Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏学校情報検索サイト

ツイッター フェイスブック

私立中高進学通信

2016年4・5月合併号

カリキュラムを読み解く

光塩女子学院中等科

教科の枠を越えた学習効果

教科の枠にとらわれない学びを通じ蓄積された知識を効果的に活用できるように導く光塩女子学院の指導方法
記事を要約し、自分の意見を記した「新聞ノート」。先生からていねいなコメントが添えられ手元に戻ってくるので、それを読み、さらに自身の考えを深めていきます。

記事を要約し、自分の意見を記した「新聞ノート」。
先生からていねいなコメントが添えられ手元に戻ってくるので、それを読み、さらに自身の考えを深めていきます。

教員同士がチームを組み生徒の成長を支える
学習の楽しさを伝えるための取り組みを、学校説明会の参加者に向けて熱心に説明。学習の楽しさを伝えるための取り組みを、学校説明会の参加者に向けて熱心に説明。

 1学年を5~6人の先生が受け持つ「共同担任制」に代表されるように、教員がチームを組んでつながり、生徒の成長を見守る同校。

 学校説明会では、教科の枠を越えて学習がつながることの効果について、パネルディスカッションが開かれました。

「理科では英語とのつながりを説明することが、理解の助けになっています。例えば、圧力をPと表すとき、これは英語で圧力を表す単語であるpressureの頭文字だと話します。圧力=Pと暗記するのではなく、なぜ圧力をPで表すのか、その意味を知ったうえで記憶するほうが生徒も覚えやすいのです。授業中に英和用語集を見せて説明することもあります」(理科/三浦唯先生)

「英語はコミュニケーションの道具です。単語や文法をいくら覚えても、自分が伝えたいことを表現できなければ意味がありません。そして、コミュニケーションを図るためには他教科で得る知識が非常に大切になってきます。『社会でちょうど習った、世界で一番面積が広い国について、英語で表現してみよう』などと、他教科での学びをタイムリーに英語に置き換える取り組みを行っています」(英語科/卯城大先生)

 同校では、教員一人ひとりが専門外の科目の進度を常に意識し、生徒にとって効果的なタイミングで、教科同士が結び付くような工夫をしています。

「英語や国語の長文読解では、歴史的背景を知っていると読解力が飛躍的に高まります。そのため、どのような文章を各教科が取り扱っているのかを意識し、必要に応じて社会の授業で補足しています。

 理系の分野であれば、地域特性を表したグラフを地理で学ぶときに数学の授業で扱った部分を指摘するなどの横展開を心掛けています」(社会科/塚田聡子先生)

「生徒は取りかかろうとする問題の中に、他の教科で学んだデータを見つけると、その問題に対して親近感を持って取り組むことができるようになります。そのようなときには特に授業が盛り上がります。またデータ分析を行うカリキュラムでは、情報の授業内で生徒にパソコンを実際に使って処理を行ってもらいました」(数学科/村杉美奈先生)

関戸素子校長先生関戸素子校長先生
各教科の先生がパネルディスカッションに登壇各教科の先生がパネルディスカッションに登壇
独自科目「教養演習」入試でも既に「総合型」導入

 生徒が受け身ではなく、主体的に学習に取り組むアクティブラーニングにも力を入れています。その一つが、新聞ノート作りです。

「今、この時代に世界で何が起こっているのか、生徒は新聞を切り抜きまとめていきます。生徒自身が興味を持ったある出来事が、日々の学習で得た知識とつながった時に、知的好奇心が刺激され、学習をする喜びに結び付いていきます」(塚田先生)

 新聞ノートの指導は社会科の教員だけでなく、学年担任が専門を活かして指導に当たります。

 このような教科の枠を越えた指導は、同校独自の設定科目である「教養演習」につながっていきます。この科目では一年を通じ多彩なテーマについての知識を培い、多くの文章作成にチャレンジします。

「教養演習は、高3での小論文個別対策につながっていくカリキュラムです。教養演習も国語科の教員だけが行うのではなく、教科の枠を越えた教員で結成された小論文チームが行い、新たな研究成果を盛り込みながら指導するようにしています」 (国語科/大津貴寛先生)

 また同校では既に、2012年度から中等科入試において、国語、算数、総合の3科目で受験する「総合型」を導入しています。与えられた問題に対し、持っている知識を結び付け、自分の考えをまとめて表現するこの「総合」は、同校の教育を象徴する科目と言えるでしょう。

「教科にとらわれず、さまざまなトピックやジャンルに知的好奇心を持って臨む姿勢が、自分のやりたい道を発見することにつながります。そしてその結果、主体性を持って楽しく学べるようになり、また多角的な視点を持つ必要性から、さまざまな人と協力して学習を進める力が身についていきます」(広報・社会科/亀田朋子先生)

 教科の枠を越えた学習を通じ、光塩の生徒は人生において真に役立つ「総合力」を手にし、社会へと巣立っていくのです。

(この記事は『私立中高進学通信2016年4・5月合併号』に掲載しました。)

光塩女子学院中等科  

〒166-0003 東京都杉並区高円寺南2-33-28
TEL:03-3315-1911

進学通信掲載情報

【生徒の主体的な活動にフォーカス】生徒が学校の魅力を伝える 主体的なオープンスクール
【学校ってどんなところ?生徒の一日】“かけがえのない”生徒一人ひとりが互いに支え合い、高みをめざして成長!
【学校説明会REPORT】4名のお父さまが学校の魅力を語る保護者座談会
【中1の始め方】豊富な学校行事で強くなる仲間との絆
【キャンパスのビジョン】校名の由来である聖書の一文が刻まれたステンドグラス
【学校生活ハイライト】英語力を磨き文化の多様性に触れる
【中学入試のポイント】知識を用いて考え、表現する力を問う総合型入試
【その先に備えるキャリア教育】発見 さまざまな生き方に触れて早い時期から視野を広げる
【アクティブラーニングで伸ばす新しい学力】大学連携で伸ばす発想力と伝える力
【The Voice 新校長インタビュー】かけがえのない自分に気づき本物の人間力を持った女性に
【カリキュラムを読み解く】教科の枠を越えた学習効果
【制服物語】スペインから伝わる歴史と伝統 建学の精神が込められた気品あふれるクラシカルな制服
【Students' Chat Spot】「共同担任制」によりクラスの枠を越え互いに切磋琢磨する
【注目のPICK UP TOPIC!】広がりのある生活しやすい空間へ 伝統と理念を活かす校舎の新・改築工事
【私学の先生から受験生へのアドバイス】日常生活と教科の関わりがわかれば勉強がグッと楽しくなる
【部活レポート】日々のお稽古で知る おもてなしの心 美しい所作
進学通信2016年4・5月合併号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ