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私立中高進学通信

2015年10月号

10年後のグローバル社会へのミッション

城西大学附属城西中学校

全クラスでグローバル教育を拡充
伝統の姉妹校交流で国際人を育てる

生徒との会話が大好きな加藤校長先生。建学の精神「天分の伸長」について「才能や素質だけでなく、こうありたいという生徒自身の願いも含んだ素養を伸ばすのが私たち教員」と語ります。

生徒との会話が大好きな加藤校長先生。建学の精神「天分の伸長」について「才能や素質だけでなく、こうありたいという生徒自身の願いも含んだ素養を伸ばすのが私たち教員」と語ります。

グローバル教育をすべてのクラスに

「これからは誰もがグローバル化の影響を受けながら生きる社会になります」

 そう断言する、加藤晃孝校長先生。デフレや円安といった経済・金融情勢の変化に加え、インターネットの普及であらゆるものが情報化される現代社会において「自分なりの基準を持つことが重要」と生徒に語りかけているそうです。

「自分の軸を持つには、教師が生徒にイエスかノーを選択させるのではなく、“なぜ?”と問いかけ、考えを引き出すオープンクエスチョンの授業が欠かせません。しかし、今の学校では間違いを恐れて黙っていたり、変わった意見を言う人を笑ったりする空気が残っているのではないでしょうか。それはもうやめなければならないと思います。間違ってもいいから発言ができる、人と違う意見を尊重できる“寛容さ”を備えた教育をグローバル化対応の基本に据えたいと考えています」

 このような考えのもと、2016年度入試から国際化対応のGA(Global Arts)クラスの募集を停止し、GAクラスで培った成果をすべてのクラスで展開することを決めました。自分の考えをしっかり述べることができる生徒を学校全体で育成する方針です。

寛容さを育む教育が必要

 国際化に対応した新しい授業展開に必要な“寛容さ”を育むには、学校生活のあらゆる場面で生徒が活動できる環境が必要です。「英語の授業以外にもグローバル教育の舞台はたくさんあります。ホームルームや部活動、行事などふだんから生徒が活発に発言できる雰囲気をつくっていけば、今度は英語の力も自然に伸びていくと考えます」

 と加藤校長先生は言います。

 同校はオーストラリアやアメリカ、台湾など高等部の姉妹校と国際交流や交換留学の歴史が長く、仲介業者を介さない学校発の交流が特徴です。中学では高校での国際交流が実のあるものになるよう、英語教育や体験活動を充実させていく予定です。

 校長という立場から生徒に一歩踏み込んだ話をすることもあるそうです。「君たちはどんな環境で生きていきたいのか、資格を取得して食べていくのか、世界に飛び出して力を試すのか、私自身の思いをぶつけることがあります。今はまだ生徒がその意味をわからなくてもいいのですが、グローバル社会が進み、子どもたちが将来直面するであろう現実をきちんと伝えていくのも、学校の役割なのです」

城西大学附属城西の取り組みレポート
伝統の留学制度で大きく成長

 選考試験に合格した高1と高2の生徒を、毎年海外の姉妹校に留学生として派遣しています。同校の国際交流の歴史は古く、30年の実績があります。姉妹校はアメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、台湾、中国に6校、提携校はオーストラリアとアメリカに計7校あり、毎年多くの高校生が充実した生活を送り、成長して戻ってきます。

「日本とアメリカでは大きな違いがあると思っていたけれど、国による違いではなく、人によって違いがあるだけとわかった。留学を終えて“違い”が当たり前だと思うようになった」とコメントを残した高校生もいます。留学で取得した単位は日本での単位として認定されるので、大学進学の準備もスムーズです。

 さらに、姉妹校や国際ロータリークラブなどから日本にやってくる留学生の受け入れも盛んで、学校生活の中でも「世界」を身近に感じることができます。一朝一夕に築き上げることのできない等身大のグローバル教育が強みです。

日本の伝統を体験する地域の人との出会いもグローバル教育

 海外に行くと自分のアイデンティティを意識しやすくなり、日本の伝統文化の良さを伝えたい、海外の友人に教えたいと思うもの。中学では地域のボランティアのみなさんと、あやとりや折り紙で遊びながら日本文化の体験を通して学んでいます。

 同校はインターアクト部や吹奏楽部などによる社会活動、地元の伝統芸能の獅子舞に生徒が参加するなど、温かな交流によって地域の人々からも親しまれています。家族や学校の先生以外の、さまざまな人との出会いも“寛容さ”を身につける意味でグローバル教育に位置付けられるのではないでしょうか。

ネイティブの授業で英語力向上

 英会話の授業はネイティブ教員が2人入り、少人数で進めます。授業はオールイングリッシュで「完璧じゃなくてもいいから、話してみよう」がモットー。積極的に手を挙げる、チャレンジする姿勢を評価します。

 同校には世界各国の姉妹校からの留学生も数多く在籍しています。英会話の授業で培った力で積極的にコミュニケーションを深めることができます。語学力を磨くだけでなく、海外の生徒の積極性やチャレンジ精神を身近に感じることで視野が広がります。

(この記事は『私立中高進学通信2015年10月号』に掲載しました。)

城西大学附属城西中学校  

〒171-0044 東京都豊島区千早1-10-26
TEL:03-3973-6331

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