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私立中高進学通信

2015年9月号

10年後のグローバル社会へのミッション

神田女学園中学校

グローバルクラスが
探究型学習をリード

会社でも家庭でも地球規模で生きる人を育てる

 社会で活躍できるグローバル人材を育成するため、今年4月に『グローバルクラス』が開設されました。

「問題発見力、コミュニケーション能力、段取り力、持続力の4つの力を身につけ、英語をツールとして使いこなせるようになることがグローバル人材の前提です」と話すのは外国語科主任の伊守勇治先生です。 

「企業に勤めて国際的な活躍をするのも、自分の家の近所で困っている外国の人に声をかけて解決へ導くのも、等しくグローバルな視野を持つことが必要であり、そのようなマインドがあれば、どこにいても社会に貢献できる人になれると考えています」

 同校のめざすマインドの背景には、「宇宙から見た地球(Globe:グローブ)」の視点で世界を見る目を養ってほしいとの願いがあります。グローバル教育というと、すぐに英語というキーワードが浮かびますが、同校の「宇宙船地球号」とでもいうべき大局的な世界観が、新しい学びの原点になっていることは、注目すべき点でしょう。

プロジェクト学習で脳内活性

『グローバルクラス』のカリキュラム検討は、今から2年前に始まりました。英語、数学や国語、理科といった多教科の先生がプロジェクトチームを作り、グローバルマインドとは何か、グローバル教育とは何かを徹底的に議論してきたといいます。 

 そこで導かれたのが、先ほどの世界観と、もうひとつ「脳内が活性化する学び」です。受け身で授業に臨むのではなく、生徒が自分から参加し、脳の中で「なぜ?」という疑問がわいたり、「なるほど」と感じたりするような状態になっていること、そんな授業が求められているのではないかとの声が集まりました。「脳内活性の学び」を象徴する授業が、毎週金曜6~7限目に行う『プロジェクト学習』です。生徒がチームを組んで課題を見つけ、自分たちで解決策を探究する学習です。

 最初に「グローバルとは何か」を話し合い、調べ学習を経て、この夏には各国の大使館を訪れ、疑問に思っていることを取材しました。その内容は9月の文化祭でポスター発表します。きっかけは先生方の提案ですが、その後は生徒が自発的に進めているのです。

「自分たちで話し合い、決め、伝えることが、生徒はうれしいのです。考えるチャンスを与えれば期待以上の力が発揮できる、本校流のアクティブ・ラーニングです」

神田女学園の取り組みレポート
世界の国を調べながらプレゼン力、ICTスキルを磨く

 プロジェクト学習では、グループごとに関心のある国を調べてポスターを作り、プレゼンテーションを行いました。生徒は関心のあることなら発表のコツも、パソコンを使ってポスターを作る方法もどんどん吸収していきます。

 プロジェクト学習での生徒の姿に、先生方も影響を受けたそうです。国語科の新聞作り、理科の実験などでも、まず問いかけて、生徒に考えさせる授業スタイルが広がりつつあるといいます。

意見を出し合い、自分たちで進めるプロジェクト学習

 プロジェクト学習はクラス名になっている「グローバル」について考えるグループワークから始まりました。思いつくイメージを画用紙に自由に描いて共有し、話し合いを進めていきます。青い地球を描いたグループや「ウェビング」という発想法でキーワードを広げていったグループが出てきて、先生方はびっくりしたそうです。まさに育てたい視点である地球規模の発想や、相手の意見を聞きながら意見をまとめる力が、すでに生徒の中にあったからです。

「中1だから、このぐらいまでできればいいか、と生徒の可能性を狭めてしまっていたのは教師のほうだったようですね」(グローバル教育担当/池田幸代先生)

英語の授業は少人数制
オールイングリッシュ

 週に8時間ある英語の授業は、担任でもあるネイティブスピーカーの先生と日本人の英語科の先生が担当し、オールイングリッシュで行っており、今まで英語を勉強した経験のある生徒と、初めて英語に触れる生徒の2クラスに分かれて学びます。ネイティブの先生は英会話とプレゼンテーション、教科書を中心とした文法事項は日本人の先生が教えます。

 ホームルームも最初は英語を少しずつ交えながら、徐々にオールイングリッシュになっていきます。係や委員会の名前もすべて英語併記です。

(この記事は『私立中高進学通信2015年9月号』に掲載しました。)

神田女学園中学校  

〒101-0064 東京都千代田区神田猿楽町2-3-6
TEL:03-6383-3751

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