸ばして理数選抜クラスに入り、一橋大学に合格しました。

――通常の授業以外でのフォローにも力を入れていらっしゃいますね。

小竹ちえみ 先生小竹ちえみ 先生
中2学年主任。英語科担当。「本校では、小学校からの内部進学生と中学からの入学生がとても良い影響を受け合っています」

小竹先生
今日は春休みですが、中学を卒業したばかりの生徒に補習を行っているところです。

野口先生
高校のスタートラインにはちゃんと全員で立ってほしいので、足りない部分があればきっちり面倒を見ます。高校での勉強が始まる前に遅れてしまうと、追いつけなくなりますから。

小竹先生
補習を受ける生徒たちは、楽しそうに、意欲的に取り組んでくれています。それは、教員と生徒の間に信頼関係が築けているからだと思います。補習はふだんの授業よりも少ない人数で、先生がより密にやり取りをしてくれるということを喜んでくれています。

田村先生
生徒には『補習に呼ばれたのではなくて、そういう時間を作ってもらったという気持ちで取り組みなさい』という話をしています。1人も脱落させることなく全員でいっしょに進むという精神が、本校の根本に流れていますね。

小竹先生
もちろん発展的な学習ができる生徒たちには、希望制でよりハイレベルな講習も用意しています。中3になると高校の講習に参加することもできます。

野口先生
結果ではなく、プロセスを重視して、生徒の努力を評価し、がんばっていることをほめてあげることが、やる気につながっていると思います。

小竹先生
学校生活の中で、男子生徒の底力、爆発力を日々感じますね。伸び伸びとした部分を大事にしながら基礎をしっかりと身につけると、中3あたりからぐんと伸びるのです。本校はもともと女子校でしたので、そのイメージが強いのですが、もっと男子生徒が増えてほしいと思っています。

(この記事は『私立中高進学通信2016年6月号』に掲載しました。)

星野学園中学校  

〒350-0824 埼玉県川越市石原町2-71-11
TEL:049-223-2888

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