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私立中高進学通信

2015年7月号

The Voice 新校長インタビュー

佐野日本大学中等教育学校

自ら考え、自ら調べ自ら行動する人間の育成
21世紀を生きる土台づくりの6年間

渡邊 明男  (わたなべ・あきお) 1959年生まれ。筑波大学修了後、同校の社会科教員として教壇に立つ。教頭職を経て2015年4月より現職。学生時代に始めた古武道は鹿島神流免許皆伝。昨年度まで同校の古武術研究同好会の顧問を務めた。

渡邊 明男  (わたなべ・あきお) 1959年生まれ。
筑波大学修了後、同校の社会科教員として教壇に立つ。教頭職を経て2015年4月より現職。
学生時代に始めた古武道は鹿島神流免許皆伝。昨年度まで同校の古武術研究同好会の顧問を務めた。

自主創造の気概を持ち
未来を描く人物の育成
[学校沿革]
昭和63年に開校した佐野日本大学中学校を前身とし、平成22年、栃木県初の中等教育学校として開校。近年はICT対応が目覚ましく、タブレットを用いた授業を展開。学校公式サイトでは各教科の通信、行事予定や部活動、校長室だよりなどが日々更新されている。8月にはライフスキル教育を推進する「ライオンズクエスト・フォーラム」の全国大会が開催される。

 入学式で「皆さんは今、不安と期待を抱いていることでしょう。今日の日を忘れずにいてほしい。“初心、忘るべからず”です」と、新入生にメッセージを贈りました。4月に校長に着任した私も同じ気持ちで務めたいと、気持ちを新たにしたところです。

 本校は栃木県下で唯一、同じ設置者が中高6年間で継続・一貫した教育を行う中等教育学校です。そして「自主創造」を教育理念とする日本大学の付属校でもあります。学祖・山田顕義は吉田松陰の松下村塾に学んだ人物です。生徒には気概をもって道を切り拓いてほしいと願っています。

 21世紀は不確実な時代です。何が起きるか誰にもわかりません。だからこそ面白い時代でもあるのです。自分で考え、自分で調べ、自分でやってみる精神をもつことで、未来を豊かに思い描けます。

 中等教育学校の醍醐味は、6年間を通して生徒一人ひとりが「想像・創造」するプロセスを同じ教師と経験できることです。ちょうどいま、卒業生を送り出した教師が新1年生の担任として戻ってきて、先を見据えた関わりができています。特に中学にあたる前期課程は勉強だけでなく多彩な体験を織り込みながら「ゆったりと育てる」ことを共通認識としています。

 体力や生活習慣といったベースが形づくられていれば、高校にあたる後期課程に入って勉強のスイッチが入る生徒がたくさんいます。また、社会に出てからの活躍をイメージして、座学以外の経験値も高めておいてほしいですね。例えば遠足での木彫りや陶芸体験、2年時の農山漁村宿泊体験、4年時の「イギリス研修旅行」がそうです。事前・事後学習、まとめから発表までたっぷり時間をとり、学びを豊かにしていきます。感受性豊かな中高6年間でしか味わえない感動があるでしょう。

6年先だけでなく
その先までも見通した教育

 本校の教育を一言で表すならば「手塩にかけて育てる」という言葉が当てはまると思います。担任教師はもちろん、学校全体で生徒一人ひとりに関わり、その成長をサポートします。

 中等教育学校の利点は、6年後の大学受験を見通した指導が可能な点にありますが、反面、途中で消化不良を起こしたり、中だるみをしてしまう恐れがあります。その解消策が「教師全員で生徒に関わる」ことなのです。

 さらに「先取り学習」と「学び直し」を交互に繰り返す「スパイラル・メソッド」を導入し、知識の定着と発展的学習を効率良く行うことで、実際に成績も向上しています。

 また近年は社会の変化に合わせ、コンピュータやタブレット端末を積極的に活用した学習活動や、外国人教師との英会話授業、イギリス研修旅行などで語学力とグローバル社会に活躍する人材の育成にも力を入れています。

 たとえ5年後、大学入試制度が改革されても、揺るぎない知力と人間力を身につけた本校生なら、日本大学はもちろん、全国の国公立、難関私立大学などの希望進路を、さらには将来の目標を必ず達成できると信じています。

卒業生を見ればわかる
ゆったり育ての重要性
中等教育学校の魅力
  1. 中学・高校を1つの学校として完全一貫教育を行う
  2. 6カ年を3つのステージに分け「磨こう心」「輝く知性」「拓こう未来」の合言葉で積極的な生徒を育てる

 体験学習やスパイラル・メソッドで育ってきた本校の生徒は、大学受験を控えた6年生になっても精神的なゆとりがあります。同級生をライバル視するというより「認め合う関係」でつながっているのを感じます。

 国公立大学や医療系の大学合格実績が伸びている本校ですが「ゆったり育てる」のがなぜ正しいのか、卒業生を見れば理解していただけると思います。一人、例を挙げましょう。

 平成10年度卒業の吉野慶一さんは慶應義塾大卒業後、イギリス留学、外資系企業を経て京都で起業しました。インドネシアのカカオ豆を使ったフェアトレードのチョコレートショップです。彼によると、本校在学中の海外研修旅行でマレーシア・シンガポールに行き、現地校の生徒と交流したのがきっかけになったそうです。

 自分で考え、調べ、行動する力は、机にばかりかじりついていたのでは到底身につかなかったでしょう。彼のケースはあくまで一例です。どのように将来を描くにしても、本校に入学する皆さんにはこんなふうにたくましく自らの未来にチャレンジしてほしいのです。

(この記事は『私立中高進学通信2015年7月号』に掲載しました。)

佐野日本大学中等教育学校  

〒327-0192 栃木県佐野市石塚町2555
TEL:0283-25-0111

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