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私立中高進学通信

2015年12月号

未来を生き抜く学力のつけかた

川村中学校

6年間の総合的な学習を通して
生徒の生きる力や考える力を育てる

何を調べてどうまとめるかを生徒自身が考える「総合的な学習」

 創立90年の歴史を誇る同校は、「感謝の心」「社会への奉仕」を基盤として6カ年の一貫教育を行っています。6年間を通して取り組むのは、生徒たちが将来生きていく上で欠かせない、総合的な学習の時間です。総合的な学習は、各学年でテーマを設け、段階的に進んでいきます。

「例えば、中1では“生命”というテーマで、夏休みに蓼科と八ヶ岳に行きます。八ヶ岳では野菜の収穫を体験したり、ハーブについて勉強したり、豆腐やジャム作りに挑戦します」(渡邊隆之教頭先生)

 教員から「これについて調べなさい」などの指示は出さずに、生徒たち自身で、テーマについてイメージすることを事前学習し、校外学習を通じて理解を深め、事後に自分なりの考えをまとめて発表を行います。

「土に関して調べる生徒もいれば、虫のことを調べる生徒もいます。文献をもとに調べたり、情報を取捨選択しながらインターネットを使ったり、家族に聞いたりと、調べ方も自分で選びます。調べ方やまとめ方を考えながら進めていくところに、新鮮な発見があったり、当初、自分が想像していたことと異なる関心事が出てきたりします。新しいことを習得するうえで、さまざまな方法があることを学ぶ勉強にもなります」(堀内美由紀副校長先生)

社会と連動したキャリア教育で具体的に“仕事”を意識

 また、同校ではキャリア教育にも力を入れています。

「中3の9月から“仕事”ということを意識します。具体的には、テレビ局の職業体験プログラムに参加し、生徒だけでひと番組作ります。生徒たちはその取り組みを通して、テレビ番組を作るには、カンペを出す人がいたり、大道具さんがいたりと、画面に出ない大勢の人たちが番組を支えていることを知ります。自分はキャスターとして表に立つのがいいのか、裏方が向いているのか、自分の適性を考えるきっかけになります」(渡邊教頭先生)

 そして、高1では、企業の協力を得てインターンシップを実施します。今年はエイチ・アイ・エス、オムロン、クレディセゾン、大和ハウス、テレビ東京、富士通の協力のもと、企業から与えられたミッションについて、1年かけて話し合っていきます。

 学校の勉強は、答えが合っていれば○で、間違っていれば×。でも、社会に出たら“正解”は存在しないものです。企業からのミッションにも正解はありませんが、みんなで話し合って、まとめていかなければいけません。

「重要なのは、自らの頭で考え抜くということ。机上で学んだ知識を記憶だけにとどめておいたのでは、生き抜く力になりません。社会の移り変わりが激しい今、自分の力を駆使して、自分のできることを行動に移して生きていける女性になってほしいのです」(堀内副校長先生)

中1生命自然に触れ命の大切さを知る

 野菜の収穫や食物の加工を体験し、農家の方にそれまでのご苦労などをお聞きします。都会育ちの生徒の中には野菜畑を初めて目にする子もいて、「根菜類は土の中で育つ」という当たり前のことに、改めて驚く場面もあるようです。

中2環境自然の中の人間の営みを知る

 石川県の輪島と、岐阜県の白川郷を訪問し、里山と里海の生活や文化に触れます。そして、環境と共生しながら、人々が生きてきた営みについて学習します。また、多くの人々の叡智を結集して作られた富山県の黒部ダムまで足を伸ばし、現在と将来の環境を考えるきっかけを作ります。

中3自覚将来を意識し、今の自分を知る

 中1、中2の総合的な学習の集大成として、中3では修学旅行で世界遺産の白神山地などを訪れ、東北の歴史や文化に触れ、文学散策をします。後期にはテレビ局の職業体験プログラムへの参加や、職業講演会などのキャリアガイダンスを開始。高校生活をスタートさせる前に、人生設計を考えていきます。

高1共生正解のない問いに挑む

 実際の企業のインターンシップを教室で体験しながら、働くことの意味や楽しさ、企業活動への理解を深めます。最初はどんな企業かを調べることから始まって、その企業の得意な分野、苦手な分野、世間のイメージなどを調査しながら、理解を深めていきます。最終的には、企業から与えられたミッションについて、みんなで話し合います。週に1〜2時間、1年かけて話し合い、12月に発表会をします。企業の方にも来ていただき、8分間にまとめて発表します。

平成26年度企業ミッション
企業名 ミッション
エイチ・アイ・エス 「旅に行かない若者が世界と出会うために、H.I.S.のリソースを最大限に活用した仕組みを提案せよ!」
オムロン 「まだ誰も気づいていない課題を発見し、オムロンの技術を駆使した解決策を提案せよ!」
クレディセゾン 「〇〇とのコラボで10年先の世界にワクワクをつくり出せ!常識をくつがえすクレディセゾンの新サービスを提案せよ!」
スカパーJSAT 「世界初!キミたちの“原体験”を生かした新しい宇宙ビジネスを提案せよ!」
大和ハウス 「私たちにとっての”減災”とは?人が天変地異と共生する全世界注目のプロジェクトを提案せよ!」
テーブルマーク 「現代の食の危機を直視し、20年後の“食のシーン”をデザインする新プロジェクトを提案せよ!」
高2平和感謝の心で平和の意味を掘り下げる

 広島や、文化遺産の姫路城、厳島神社を訪れることで、平和の尊さを学びます。今年は、倉敷から尾道まで各班ごとに自主研修をして、ホテルで旅の事後報告会をしました。

高3自立自分らしい生き方への道を確立する

 5年間で学んだことを礎に、自分の進路を決定します。自分の力で進路を切り拓き、高い意識でものごとに取り組む姿勢を再確認していきます。

(この記事は『私立中高進学通信2015年12月号』に掲載しました。)

川村中学校  

〒171-0031 東京都豊島区目白2-22-3
TEL:03-3984-8321

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