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私立中高進学通信

2015年12月号

熱中!部活動

東京農業大学第三高等学校附属中学校

「究理探新」精神のもと
思いやりと自ら学ぶ心が育つ

科学部
文化祭の発表に参加した部員のみなさん。毎日、とても熱心にヒラメの飼育に取り組んでいます。知識量も増えました。

文化祭の発表に参加した部員のみなさん。毎日、とても熱心にヒラメの飼育に取り組んでいます。知識量も増えました。

「科学部は、ヒラメの養殖実験に3年前から取り組んでいます。中学単独の部活動でヒラメを育てているのは、埼玉県下でも唯一なのですよ」

 と語るのは、理科教諭で科学部顧問を務める渡邉俊希先生です。ヒラメの養殖は水質管理などにも手のかかる難しい試みですが、埼玉県立蕨高等学校や浦和実業学園高等学校の生物部、NPO日本養殖振興会とも連携し、これまで10匹の養殖・飼育を手がけてきました。

「他校の先輩や日本養殖振興会のみなさんと一緒に勉強させてもらうことで、部員の知的好奇心は非常に高まります。育てたヒラメを食べるところまでを経験させますので、命の尊さや食べ物を作る人への感謝の気持ちを全員が実感しています」

 生徒の主体性にも良い刺激を与えていると渡邉先生。

「生き物相手なのでトラブルは必至ですが、精いっぱい工夫して、どうしてもダメな時だけ教師に助けを求めに来ます。簡単に物事を諦めない生徒が多いのは、科学部の自慢です。責任感と的確な判断力、積極性がめきめきと育っていると感じます」

 今年からは東京・墨田区の第三寺島小学校にヒラメについて生徒が教えにいく取り組みもスタートしました。

「文化祭での発表もそのリハーサルとして行ない、良い成果を得ることができました。今後はヒラメをよりよく育成する研究を進めて、県内・県外へ成果を発表する場を多く設けたいです。生徒たちのがんばりを多くの方に伝えていきたいですね」

科学部代表
木藤秀太くん(左/中3・部長)
永野蒼くん(中央/中2)
沼田侑希くん(右/中2・副部長)

「貴重なヒラメの養殖体験はとても面白いです。自分たちで調べ、観察して人前で研究発表をすることで、みんなと協力することの大切さも知りました。他の高校生物部と共同の勉強会も、学ぶことばかり。さらに勉強して、もっと大きなヒラメを育てたいです! 将来は、科学分野の仕事で社会の役に立ちたいです」(木藤くん)

今年の文化祭『浪漫祭』で行なったヒラメについての発表。エサの種類や飼育中の注意事項などを、小学生にもわかりやすく紹介しました。今年の文化祭『浪漫祭』で行なったヒラメについての発表。エサの種類や飼育中の注意事項などを、小学生にもわかりやすく紹介しました。
顧問の渡邉先生がヒラメの養殖を実験題材に提案しました。「私自身も、生徒と一緒に勉強させてもらっています」顧問の渡邉先生がヒラメの養殖を実験題材に提案しました。「私自身も、生徒と一緒に勉強させてもらっています」

現在飼育中のヒラメ。
海水の交換や水質調整がしやすいよう、ホームセンターで買ったバケツや衣装ケースを改造した手作りの水槽で管理しています。

科学部データ
■活動日/活動時間 土/13:30~18:00(各部員の帰宅時間に応じる)
※平日放課後は当番制でヒラメの世話にあたる。
■部員数 中1=7名、中2=16名、中3=7名

吹奏楽部

 吹奏楽部は、科学部と並んで校内で最も部員数が多く、埼玉県下で開催される各種イベントや演奏会などにも数多く参加しています。

「吹奏楽は個人的な技術よりも、いかに全員で美しいアンサンブルを奏でるかが大切です。中1で入部したときには楽器未経験でも、中2、中3の先輩たちの指導のもとで、すくすくと伸びていきます。先輩も後輩の指導にあたることで人間性が成長します。
 音楽を通じてチームワークの大切さを知り、コミュニケーション能力を向上させることができるのが、吹奏楽部の良さだと思います」

 と話すのは、顧問のひとりである数学科教諭の佐々木勇輔先生です。

 日々の練習も、先輩と後輩、生徒同士が積極的に声をかけ合いながら行なっています。

「練習は生徒の自主性に任せています。上級生は全員をまとめるのに苦労も多く、よく相談にも来ますね。そういった小さな努力の積み重ねが大きな目的意識につながり、全員が一致団結し、協力し合って目標を達成する喜びが得られるのです。そのことを吹奏楽部の活動から大いに学んでほしいと思っています」

 今後はもっとレパートリーを増やすのが目標とのこと。

「さらに部員を増やし、大編成のオーケストラ曲や有名なマーチのアレンジにも挑戦していきたいですね」

吹奏楽部代表
白倉紀和さん(右/中3・部長)
森松裕樹くん(左/中3)

「楽器の音がそろわなくて悩んだり、たまにケンカをすることも。でも、練習した以上の演奏ができると言葉にならないくらい感動します。練習を続けると日々、音が成長していくのもわかり、演奏がどんどん楽しくなるのです」(白倉さん)
「憧れていた指揮者の体験もできました。音楽はずっと続けられる趣味なので、大人になっても楽器を続けたいです」(森松くん)

文化祭では演奏楽曲に合わせてオープニングにはお笑いコンビのモノマネも披露され、来場者の笑顔を誘いました。文化祭では演奏楽曲に合わせてオープニングにはお笑いコンビのモノマネも披露され、来場者の笑顔を誘いました。
顧問の佐々木先生も学生時代は吹奏楽部に所属。演奏会では指揮を担当します。顧問の佐々木先生も学生時代は吹奏楽部に所属。演奏会では指揮を担当します。
2日間とも演奏会は中学校舎2階のオープンスペースで。1日目は体育館で高校生との合同演奏がありました。2日間とも演奏会は中学校舎2階のオープンスペースで。1日目は体育館で高校生との合同演奏がありました。
文化祭の演奏メンバーが集合。「吹奏楽部はにぎやかで個性的なメンバーが多いです」と佐々木先生。文化祭の演奏メンバーが集合。「吹奏楽部はにぎやかで個性的なメンバーが多いです」と佐々木先生。
吹奏楽部データ
■活動日/活動時間 月・水/16:00~18:00
土/14:00~18:00
※高校定期演奏会、文化祭などの準備により変動あり。
■部員数 中1=11名 中2=6名 中3=13名
■主な実績(2014年度) 高校定期演奏会(年1回)、日本スリーデーマーチ完歩祝賀演奏、東松山アンサンブルコンテスト出場ほか

(この記事は『私立中高進学通信2015年12月号』に掲載しました。)

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