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私立中高進学通信

2016年4・5月合併号

校長が語る 思春期の伸ばし方

本郷中学校

自ら感じ自ら学ぶ経験が「自律」と「自立」を促す

集団行動の規律を学ぶ機会となる中学1年のオリエンテーション。先生の指示を待つのではなく、自主的に考え、動くことが求められます。

集団行動の規律を学ぶ機会となる中学1年のオリエンテーション。
先生の指示を待つのではなく、自主的に考え、動くことが求められます。

成長の要となる「自律」と「自立」
北原福二(きたはら・ふくじ)1943年、長野県生まれ。1968年、東京理科大学卒業。気象研究所を経て、芝中学高等学校に27年間勤務。その後、啓明学園校長に就任。2006年から本郷中学校教頭を務め、2008年4月、本郷中学校高等学校校長に就任。現在に至る。北原福二(きたはら・ふくじ)校長先生

1943年、長野県生まれ。1968年、東京理科大学卒業。気象研究所を経て、芝中学高等学校に27年間勤務。その後、啓明学園校長に就任。2006年から本郷中学校教頭を務め、2008年4月、本郷中学校高等学校校長に就任。現在に至る。

――思春期の子どもの成長に大切なことは何でしょうか。

 本校では、社会の第一線でリーダーとして活躍する人材の育成をめざしています。その実現のために「自律」と「自立」を促すことに力を入れています。具体的な取り組みとして、「文武両道」「自学自習」「生活習慣の確立」の3本柱を据えています。

「文武両道」では、勉強とクラブ活動の両立を通して、先輩・後輩のコミュニケーションを図っています。「自学自習」では、自主的に学習することに加えて、仲間と議論し、切磋琢磨しながら自らを高め、将来の「夢・希望」を確立する力をつけます。また、「生活習慣の確立」では、自分の生活時間を管理し、時間を有効に活用する力を身につけます。

 こうした取り組みを通して自律と自立を促すことが、思春期の子どもの心身の成長には欠かせないと考えています。

自ら感じ、学ぶチャンスを大切に

――生徒の力を伸ばすために、指導上重点を置いていることはありますか。

 教員が一から十まで事細かに指導することより、生徒が自ら気づき、考え、行動できるチャンスを作るよう心がけています。

 例えば、本校では連絡のための校内放送がめったにかかりません。生徒への連絡は掲示板に示してあり、生徒が自主的に確認すれば十分伝わるからです。

 同様に、宿泊行事の際、宿舎内でも放送で生徒に呼びかけることはほとんどありません。朝の起床時刻、朝礼や食事の時間や場所も、すべて「しおり」に書かれてあります。各自が「しおり」を確認すればわかることで、あえてモーニングコールなどの放送は入れないのです。

――生徒任せにして、朝、起きられずに遅刻することはないのですか。

 中学1年の最初のオリエンテーションでは、ひと班全員が朝寝坊をしてしまい、朝礼に遅れてくるといったことがたまにあります。

 しかし、彼らが朝礼に遅れても、すぐに叱りはしません。彼らがどうするか、見守ります。班の誰かが気づいて、「すみません、寝坊しました」と正直に話す時を待っているのです。

――その瞬間にどんな意味があるのですか。

 遅れてきた班の生徒は、「先生や他の生徒に迷惑をかけてしまった」という申し訳なさから自発的に謝ります。そうすると、待たされていた他の生徒は、それまで抱いていた、遅刻したことへの反発より、「自分が朝礼に行く前に、あの班にひと声かけてあげればよかった」と、相手を思いやる気持ちになります。こうした感情が、生徒たちの心の中に自然とわき上がることが大切だと考えています。

 もし、遅れてきた生徒を叱りつければ、お互いに相手を思いやる気持ちはなかなか育たないでしょう。少し待つことで、生徒が自ら感じ、学べることがあると考えています。

縦のつながりを生かしたアクティブラーニング
思春期の子どもを伸ばすコツ
  1. 子どもが自ら感じ、自ら学ぶチャンスを大切にする
  2. 先輩が後輩を指導する機会を増やす

――貴校では先輩が後輩に指導する機会を多く設けていると聞きました。

 先輩が後輩を指導する機会は、生徒会・クラブだけでなく、さまざまな機会があります。その一つの例として英検への取り組みがあげられます。本校は英検取得率が高く、中3卒業時で準2級や2級合格者が多くいます。しかし、英語科では特別な指導をしていません。すでに合格した生徒が後輩の受検者の面接官役となって面接指導するシステムが定着しており、これが機能しています。

 面接官役の生徒は、相応の力をつけておかなくてはなりません。ですから、受検者を教える面接官役となった上級生は、自主的に勉強をして指導に臨みます。結果として、その生徒の力がつくのです。一方、指導を受けた受検者は、先輩に感謝して、「合格しなければ……」と、本気で勉強に励みます。こうした学び合いによって、理想的なアクティブラーニングが体現できているのです。

――保護者に向けて、家庭での子育てのアドバイスをいただけますか。

 子どもにとって大切なのは、将来について考える機会となるような体験をできるだけ多くさせてあげることです。動物園や博物館に行って見聞するだけではありません。親子でニュースを見て会話したり、中学受験についてそれぞれの考えを伝え合ったりすることも有意義な「体験」です。こうした体験を重ねて、子どもは自分で考え、行動する力をつけていきます。ぜひ、ご家族で自由闊達な語り合いの機会を持ってほしいと思います。

「東京私立男子中学校フェスタ2016」が2016年6月5日(日)に本郷中学校で開催されます。詳細は、3月下旬以降、http://tokyoboys-school.com/で確認してください。

中2が中1を教える「数学合同授業」
先輩の実体験に基づく指導は、具体的でわかりやすく、後輩には大きな刺激にもなります。先輩の実体験に基づく指導は、具体的でわかりやすく、後輩には大きな刺激にもなります。

 先輩・後輩の縦のつながりを重視する同校では年数回、中2が中1を教える「数学合同授業」を実施しています。4月に行われる最初の合同授業では数学の解き方だけでなく、定期考査前の学習方法、生活時間の使い方など、新1年生の疑問や悩みに2年生が実体験を踏まえたアドバイスをします。こうした経験を重ね、1年生も、来年は自分が先輩となって後輩を指導する立場になるということを自覚していくようになります。

(この記事は『私立中高進学通信2016年4・5月合併号』に掲載しました。)

本郷中学校  

〒170-0003 東京都豊島区駒込4-11-1
TEL:03-3917-1456

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