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私立中高進学通信

2015年8月号

大学合格力強化計画

江戸川女子中学校

中高一貫教育がアドバンテージ
現役合格へと導く“先輩の声”

中1から始まる講習。学年が上がるにつれて選択の幅が増えます。

中1から始まる講習。学年が上がるにつれて選択の幅が増えます。

中学からの入学生が難関大学に続々合格

 今年春、一橋大学、東京工業大学など国公立大学に50名、早慶上理に129名、GMARCHに207名の合格者を輩出。特に早稲田大学の合格者は昨年の約2倍になりました。その多くを占めるのが中学からの入学者です。GMARCH以上の合格者も増加しています。

「これまで国公立大学と私立大学のどちらかに結果が集中する傾向があったのですが、今回はセンター試験対策と私大受験対策を両立させる生徒がたくさんいました。それが過去最高の大学合格実績につながったのです」そう話すのは、進路担当の梶谷武史先生です。

 カギとなったのは「英語力」でした。同校は質量ともに高度なテキスト『プログレス・イン・イングリッシュ21』を活用。高校で習う基本的な文法事項はほぼ中学のうちに網羅します。授業では小テストを頻繁に行い、合格点を取るまで何度も繰り返し、基礎基本の定着に力を入れています。そのため中3までにほぼ全員が英検3級に合格。とくに今春の卒業生は中3の時点で86%が英検準2級に合格していたのです。

「英語に早くから自信を持てた生徒が多く、高1以降、理系進学希望者は数学や理科に、文系進学希望者は国語や地理・歴史などの科目に集中して取り組むことができました」(梶谷先生)

先輩の奮闘記を読み 進路意識を高める
受験体験を集めた冊子『合格へのパスポート』受験体験を集めた冊子『合格へのパスポート』は毎年発行され在校生の進路をアシストします。

 進路の傾向は文系が65%、理系が35%です。年々、理系希望者は増加しており、医歯薬系、工学部が多くなっています。

 今春は千葉大学理学部へ「飛び入学」制度を利用して合格した生徒もいました。高2修了後、通常より1年早く大学に入学する「飛び入学」は文部科学省が認めた制度ですが、導入している大学はまだ数えるほどしかありません。しかし同校では「飛び入学」の合格者は2例目となっています。学ぶ意志と見合う学力があれば、本人の意思を尊重してサポートするという、進路指導の姿勢が見て取れます。

「教員からの働きかけよりも、先輩からもらう情報で生徒のモチベーションが高まるのが本校の特色ではないでしょうか」そう話すのは学年主任の小笠原敦先生です。毎年発行する小冊子『現役合格へのパスポート』は、先輩が合格を勝ち取るまでの軌跡をつづったものです。

 進学の動機や学部選びのポイント、お勧め参考書や後輩へのメッセージといった読み物部分のほかに、偏差値の推移や入試スケジュール、合否の結果まですべてのデータが余すところなく公表されています。

「後輩に読まれることを承知で、合格した生徒が進んで書いてくれるものなのです。中学のころから配付していますから、受験を迎えるまでに数冊は手元に蓄積されます。手書きでびっしり書かれたデータは、教員があれこれ指示するよりも説得力があるのです」(小笠原先生)

 ひとくちに大学入試といっても、生徒一人ひとりの志望校や学部は異なります。また、昨今の大学入試は受験回数や形式が多様化しているため、ケースバイケースで入試までの段取りを決めなければなりません。

 大学入試がどのように進んでいくのか、志望校はどのように決め、当日までどうやって過ごすのか。等身大の情報が早くからわかっていれば受験の準備もスムーズになります。このような取り組みも合格実績につながっているのです。

充実の補習・講座で進路設計を後押し
補習や放課後講習を担当するのは同校の先生方。質問にもていねいに答えてくれます。補習や放課後講習を担当するのは同校の先生方。質問にもていねいに答えてくれます。

 多くの中高一貫校が行っているように、同校も高3の夏までに履修内容を終え、演習に力を入れています。そのため、中学段階から少人数制や習熟度別授業を導入、補習や講習も積極的に行います。特に補習は中1のみ月曜5時限目に行い、基礎・基本の定着をめざします。高1以降は多彩な講座を設置し選択できるようにしています。春休みには学習合宿も開催しています。

 進路に関する個人面談も年に数回ずつ行い、高2の秋に進路決定できるようにサポートしています。なかには早くから志望学部を決定している生徒もいますが、部活動や学校行事など、さまざまな経験を通して進路を考えることも大事だと捉え、急かさない指導を心がけています。7月に行われる同校の文化祭『かたばみ祭』の終了を機に、受験対策に本腰を入れる生徒も多いそうです。

高校では海外研修が充実
50席ある自習室は大きな机で静かに勉強できます。50席ある自習室は大きな机で静かに勉強できます。

 多くの経験から視野を広く持ち、進路につなげてほしい。その思いを形にしたのが高校の英語科で毎夏実施している海外研修旅行です。今年度から3週間という一律の期間ではなく、8週間、10週間と滞在期間を選べるようになりました。さらにニュージーランドのほかオーストラリア、イギリス、アメリカ、フィリピンなど渡航先も増やしました。少人数制で英語の運用能力を伸ばす方針です。

 現在の中1が大学受験を迎えるころは大学入試の改革が控えています。まだその全体像は明らかになっていませんが「情報を早くから入手して、柔軟に対応していきたい」と小笠原先生は話します。

2015年春
主な大学合格実績
大学名 人数




一橋大学 1(1)
東京工業大学 1(1)
北海道大学 1(1)
筑波大学 4(4)
千葉大学 8(8)
お茶の水女子大学 3(2)
東京外国語大学 2(2)
埼玉大学 5(4)
千葉県立保健医療大学 4(3)
国立看護大学 3(3)
大学名 人数



早稲田大学 47(44)
慶應義塾大学 20(16)
上智大学 31(24)
東京理科大学 22(19)
明治大学 47(39)
青山学院大学 29(22)
立教大学 55(44)
中央大学 11(6)
法政大学 32(21)
学習院大学 22(15)
共立女子大学 30(19)
昭和女子大学 30(14)
成城大学 28(15)
東京医科大学 4(3)
東京医療保健大学 11(3)
東京慈恵会医科大学 2(2)
東京女子大学 28(14)
日本大学 37(23)
日本女子大学 23(14)

※( )は中学からの入学者数。千葉大学の合格者数は飛び入学者1名を含む。

(この記事は『私立中高進学通信2015年8月号』に掲載しました。)

江戸川女子中学校  

〒133-8552 東京都江戸川区東小岩5-22-1
TEL:03-3659-1241

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