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私立中高進学通信

2015年7月号

10年後のグローバル社会へのミッション

二松学舎大学附属柏中学校

入学間もない生徒たちの研修に「インプロ」を導入

グローバル社会に欠かせない
コミュニケーション能力を養成

 漢学者であり、明治法曹界の重鎮でもあった三島中洲が、1877(明治10)年に創立した『二松學舍』。附属柏中学校では世界の中で役に立つ人材育成をめざし、今年度からグローバルコースを新設しました。

「今から138年も前に創立者が掲げた人間教育は、グローバル社会の中で、いかに他者と関わっていくのかという大切な視点と重なります。発信力、コミュニケーション力の育成を重視する本校では、この春から新入生のオリエンテーションの一環として、仲間づくり、チームワークづくりに欠かせない『インプロ・シンキング・ワークショップ』を導入することになりました」(副校長/島田達彦先生)

『インプロ』とは、インプロヴィゼーション(即興)の略語で、音楽やダンスなどの芸術分野などで取り入れられている、コミュニケーションづくりのためのトレーニングです。近年では、企業研修や学校教育の場でも導入され、注目されています。

お互いを理解するツールとして
言語以外の表現方法も学ぶ

「入学式からまだ4日後の“お互いを知らない時期”は、インプロに取り組む大きな意義があります。顔と名前が一致しない相手に、自分の意見をどうやって伝えるか、反対に、相手の言うことをどれだけしっかり理解できるかが鍵になります。緊張でドキドキする感情を上手にコントロールしながら、お互いを理解する第一歩になってくれることを期待しています」(入試広報部長/増田惠津子先生)

 この日のワークショップを担当するのは、企業の新入社員研修を中心にインプロを実施している専門家たちです。「相手をまず受け入れること」「そのうえで自分の考えを伝えていくこと」、さらに「他者と積極的に関わることの大切さ」など、コミュニケーションに欠かせないポイントがていねいに、わかりやすく伝えていきます。

「インプロのおもしろさの一つが、言葉を使わず、体全体を使ってお互いの心を理解し合う身体表現です。言葉を発しなくとも心が通じ合うことを理解する体験は貴重です。校訓に『仁愛・正義・誠実』とあるように、今日の日を、人との関わりについて学び始めるきっかけにしてもらえたら、うれしいですね」(増田先生)

 途中から、先生たちのグループもインプロに挑戦。出会ったばかりの生徒と先生が瞬時に打ち解け合う、楽しいオリエンテーションになりました。

二松學舍大学附属柏の取り組みレポート

 今回のワークショップの原則は全部で5つ。①「直感を大切にする」②「相手のアイデアを受け入れる」③「お互いに協力し合う」④「間違いを恐れない」⑤「楽しむ」です。

 入学式から数えてわずか4日後ということもあり、中1生の誰もが緊張しています。そこで、まずは全員で体をほぐすところからスタート(写真❶)。次に、自分が呼ばれたい名前を紙に書いて(写真❷)胸に貼り付けます。ニックネームでもかまいません。

写真❶写真❶
写真❷写真❷

 さあここからが本番です。「初めまして」のあいさつもどこか緊張気味です(写真❸)。緊張がほぐれてきたら、『共通点探し』です(写真❹)。友達と自分との共通点を1分間で、たくさん見つけていきます。「犬は好き?」「誕生月はいつ?」など、思いつくままに質問していきます。

写真❸写真❸
写真❹写真❹

 次は『ひらめきリレー』(写真❺)。友達のポーズにも違うポーズを加えて、一つの状況や物を表現するトレーニングです。そして最後が『身体表現』の時間です。無言が原則で、与えられたテーマに従い、全身を使って表現していきます。写真❻のテーマは「散りかけの桜」。床にごろんと横になった生徒2人は、散って地面に落ちた桜の花びらを表現。息の合ったところを見せてくれました。

写真❺写真❺
写真❻写真❻

(この記事は『私立中高進学通信2015年7月号』に掲載しました。)

二松学舎大学附属柏中学校  

〒277-0902 千葉県柏市大井2590
TEL:04-7191-3179

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