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私立中高進学通信

2015年11月号

SCHOOL UPDATE

開智日本橋学園中学校

哲学対話
正解のない対話を通じて自ら問いかけ考える力を養う

円を描くように椅子を並べて着席。コミュニティボールを投げて、さあ哲学対話が始まります。

円を描くように椅子を並べて着席。コミュニティボールを投げて、さあ哲学対話が始まります。

 教室の真ん中に向かって並べた椅子に生徒たちが座りました。普段の授業とは違う雰囲気の中、ワクワク感が伝わってきます。そして7回目の「哲学対話」の時間が始まりました。

 今日は、前回鑑賞した『ミノタウロスの皿』というアニメーション映画をもとに問いを考えます。地球では人類が牛を食べますが、この物語は、両者の立場が逆転している別の星が舞台。私たちは、日々、動物や植物を食べ物として体に取り入れて生きています。映画を振り返りながら、生徒たちは生命とは何か、食物とは何か、生きることとは、といったさまざまな問題について考えていきます。

 先生はファシリテーターに徹し、決して急かすことはありません。ゆっくりと問いかけ、生徒の発言を全員で共有し、ときには沈黙の時間が長く続くこともあります。生徒たちは、宙を見つめ、腕組みをし、首をひねり、考えます。表情は真剣そのものです。

「『哲学対話』は、子どもたちにじっくりと考える時間を設け、考える姿勢や態度を養うことをめざしています」(同校哲学対話担当/土屋陽介先生)

 入試を突破するために子どもたちが取り組んできた受験勉強は、一つの正しい答えを、できるだけ早く導き出すことに重点が置かれます。ところが実際の世の中には、正解の出ない問題もたくさんあります。大人になってから、こうした問題に取り組むためには、自ら問いを導き出し、深く考える力が必要不可欠です。

 答えが出なくても構わない。発言をしなくてもいい。大切なのは、諦めずに考え続けること。「哲学対話」を通じて、子どもたちは本物の思考力を身につけていきます。

テーマと向き合い
考える50分間
まずはウォーミングアップから。「何でもバスケット」ゲームで頭と体をほぐします。まずはウォーミングアップから。「何でもバスケット」ゲームで頭と体をほぐします。
先週見たアニメーション映画を振り返り、そこからどんな「問い」ができるかを考えます。先週見たアニメーション映画を振り返り、そこからどんな「問い」ができるかを考えます。
手にしているのは、クラス全員で、毛糸で作ったコミュニティボール。発言したい人は挙手をして、コミュニティボールを受け取ってから話すのがルールです。手にしているのは、クラス全員で、毛糸で作ったコミュニティボール。発言したい人は挙手をして、コミュニティボールを受け取ってから話すのがルールです。
粘り強く考える姿勢を身につけるために
ファシリテーターを務める土屋先生。なごませながら集中できる環境をつくりつつ、巧みに生徒の発言を促します。ファシリテーターを務める土屋先生。なごませながら集中できる環境をつくりつつ、巧みに生徒の発言を促します。
「人間が生きていくためには犠牲は仕方ない?」「動物の『痛み』をどう考えたらいいんだろう……」さまざまな意見が述べられます。「人間が生きていくためには犠牲は仕方ない?」「動物の『痛み』をどう考えたらいいんだろう……」さまざまな意見が述べられます。
答えの出ない問題について、思いを巡らせ、考える表情は真剣そのものです。答えの出ない問題について、思いを巡らせ、考える表情は真剣そのものです。

(この記事は『私立中高進学通信2015年11月号』に掲載しました。)

開智日本橋学園中学校  

〒103-8384 東京都中央区日本橋馬喰町2-7-6
TEL:03-3662-2507

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