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私立中高進学通信

2015年11月号

大学合格力強化計画

国学院大学久我山中学校

25年後の生き方にフォーカス
『人間力』の育成で学力が向上

高2対象の勉強合宿を終えた生徒たち。達成感が笑顔になってあふれます。

高2対象の勉強合宿を終えた生徒たち。達成感が笑顔になってあふれます。

難関大学合格者数が4年前の3倍に

 女性の社会的自立と社会貢献をめざし、明治32年に創立された同校。同校の立地する渋谷が、文化の発信地として変化し続けるように、教育内容は常に進化し、改革を続けています。

 その成果の一端は、ここ数年の大学合格実績に見ることができます。国公立、早慶上理・ICUなど難関大学への合格実績は、2011年春の実績と比較して約3倍になりました。海外大学合格実績も2桁となり、進学先がアメリカ、カナダ、台湾など世界に広がりつつあります。

「国公立大学への進学者は4%、併設大学以外の私立大学へは73%となっており、多くの生徒が他大学入試に挑戦しています。海外大学への進学者、交換留学希望者も増えています。現代の若者は内向きだと言われますが、本校の生徒にはあてはまりません。外向き志向の積極性が校内に活気をもたらしています」

 と、広報部長の松下寿久先生は言います。

 この実績を根底から支えているのが『人間力』を育てる同校の教育理念です。生徒の25年後の生き方に焦点を合わせた『キャリア教育』、教科や行事、クラブ活動などを通して磨く『感性表現教育』、異文化との共生をめざす『グローバル教育』、知識を活用する力を育てる『学力改革』。この4つを柱に人間力を育てているのです。

「本校は模擬国連世界大会に4年連続で出場し、優秀な実績を収めていますが、いわゆる受験学力だけでは勝ち上がれません。英語力はもちろん、交渉力や異文化理解力などがあって初めて日本代表になれるのです。大学合格実績の上昇と生徒の活躍は、『人間力』としての学力を育てる方向性としっかりリンクしているのです」

キャリアプランを高1でつくる意味

 4つの柱のうち『キャリア教育』は将来設計の力をつけるベースとなるもので、約10年前に始まりました。中学3年間で自己理解や職業調べ、ゲストの講演、インターンシップなど多彩なプログラムを経験したのち、高1の前期ではキャリアプラン『25年後の世界と私』を作成します。なぜ25年後なのでしょうか。

「キャリアプランとは大学を卒業して就職できればいい、というものではありません。結婚や出産、子育てなども含め、どのような環境においても充実した生活を送るにはどうしたらいいか、という視点を育てるために、25年という長いスパンを設定しました。

 自分の親ぐらいの年齢になったころに、どのように社会と関わり、役割を担っていけるかを考えさせる。この大きなテーマが高2以降の進路選択を後押しするのです」

 将来の自分のビジョンを見据えれば大学入試は「当面の目標」であり、大学合格は最終ゴールではないという意識が育ちます。大学名だけで進路を選ぶ生徒はいなくなったと言います。

充実した講習 2020年対策も始まる

 キャリアプラン、進学先が定まれば、高1後期からは大学入試に向けた準備が始まります。同校では早朝や放課後の講座(ゼミ)、長期休暇中の講座、勉強合宿など生徒の声に応える講座がたくさんあります。これらはすべて同校の先生が受け持ち、予備校などへの外部委託はありません。受講料も無料です。生徒のリクエストで講座が始まることもあれば、先生が必要だと判断して開講することもあるそうです。

「放課後は生徒も教員も部活動がありますが、 “勉強するなら” と、互いに調整をつけることで、講習を充実させています」

 昨年度から始まった3泊4日の勉強合宿は、1月6日から高尾で行われます。90分7コマの授業と自習でみっちり勉強でき、しかも費用が格安とあって50名以上の参加がありました。

 これら生徒一人ひとりの進路に応じた講座の開設や、選択科目の設置は、4つの柱のひとつ『学力改革』に含まれます。しかし、同校の学力改革は今の受験を突破する学力伸長のみを指すのではありません。2020年以降の大学入試改革に向けて助走は始まっています。

 昨年度から始まった『サイエンス探求プロジェクト』は多様化する国際社会で活躍する女性を育成するため、基礎学力に加え、論理的思考力、主体的な行動力、表現能力を身につけるプログラムです。

高2対象の勉強合宿を終えた生徒たち。達成感が笑顔になってあふれます。

サイエンス探求プロジェクト(高校1年対象)

 大学・企業の出前授業やさまざまな体験学習をきっかけに一つのテーマを研究する「探究活動」、「プレゼンテーション研修」、インターネットを利用した「オンライン英会話プログラム」の3つを1年間かけて学び、成果をスタンフォード大学、カリフォルニア大学バークレー校の学生、教授陣の前で発表するオリジナリティあふれる内容です。 「現在は希望者制ですが、いずれ全校に広めていきたいと考えています」

 と松下先生。従来の教科の枠を越えたこの “合教科” 型の学びは、今後、大学入試で問われる『知識活用力』を伸ばすと言われています。この取り組みが定着すれば、2020年に予定されている大学入試改革にも強い生徒を育成できることは間違いありません。

「サイエンス探求プロジェクト」で体験できるプログラム。「理科ゼミ」は、大学や企業の専門家を講師に招いて理科への興味・関心を広げます。「サイエンス探求プロジェクト」で体験できるプログラム。「理科ゼミ」は、大学や企業の専門家を講師に招いて理科への興味・関心を広げます。
「オンライン英会話プログラム」はスカイプを使ったマンツーマンのトレーニングで「英語で考える」脳を育てます。「オンライン英会話プログラム」はスカイプを使ったマンツーマンのトレーニングで「英語で考える」脳を育てます。
主な大学合格実績(抜粋)

(2015年春、過年度生を含む)

大学名 人数




北海道大学 1
国際教養大学 1
千葉大学 1
山梨大学 2
埼玉大学 2
横浜国立大学 1
首都大学東京 1
大学名 人数



早稲田大学 31
慶應義塾大学 12
上智大学 21
東京理科大学 12
国際基督教大学 3
明治大学 46
青山学院大学 32
立教大学 46
中央大学 12
法政大学 32
学習院大学 24



レイクランドカレッジ,
ジャパンキャンパス
2
オハイオノーザン大学 1
サルベリジーナ大学 1

(この記事は『私立中高進学通信2015年11月号』に掲載しました。)

国学院大学久我山中学校  

〒168-0082 東京都杉並区久我山1-9-1
TEL:03-3334-1151

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