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私立中高進学通信

2015年7月号

The Voice 新校長インタビュー

駒込中学校

真の「グローバル」とは日本を解体することではなく
開放することを意味する

河合 孝允  (かわい・たかよし) 明治大学大学院修士課程修了。専攻は「天然有機化学」。1972年、駒込中学・高等学校に理科教諭として赴任。2001年、教頭。2006年より現職。

河合 孝允  (かわい・たかよし) 明治大学大学院修士課程修了。専攻は「天然有機化学」。
1972年、駒込中学・高等学校に理科教諭として赴任。2001年、教頭。2006年より現職。

生徒を変えるには
指導者自身が変わるべき
[沿革]
天和2(1682)年に上野不忍池の畔に設立された『勧学講院』が始まり。以降、天台宗の教育機関として発展を続け、大正14(1925)年に校名を「駒込」に。創立90周年を記念して今年2月には1000人規模の『天台声名公演』も行われた。

 本校が学校改革に取り組んでから約10年。『駒込ミレニアム改革』と題したその内容はなかなか伝わりづらいものだったと思いますが、平成27年度の大学入試においては、これまでにない実績をあげることができました。改革の大きな手ごたえを、ようやく強く感じ始めています。

 本校の成長を水面下で支えている要素の一つが、教職員に対する地道な研修です。これまで、全教員が対象の『授業力アップ研修』をはじめ、幹部研修や新任研修に至るまで、きめ細かく、かつ精力的に行ってきました。学校を変え、生徒を大きく成長させていくためには、指導者である教職員も変わらなければならないと、私たちが考えているからです。

 学校改革によって、本校ではこの4月から、カリキュラムの前倒しや、新しい形の授業づくりが可能になりました。今年度の新入生には、オールイングリッシュでのイマ―ジョン教育が導入され、成果をあげ始めています。また、中学卒業段階で英検準2級以上の取得を図るべく、中3生を対象にした『セブ島短期留学制度』を新たに立ち上げました。さらに、高1の3学期に実施するオーストラリアかニュージーランドの留学も今年は90名を超す希望者がいます。志望大学に、ハーバード大学などの海外大学を入れても対応可能な『SEC(スーパーイングリッシュコース)』を立ち上げ、国際的な大学入試認定試験制度への対応も図ってまいります。

 一方、本校は理系教育でも実績を出しています。今年も、本校で6年間学んだ生徒が京都大学の理学部に、現役合格を果たしました。その強みをさらに生かしていくために、今後『SCC(スーパーサイエンスコース)』の立ち上げも予定しています。今春、京都大学と東京藝術大学に進学した生徒がそれぞれ校長室を訪れ、うれしそうに本校への感謝の言葉を述べてくれました。そうした生徒の姿こそが、私たちの財産です。

時代をクリエイトする
『国際教養コース』を設置
駒込の学校改革

温故知新の改革
×
時代に乗る改革ではなく時代をクリエイトする改革

 本校の改革を一言でいえば、それは「温故知新の改革」というものです。そもそも “グローバル” とは日本を開放することを意味します。日本を解体することとは異なります。わが国の大切な文化・歴史・伝統というものをどうやって構築していくのかという “温故” の部分がしっかりしていなければ “知新” は意味をなさず、亡国の教育施策になることを懸念しています。本校ではこれからのグローバル社会に、このような展望を抱きながら、次年度から高校に『国際教養コース』を設置することになりました。江戸から明治への変わり目のようなパラダイムシフトが起こっている今、変革に対応できる “動き” を、本校から発信していきたいと考えています。

『国際教養コース』の特徴は、東京外国語大学・国際教養大学・国際基督教大学・早慶上智などの国際教養・国際関係・外国語学部への進学を目標にしている点にあり、さらに海外の大学進学も視野に入れています。これまでの知識注入型のナショナル・カリキュラムから脱却し、IB的思考を兼ね備えた国際的な世界標準カリキュラムにより、子どもたちの論理的思考力とプレゼンテーション能力を高める教育を重視していきます。

 また、『国際教養コース』には、独自の学校設定科目を活用した多様性のあるカリキュラムも多く取り入れる予定です。例えば、社会科では『現代世界概論』(仮)、理科では『環境システム』(仮)、外国語では『異文化理解』『第2外国語』の設定を考えています。社会科も理科も単なる教科書的な能力ではなく、リベラルアーツ教育、スーパーサイエンス教育の推進に欠かせない “脱高校型” の新しい学びに結びつけるところが大きなポイントになります。時代に “乗る” ための改革ではなく、時代を “クリエイトする” 改革に、より一層力を入れることが、「温故知新の改革」を標榜する本校の使命と考えています。

(この記事は『私立中高進学通信2015年7月号』に掲載しました。)

駒込中学校  

〒113-0022 東京都文京区千駄木5-6-25
TEL:03-3828-4141

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