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私立中高進学通信

2016年4・5月合併号

注目のPICK UP TOPIC!

田園調布学園中等部

友と重ねた毎日が今の自分に活きている

心の根っこを育てた「みんなで創る」学園生活

「強い心」「思いやりの心」「素直な心」の3つの柱を軸に、内面の成長を重視する教育を行っている同校。校長の西村弘子先生と、卒業生の齋藤ゆかさん(早稲田大学国際教養学部4年)、岩合美樹子さん(東京理科大学工学部機械工学科4年)にお話をうかがいました。

――大学でどのようなことを学んでいますか。また、その分野に興味を持ったきっかけを教えてください。

齋藤ゆかさん齋藤ゆかさん

齋藤さん
大学では文化や社会言語を中心に勉強してきました。カリフォルニアに9カ月間留学した経験を通じて、現地の文化や人々の生活習慣について肌で感じることができましたし、社会に出てから実際に使える英語力も身についたと思います。この進路選択のきっかけとなったのは、中3のときのホームステイです。異国の人に言葉が通じたときの喜びと、もっとコミュニケーションをとれるようになりたいと強く感じるようになり、将来に向けて学ぼうというモチベーションがぐんと上がりました。

岩合さん
私は航空機のジェットエンジンの研究をしています。人々の仕事や生活には「移動」が欠かせません。長距離になれば飛行機を利用します。それがよりスムーズに進むようにするにはどうすればよいかと考えたからです。進路選択のときは、理系という男性が先導してきた分野にあえて挑戦したいという思いもありました。人生は一度きりだから挑戦したい、という思いが高まったのが高3の春。そこから受験科目として物理を勉強しました。スタートが遅かったのですが、先生や友人が全力でサポートしてくれました。

西村弘子校長先生西村弘子校長先生

西村先生
私たちは生徒の応援団ですから、生徒がやりたいと思ったことにはなるべくブレーキをかけずに背中を押してやりたいと思っています。それが成り立つような信頼関係を日ごろから積み上げていけるように、生徒たちと接しています。

――中高時代で印象に残っているエピソードは何でしょうか。

齋藤さん
高2のときの「なでしこ祭」です。所属していたE.S.S.部(English Speaking Society)でミュージカルの『CATS』を演じました。中1から高1までの全部員をまとめて一つのものを作るということで、試行錯誤の連続でしたが、その時に得た達成感や協力することの大切さ、周囲の人への感謝の気持ちは私の財産になりました。看板やメイクも私たちの手作業でした。

岩合さん
私も「なでしこ祭」は印象に残っています。高1の時に開発途上国の支援をしている方々にインタビューをして、それを資料にまとめて発表したんです。実際に仕事をしている方々にお話を聞いて、私にも何かできることはないかと考えるようになりました。その時の影響で、今でも定期的にボランティア活動を継続しています。

西村先生
何かをするときに、きっかけとなるのは「興味・関心」です。それらは学習、行事、日々の活動の中で培われていくものです。「なでしこ祭」は、「祭」の部分を残しつつ、生徒たちが何に興味や関心を持って日々を過ごし学んでいるかを発表する場として大切だと考えています。

――田園調布学園で得たものは、卒業後にどのように生かされているでしょうか。

齋藤さん
中高6年間には困難もあって、それをみんなで乗り越える経験を積み重ねてきました。そこで育まれた強い心が、何かつらいことがある時に私の大きな支えになっています。また、自分をサポートしてくれる人たちに対して、感謝や思いやりの心を忘れずに接していくことも学びました。卒業後もそういう気持ちで周りの人と接することで、たくさんの人と信頼関係を築くことができています。

岩合美樹子さん岩合美樹子さん

岩合さん
日々の授業や学園生活の中で何気なく教えられたことが、卒業後に活きてくることがとても多かったです。例えば、中1で行った『精進日誌』は、毎日の気付きや思いをメモに残し、後から振り返るための習慣として、今でも続いています。大学入学後、勉強が忙しくて自分を見失いかけたこともあったのですが、高校時代のメモを読み返して初心に戻ることができました。「素直な心」の大切さを教えられたからだと思っています。また、卒業後も変わらず友人でいられる仲間と出会えたことも一生の財産です。

――将来の展望についてお話しください。

齋藤さん
何か一つのものをみんなで作っていくことを、仕事の中でも積極的に実行していきたいと思っています。また、作ったものの良さをどうやってお客さんに表現していくかなども考えていきたいです。

岩合さん
機械工学は、スマホやカメラなどにも活用されていることから、人々の日常生活を支えるものだと言えます。今後はさらに研究を深めて、より専門性の高い技術を習得できるようになりたいです。

西村先生
本校では、強い心、思いやりの心、素直な心を育てることをめざしています。学園で培った経験が糧になり、みんなが自分の持ち場で活躍してくれればこんなにうれしいことはありません。自分がやりたい仕事に就くことももちろんですが、それを通じて誰かのためになることに喜びを見出して、歩み続けてほしいですね。

中2での体験学習で、ファームステイをした時の岩合さん。同校では『体験学習・学習体験旅行』や『土曜プログラム』といった直接体験を重視しています。中2での体験学習で、ファームステイをした時の岩合さん。同校では『体験学習・学習体験旅行』や『土曜プログラム』といった直接体験を重視しています。
所属していたE.S.S.部でミュージカルの『CATS』を演じた齋藤さん。所属していたE.S.S.部でミュージカルの『CATS』を演じた齋藤さん。

(この記事は『私立中高進学通信2016年4・5月合併号』に掲載しました。)

田園調布学園中等部  

〒158-8512 東京都世田谷区東玉川2-21-8
TEL:03-3727-6121

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