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私立中高進学通信

2016年1月号

目標にLock On!! 私の合格Story

玉川学園(中)

ラグビー部休部の悔しさを
受験勉強にぶつけて見事合格

OB 石川悠太さん
東京大学 教養学部 理科Ⅰ類 1年生

高1終わりのアクシデントが受験の契機になった

 小学校から玉川学園で学んだ石川悠太さんは、小4からラグビー部に入り、中学ではキャプテンとして活躍。大学でも大好きなラグビーをやりたいと思い始めていた高1の終わりに、膝の前十字靭帯断裂というアクシデントに見舞われました。復帰まで8カ月から1年はかかるといわれた大けがでした。

「思いきりラグビーに打ち込めると楽しみにしていた高2に、ぽっかりと穴があいてしまったような悔しさがありました。顧問の中里孝男先生には正直に自分の思いをぶつけ、絶対に高3で復帰することを約束して休部させてもらいました」

 自らの性格を負けず嫌いと分析する石川さんの本格的な受験勉強は、実質、この時から始まったといっても過言ではないようです。

「休部中も頭はラグビーのことばかりで、不完全燃焼だけは絶対に嫌だという思いが、受験勉強に向かうモチベーションになっていました。初めはラグビーの強豪校という選択肢から大学を模索していましたが、高1の一番初めに受けた模試の結果が良かったこともあり、やるなら一番難しいところで挑戦してみることにしました」

玉川学園の友に刺激され目標を高く掲げて挑戦

 ラグビー部の顧問で、昨年度まで進路指導担当だった中里先生に、当時の石川さんの様子をお聞きしました。

「とにかく活発な生徒で、授業中もよく前に出て発言していました。元気があり過ぎて度を超すこともよくありましたが(笑)、学校の人気者です。勉強にしてもラグビーにしても、愚直に取り組む姿勢は立派でした。面倒見の良い彼は人望も厚く、休部がなければ高校のキャプテンになっていたことは間違いありません。数学の得意な彼を慕って、放課後の教室では“石川教室”も開かれていました」

 恩師の話を照れながら聞いていた石川さんが、東大合格に結び付く、もう一つのエピソードを語ってくれました。

「実は玉川学園の生徒って、私が絶対にかなわない分野で活躍している人が多いのです。弁論大会で全国優勝する人、シンクロで世界大会に出場する人、ほかにもたくさんいますけれども、負けず嫌いの自分はそれがものすごくうらやましくて、だったら自分の得意分野で絶対に勝とうと思って東大一本に絞ったのです。ところがセンター試験の結果が芳しくなく、中里先生から『筑波大学でもラグビーはできるじゃないか』と指導されたこともありましたが、最後まで“東大”と言い張って先生方を困らせたことが、逆に良い思い出になっています」

東大のキャンパスで母校の底力を実感

 東大でも迷わずラグビー部に入部した石川さんの朝は早く、週6日の朝練から1日のスタートを切っています。

「勉強に支障が出ない範囲で活動が認可されていますので、練習は早朝に限定し、授業の合間に筋トレで汗を流すという日々を送っています。東大は今、関東大学ラグビー対抗戦Bグループに所属していますが、いつかは強豪ひしめくAグループで戦ってみたいです」

 ラグビーと勉強を両立させた充実した大学生活で、石川さんが母校のすごさを実感したのは英語で論文を書く授業だったと言います。

「担当教員は日本語をまったく話さないネイティブで、周りの学生はほとんどが困った顔をしていましたが、自分は会話に戸惑うことなく、その時間内で論文を書いて発表までしました。その時に気づいたのが、玉川学園の英語教育の質の高さと、論文作成の力を養うプログラム『学びの技』の存在のありがたさです。そのような意味で、学校には何一つむだはなく、自分自身は玉川学園で学べたことに感謝したいと思っています」

 2年生の5月に学部を決めるため、将来の明確な目標はまだ決まっていないと語る石川さんですが、持ち前の明るさと負けず嫌いで、次のトライをめざしています。

いつでも帰ってこられる場所がある幸せ
久しぶりの再会で話が尽きない様子の石川さんと中里先生。共に汗を流した思い出の記念グラウンドで会話が弾みました。久しぶりの再会で話が尽きない様子の石川さんと中里先生。共に汗を流した思い出の記念グラウンドで会話が弾みました。

「石川くんはどこにいてもムードメーカーで、友達も多い。部活動が終わっても後輩の練習に付き合ったりするところは、彼の飾らない性格そのままではないでしょうか」(中里先生)

「中里先生は進路指導ではやさしいのですが、部活動ではとても厳しく指導していただきました(笑)。いつでも帰ってくることができる場所があるのは、とても幸せなことだと思っています」(石川さん)

(この記事は『私立中高進学通信2016年1月号』に掲載しました。)

玉川学園(中)  

〒194-8610 東京都町田市玉川学園6-1-1
TEL:042-739-8931

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