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私立中高進学通信

2015年11月号

自立と自律

大宮開成中学校

面倒見の良い教育で高度な
専門性を持った自立を育む

今年、東京大学をはじめ、一橋大学、東京工業大学などの国公立大学に計70名が現役合格した大宮開成。その実績は自立に向けた面倒見の良い教育に支えられています。
今年もアーチェリー部は全国大会に出場。吹奏楽部も東日本大会で演奏しました。部活動を通して、生徒たちは人間力を鍛えています。

今年もアーチェリー部は全国大会に出場。吹奏楽部も東日本大会で演奏しました。
部活動を通して、生徒たちは人間力を鍛えています。

教員と家庭が連携を図り良い生活習慣をつくる
山中克修校長先生山中克修校長先生
1952年生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、大宮開成高等学校の教員となる。2010年に校長に就任。趣味は読書、歴史的な建造物を見ること。

「教育の本来の目的は、子どもを精神的、経済的、社会的、生活的に自立できるように育てることです。それにプラスして、高度な専門性を生かして自立できるようにしなければならないと私は考えています。

 本校の目標は、一人ひとりの得意分野を伸ばして自立させることです。どんな仲間とともに学ぶかが教育では重要です。難関大学には切磋琢磨できる集団がいます。レベルの高い大学に身を置くほど、得意分野を磨くことができます。だからこそ生徒を難関大学に送り出したいと考えています」 (山中克修校長先生)

 同校では自立のために、中1と中2に対して教員が徹底的に面倒を見る教育が行われています。この狙いは “自立するための力を生徒たちに蓄えさせる” ことです。そして中3と高1で少しずつ手を離していき、高2、高3で一人立ちできるようにします。

 入学したばかりの中1で大切にしていることは、提出物をきちんと提出することと、毎日の小テストのための勉強です。まず、この2つを習慣化させます。独自の『学習と生活の記録ノート』を使い、生徒が記入した自宅学習の内容などを教員と家庭が連携して毎日チェックしています。

「『今日、家に帰ってから寝るまでに何をするのか』を生徒が把握できるようにします。例えば保護者にプリントを渡し、明日の授業のためにこれとこれを用意するといった内容を生徒が『学習と生活の記録ノート』に書き込み、準備や勉強が済んだら項目に線を引いて消していきます。この習慣をしっかりと身につけることが自立への第一歩となります」

『学習と生活の記録ノート』では、自分で計画した学習内容をきちんとこなせたかを振り返ります。この振り返りが自立を育んでいきます。『学習と生活の記録ノート』では、自分で計画した学習内容をきちんとこなせたかを振り返ります。この振り返りが自立を育んでいきます。
入学式直後の『フレッシュマンキャンプ』(1泊2日)では、規律ある行動の大切さを知り、協調性や責任感を学びます。入学式直後の『フレッシュマンキャンプ』(1泊2日)では、規律ある行動の大切さを知り、協調性や責任感を学びます。
目に見えない達成感が意欲を高めて自立を促す
中1から中2まで週に2日、7時間授業があります。また、中1から高1まで放課後は5教科のサポート授業が行われています。中1から中2まで週に2日、7時間授業があります。また、中1から高1まで放課後は5教科のサポート授業が行われています。

「人間教育の上に学力はつくられる」という山中先生の考えから、中1と中2では、あいさつや感謝する心、思いやりの心を持つことの大切さも教えています。

「子どもは達成感の積み重ねによって成長していきます。本校には漢検・英検・数検の三大目標があり、積極的に生徒に受検させています。点数として目に見える達成感の一方で、目に見えない達成感も重要視しています。例えば、掃除を一生懸命していたり、友達を手助けしたりしているのを教員が見かけたら、言葉にして褒めるのです。自らすすんで良い行いをすることを私は『本義』と呼んでいます。人として持たなければならない資質です。子どもは教員から褒められれば、うれしくなります。その喜びや『先生がいつも見てくれている。認めてくれている』という安心感が生徒の意欲を高め、自立を促していくと考えています」

 人間力と学力の基礎が固まった高校生に対しては、授業の位置づけが変わります。生徒が演習や予習復習をするための授業になるのです。授業内で完結せずに「今日帰宅したら何を学ばなければならないか」を生徒に気づかせる授業が理想だと山中先生は語ります。

卒業生と母校との絆は強く、大学生となった卒業生が進路報告会などに積極的に参加しています。卒業生と母校との絆は強く、大学生となった卒業生が進路報告会などに積極的に参加しています。

 教員が一方的に教えるのではなく、高2、高3で自立できるしかけを設けながら教えることが、同校の面倒見の良い教育です。こうして生徒は目標に向かって自ら計画し、それを実行できる力を身につけていきます。

 6年間で立派に自立した卒業生の活躍を山中先生は次のように話します。 「自分が大切に育てられた実感があるようで、人に教えたり面倒を見たりするのが好きな卒業生が多いですね。今年、東大に進学した卒業生は高校時代にインターハイに出場しています。彼は週に1、2回は本校を訪れて、部活動の後輩の指導にあたっています」

(この記事は『私立中高進学通信2015年11月号』に掲載しました。)

大宮開成中学校  

〒330-8567 埼玉県さいたま市大宮区堀の内町1-615
TEL:048-641-7161

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