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私立中高進学通信

2015年11月号

10年後のグローバル社会へのミッション

麴町学園女子(麹町学園女子)中学校

「使える英語」を駆使し
多様な人々と協働できる女性に

ニュージーランド語学研修

ニュージーランド語学研修

語学力を磨くとともに異文化理解を深める
お話をうかがった山口先生。麴町学園女子の「グローバルプログラム」
2016年度から始まる改革で、新たに打ち出す「グローバルプログラム」では、「語学力育成」「英語活用」「異文化理解」の3つの取り組みを融合して国際社会を生き抜く女性の育成に努めます。

 これからの時代に求められる多様な学力、柔軟な対応力を養うべく、同学園は教育改革に乗り出しました。

「2020年の大学入試改革に対応するための学力に加え、グローバル社会、情報化社会に対応するための考える力、表現する力、自ら学ぶ力を確実に身につけることが、次代を生き抜くうえでは不可欠です。本学園では、これらの力を総称して『みらい型学力』と呼んでいます。そして、改革の柱の一つに掲げているのが、国際社会において自らの個性を輝かせることができる女性を育てるためのグローバル教育です。『使える英語』を身につけ、その語学力を生かして異文化を理解し、多様な人々と協働していける女性になってほしいと考えています」(校長/山本三郎先生)

 同学園のグローバル教育では、英語力の向上を目標とした「アクティブイングリッシュ」と、その語学力をベースに、多様な文化や価値観を理解し、広い視野を持って社会で活躍できるような力を育む「グローバルプログラム」の2つの取り組みに重点をおいています。

「慣れる→親しむ→身につく」のステップを踏むことが大事

「英語の学習も、異文化理解も、いきなりゴールをめざすのではなく、段階を踏むことが大切です」

 と、馬渕和士先生(国際部部長)は強調します。

「まずは低学年のうちに、英語や異文化に慣れ、親しむところから始めることが肝心だと考えています。そこで、生徒が校内に居ながらにして、ネイティブの先生と日常的に会話をしたり、海外からの留学生と一緒に勉強や活動に取り組んだりできる環境づくりを進めています。生徒の日常に『英語を使う環境』と『異文化に触れる環境』の充実を図っています」

 ネイティブスピーカーと英語でコミュニケーションをとる楽しさが実感できるようになれば、自分の伝えたいことを自分の言葉で表現したいと思うようになり、その気持ちが、「語学力をもっと磨きたい」というモチベーションになります。そして、身につけた語学力を生かして国際理解をより深め、自分が社会で果たせる役割や輝ける居場所を見つけられるようになるのです。

「中高時代にこうしたプロセスを踏むことで、学力向上とともに、多様な文化や価値観を受け入れる寛容な精神と豊かな感性を養い、グローバルに活躍できる女性に成長するための第一歩になるといえます」(馬渕先生)

麴町学園女子の取り組みレポート
ICTを駆使した「アクティブイングリッシュ」

 大学入試においても、また、社会でグローバルに活躍できる人材となるためにも、「聞く・話す・読む・書く」の4技能を備えた英語力が求められています。
「なかでも、従来あまり力点をおいていなかった『話す・書く』に重点をシフトした英語教育が必要です」
 と、佐藤望先生(英語科主任)は指摘します。そのために、本格的に導入を始めたのがICT。教室に大画面モニターを設置し、これまで黒板で展開していた活動をパソコンに切り替えての授業を増やしています。
「情報をモニター画面に瞬時に映し出せるため、板書に費やしていた時間を削減することができ、『話す・書く』活動に充てることができています。ICTを使うと、情景や人物の絵や写真をもとに生徒が自分の言葉で話すスピーキングの活動も手軽に行えます。このように、多様な授業形態を取り入れることで、授業の質も向上しています」
 また、ICTを導入したことで、すべての英語教員が同じ教材を共用できるようになり、教員による指導面のばらつきをなくすこともできます。
「生徒が6年間通じて、一つのメソッドに従って着実に力をつけていくことができるのも、ICT活用のメリットだと考えています」


●2016年度から始まる英語教育の概要
学年 中1・2(基礎期) 中3・高1(充実期) 高2・高3(発展期)
ねらい 土台を作る アウトプットに慣れる 活用する
目標
検定級
英検3級 GA・SA
コース
英検2級 TOEFL iBT 80点
Aコース 英検準2級 英検2級以上
主な活動 音声活動を通して「話す」力を養います。インプットを中心としたアクティブ・ラーニングで「読む」「聞く」の力を養います。 GA・SA
コース
中3時の3カ月留学でアウトプットを徹底的に行い、英語力を磨きます。 海外大学への進学にも対応できる英語力を磨くため、よりアウトプットを中心とした授業を展開します。
Aコース 海外研修での経験を土台に、インプット中心からアウトプット中心の授業を展開します。 自身の考えを表現できる力(話す・書く)を養います。

注)2016年度からGA(グローバルアクティブ):英語特別進学、SA(スペシャルアクティブ):特別進学、A(アクティブ):進学の3コースが導入されます。

英語力を生かし、異文化交流を広げる「グローバルプログラム」

 将来、生徒がグローバル社会で生き生きと活躍できる女性に成長できるよう、新たに打ち出したのが「グローバルプログラム」。英語の授業で習得した語学力をよりいっそう高めるとともに、それを活用して異文化理解を深め、異文化交流を広げるための機会を用意しています。
「英語活用と異文化理解を目的とした行事として、従来、ブリティッシュヒルズやニュージーランドへの語学研修を行っていましたが、今後は語学研修・修学旅行の行き先や内容もさらに充実させ、バリエーションを増やす予定です。また、身近な留学として、国内留学、校内留学にも力を入れます」 (馬渕先生)
 国内留学は、ネイティブ教員と近郊のセミナーハウスに出かけて英語によるアクティビティを行うプログラムを展開する予定です。
 また、校内留学の一環として、今年9月に「i Lounge(インターナショナルラウンジ)」をオープンしました。ネイティブが常駐するラウンジで、英語や世界各国の情報に触れることができるスペースとなっています。室内では英語しか使わないのがルールですが、英語や異文化に気軽に触れることができると、多くの生徒が利用しています。

ニュージーランド語学研修ニュージーランド語学研修
i Lounge(インターナショナルラウンジ)i Lounge(インターナショナルラウンジ)
進学通信2015年11月号
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