Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏学校情報検索サイト

ツイッター フェイスブック

私立中高進学通信

2015年8月号

授業見聞録

狭山ヶ丘高等学校付属中学校

理科
成功も失敗も経験しながら自分で考える生徒を育てる

真新しい理科室が完成したばかり。整った設備の中で実験できます。

真新しい理科室が完成したばかり。整った設備の中で実験できます。

 この春完成したばかりの新校舎、2号館は低層階に中学生のホームルーム教室と職員室、中、高層階は音楽室や美術室などがあります。なかでも6階はすべて理科系の教室で占められています。理科特別室、講義室、実験室のほか、広々とした準備室があり、多様な実験器具を備えています。1号館にある従来の理科室を加えると実験可能な教室は合計4つ。これで中高生ともに十分な実験の時間を確保できるようになりました。

 中学理科は生物と化学、物理と地学の2分野に分けて学びます。理科室は3室もありますので、これを活用して実験の多い理科の授業を展開しています。教科書のほかに問題集も併用して、中学3年間の内容を中3の2学期までに終える予定です。

 というのも、高校受験のない一貫校のメリットを活かし、中3の3学期の理科の授業では、「自主研究」を計画しているからです。

 卒業論文のように自分で探究したいテーマを決め、理科の先生方が全員で関わって指導し、中学卒業までにレポートにまとめる予定です。テーマによっては実験や観察が必要なものもあるでしょう。その際には理科室をフル活用して取り組んでほしいと、理科の先生方は考えています。

「実は昨年の冬、中2を対象に自主研究を試してみました。教員が設定した3つのテーマの中から生徒が興味のあるものを選び、それについて実験、レポートにするまでを体験したのです。
 生徒たちは皆、こちらが思っていた以上に探究的な学びを実践していました。例えば実験器具を自発的にそろえたり、実験方法について別の方法がないか調べて試したり。わずか4時間の研究でしたが主体的に学ぶことができたので、今年度はテーマ探しの段階から生徒自身ができるのではないかと思います」(理科担当/新田文子先生)

 正しい手順で実験を行い、教科書にある通りの結果を得ること。これも理科実験では大切なことですが、予想を立て、実験を通して結論を得たり、すでにわかっていることを応用したりする、一歩先の学習に目を向けているのです。

「自分で課題を見つけ、解決し、発信できる力は、社会で生活するうえでも大切なことです。中1~2の理科実験では失敗も成功も味わってほしい。その先に“考える”生徒を育てていきたいのです」

 と新田先生は話します。充実した環境のもとで探究心のある生徒を育てる授業が始まっています。

授業レポート消化酵素アミラーゼの働きを確かめる対照実験
  1. 授業の始めに行う1分間の「黙想」。目を閉じて心を落ち着かせます。中2になると板についたもの。6年間続けるうちに集中力がつき、理科実験を安全に行うために心を鎮めるのに役立っています。

  2. この日の実験は、中2理科「アミラーゼの実験」です。生物分野で消化酵素の働きを学び、食物の消化吸収の仕組みにつなげていきます。ヨウ素液、ベネジクト液の2種類を使って消化酵素アミラーゼの入ったデンプン水溶液を反応させます。新田文子先生が実験の概要について説明します。

  3. デンプン水溶液として、片栗粉を水で溶かしたものを作ります。スポイトで試験管に入れます。これを4本作ります。

  4. ダイコンをすりおろし、汁を取り出します。汁には、だ液と同じ消化酵素のアミラーゼが含まれています。これをデンプン水溶液に混ぜていきます。「家の手伝いみたい」と生徒たちは手際よくダイコンをおろしていきます。

  5. アミラーゼの有無、指示薬の種類など条件の異なる試験管を4つ作り、35度程度のお湯で5分間温めます。デンプンがアミラーゼによりマルトースに変わっていれば反応があるはず。色の変化が次第に出てきます。

  6. 全グループの結果をまとめ、反応の有無を確かめます。実験結果は毎回配付するプリントにも書き込んでまとめていきます。加熱が足りなくて色の変化がわかりにくかったグループや、指示薬が多すぎて濃い色になったグループなどもありました。失敗を通して期待通りの結果を得るには、実験は正しく行わなければならないことを経験できます。

2号館にある理科室は全部で3つ。特別室(写真1)はやや小さめながら本格的な実験設備を整えています。この教室は科学部が活動を行う部屋でもあり、新校舎が完成してから部員も増えたそうです。部員の岡慎之介くん(中2)は「二ホンカナヘビ」の飼育を担当。「カナヘビは餌を食べるときは茂みに隠れる習性があるのです」と、その生態をしっかり観察しています。そのほか理科講義室ではヒキガエル、オタマジャクシ、オイカワ、高麗川のカワムツなどたくさんの生き物を飼っています(写真2)。

写真1
写真2

(この記事は『私立中高進学通信2015年8月号』に掲載しました。)

狭山ヶ丘高等学校付属中学校  

〒358-0011 埼玉県入間市下藤沢981
TEL:04-2962-3844

進学通信掲載情報

【学校生活ハイライト】本物に触れる機会を通じて日本の歴史と文化に興味を持つ
【目標にLock On!! 私の成長Story】勉強と部活動を両立させた6年間 自習室に通い詰めた日々が自信を生んだ
【私学の校外学習・学外交流】みんなで心と力を合わせれば目標に到達できることを知る 中2の第1回軽登山
【注目のPICK UP TOPIC!】同じ目標に向かう仲間とともに大きく成長できる狭丘祭
【私学の校外学習・学外交流】現場での体験を大切にし「実物に触れる」ことで真の知識を
【The Voice 校長インタビュー】豊かな書き言葉の世界から「思考力」は広がります
【私学だからできるオリジナル教育】自立への導きとなる本格的な農作業体験
【Students' Chat Spot】勉強への意欲が自然に高まる環境が整っています。
【校長が語る 思春期の伸ばし方】相手の喜びを自らの喜びとして相手の悲しみを自らの悲しみとする
【学校生活ハイライト】人間性を育み、絆を強くするフレッシュな学校行事
【大学合格力強化計画】豊富なゼミと自習室完備で難関大学合格への道を拓く
【Students' Chat Spot】人間力に裏打ちされた学力の養成を目指す
【中1の始め方】『生活の記録』と1分間スピーチは 将来の大学入試に通じる力を育てる
【学校生活ハイライト】初めて6学年が一堂に会し走り、飛び、躍動した体育祭 感動はドームを包み込みやがて心は一つになった!
【授業見聞録】理科 成功も失敗も経験しながら自分で考える生徒を育てる
【SCHOOL UPDATE】入学式 期待を胸に厳粛な気持ちで臨む
【Students' Chat Spot】朝ゼミや農業体験、軽登山 魅力満載のキャンパスライフ
【私学の光輝】第55回狭丘祭
【大学合格力強化計画】中学1年から大学入試に向け 着々と進む自学自習プラン
進学通信2015年8月号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ