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私立中高進学通信

2015年7月号

SCHOOL UPDATE

三田国際学園中学校

相互通行型授業
互いの意見を共有し新しい自分を発見する

自ら考え、自ら発信する力を培う授業
今日はどんなトリガーが出されるか、生徒は興味津々。

今日はどんなトリガーが出されるか、生徒は興味津々。

「相互通行型授業」をすべての教育活動の基盤としている同校。この授業は、「トリガークエスチョン」と呼ばれる興味・関心を引き出す質問から始まります。自ら考え、意見を出して話し合い、発表することで、生徒の「考える力」「発信する力」を培っていきます。

 今回は、中1「インターナショナルクラス」の国語の文法の授業を取材しました。授業冒頭に出されたトリガーは、「結婚を『決意した』と『覚悟した』、言葉の意味はどう違う?」。生徒は、思わず考えたくなる質問を受け、すぐさま近くの席のクラスメートと話し合います。数名に発表してもらうと、「うん、うん」とうなずく生徒も。直観的に感じるニュアンスの違いに、おおまかな共通認識を持つことができたようです。さらに質問が出されます。今度は「使用する」と「利用する」、「勉強する」と「学習する」の違いです。こちらは出される意見にばらつきがありました。そこでさきほどの例を参考に予想を立て、インターネットを活用してこれらの語句の用例を抽出し、比較して気づいたことをグループで話し合います。授業の終わりには話し合った内容をまとめて発表し、個々人でワークシートにまとめます。

「言葉を意識して使い分ける運用能力を養うことがこの授業の狙いでした。相互通行型授業はこのように、トリガーをきっかけに課題を発見し、仮説を立て、それを検証し、結論を導き出すという、論理的思考のプロセスをたどります。この思考のトレーニングを積み重ねることで、お互いの自由な発想や多様な価値観を受け入れる寛容性や、豊かな創造性も磨かれていきます」(国語科/城野大輔先生)

教師は生徒の創造性を刺激する良き案内人
各授業でiPadが効果的に活用されています。各授業でiPadが効果的に活用されています。
担当の城野先生は、大学院で国語系の研究をし、さらに英語の指導経験もある言語のスペシャリストです。担当の城野先生は、大学院で国語系の研究をし、さらに英語の指導経験もある言語のスペシャリストです。
締めくくりに今の時点でわかったことをまとめて発表し、意見をクラスで共有します。締めくくりに今の時点でわかったことをまとめて発表し、意見をクラスで共有します。
「考える時間」は城野先生が声をかけて各班をまわり、意見をまとめるサポートをしてくれます。「考える時間」は城野先生が声をかけて各班をまわり、意見をまとめるサポートをしてくれます。
「素朴なアイディアや意見などを、その場で出してもらうことで、より活発な意見交換ができます」(城野先生)「素朴なアイディアや意見などを、その場で出してもらうことで、より活発な意見交換ができます」(城野先生)
実際の用例に触れることで、どのようにその言葉を使えばよいのか、気づいたことを出し合っていきます。実際の用例に触れることで、どのようにその言葉を使えばよいのか、気づいたことを出し合っていきます。
授業レポート11th. May Monインターナショナルクラス「国語演習(文法)」
13:15 授業スタート。好奇心を刺激するトリガーに、教室がわっと盛り上がる。
13:25 簡単な意見交換を終え、授業は本題へと移る。よく使う言葉だけれども、その違いを説明するのは難しいよう。
13:30 学校指定で全員が所有するiPadを活用し、書き言葉の用例を調べられるサイト「少納言」※を利用しながら、用例の違いにどのような共通点があるかを見つけ出していく。
13:50 現時点でわかったことを発表し合う。共有された意見は各自がプリントに書き込む。
14:00 城野先生が今日の授業のまとめと次回の予定を伝えて終了。

※Webサイト「少納言」
http://www.kotonoha.gr.jp/shonagon/
書き言葉に関する大量の用例を集めたデータベース。知りたい言葉がどのような文脈で使われているかを調べることができる。

(この記事は『私立中高進学通信2015年7月号』に掲載しました。)

三田国際学園中学校  

〒158-0097 東京都世田谷区用賀2-16-1
TEL:03-3707-5676

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