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私立中高進学通信

2015年6月号

The Voice 新校長インタビュー

専修大学松戸中学校

学力を生かし、社会の中で
活躍するための人間力を育成

小泉 毅 (こいずみ・たけし)

小泉 毅 (こいずみ・たけし)
明治大学政治経済学部・明治大学二部文学部文学科卒業。株式会社ダイエー勤務後、専修大学松戸高等学校講師を経て同校教諭。
地理歴史科・公民科を担当。生徒会指導部長・生徒研修部長・進路指導部長・中高学年主任などを経て、
2008年より教頭、2015年4月より校長に就任。自ら創設した和太鼓部の顧問でもある。

「報恩奉仕」の実践で自分と社会との関わりを考える
英語の授業専門の校舎・アンビションホール 英語の授業専門の校舎・アンビションホール

[沿革]1959年、学校法人専修大学により『専修大学松戸高等学校』設置。2000年『専修大学松戸中学校』が開校し、中高一貫教育をスタート。併設の大学である専修大学創立者達が抱いた精神に由来する「報恩奉仕」「質実剛健」「誠実力行」を建学の精神としている。

 本校の建学の精神は「報恩奉仕」「質実剛健」「誠実力行」で、併設大学である専修大学の建学の精神を引き継いだものです。中でも特に「報恩奉仕」を重視しており、日々の教育活動の中で実践することで、生徒達の学校生活に根付いたものとなっています。

 その中の一つが、全国組織である「小さな親切運動」への加盟です。昭和38年に全校加盟して以来、生徒会の組織に「小さな親切運動推進委員会」を設置し、さまざまなボランティア活動を実施しています。

 本校では高1生になると、クラス単位で話し合い、どのような活動に取り組むのかを決めた上で、ボランティア活動を行っています。場合によっては事前学習として講習会や講演会を企画し、どのような心構えや姿勢でこれからの活動に取り組むべきかを考えさせることもあります。これまでに、街頭募金、聾学校の生徒との交流、老人ホームや幼稚園・保育園訪問、手話や車椅子講習会などの活動に取り組んできました。準備を含めると数カ月間にわたる活動になります。一連の企画から実行までを、自分達の手で取りまとめ、考え、行動することが、相手を思いやる気持ちや、多角的な視点を持つことの大切さへの気づきへとつながっていきます。

 また、合唱部や和太鼓部が地域の老人ホームで演奏をしたり、サッカー部が知的障がいのある子ども向けのサッカー教室を開いたりと、部活動単位でのボランティア活動も盛んに行われています。私が顧問を務める和太鼓部では、東日本大震災の後に夜行バスを貸し切って岩手県までおもむき、震災の現状を目の当たりにするのと同時に、地元での演奏や奉仕活動を通じて交流を深めました。

 このような活動を通じて、さまざまな生き方や考え方に触れるうちに、生徒達は社会の中で自分に何ができるのか、将来、どのように生きるべきかを自然な形で考えて、実践する力を身につけてくれているように感じています。今後は、このような「報恩奉仕」の実践をより進めていき、社会に貢献するための人間力の育成に力を入れていきたいと考えています。

実践的コミュニケーションで語学力と異文化への理解や興味を引き出す
建学の精神に基づいた3つの教育目標
  1. 広い視野と国際感覚をもち、個性・資質と知識を生かし、世界人類の福祉に役立つ人物の育成
  2. 虚飾を排し、簡素を尊び、健康で自主性と行動力をもつ人物の育成
  3. 温かい豊かな心と健全な批判精神をもち、何事にも力をつくして行う人物の育成

 国際社会を舞台に、自主的、創造的に活躍し、社会に貢献する人物を育成するために重視しているのが「国際理解教育」と「英語教育」です。中高合わせて6名のネイティブ教員に加え、アメリカからインターンの学生2名を迎え入れ、生徒達が日常的に英語に触れられる機会をつくっています。ネイティブ教員達と一緒に食事をし、授業とは異なるリラックスした雰囲気で自由に英会話を楽しむ昼休みの「ランチタイム・アクティビティ」の時間など、実践的なコミュニケーション能力を高め、異文化への理解を深める時間がたくさん設けられています。

 中2の2学期からは、アメリカ・ネブラスカ州のリンカーン市ラックス中学校の生徒達との文通を通じた交流が始まります。そして、中3時には、全員で2週間のアメリカ修学旅行に出発。ペンフレンドのいる姉妹校との交流やホームステイ、現地のサマースクールへの参加などを通じて、海外の文化や雰囲気を体感してきます。サマースクールでは、アメリカの中学生と一緒にいろいろなアクティビティを行うのですが、その中で共に何かを体験し、成し遂げることによって、中学生同士はすぐに国境を越えて仲良くなりますね。親元を離れて海外で2週間を過ごすという経験は、生徒達を一回り大きく成長させてくれるものだと実感しています。

充実した日々の学校生活が人間力を育んでいく

 本校は、中高一貫教育のメリットを最大限に生かして、難関大学への進学をめざした先取り学習を展開しています。しかしそれ以上に、その学力を生かし、社会の中で活躍するための人間力を育むことこそが、中学高校生活の中で最も重要なことだと考えています。そのために、「報恩奉仕」の精神でのボランティア活動や、実践を重視した「国際理解教育」と「英語教育」に取り組み、また、毎日の学校生活の中での、部活動、委員会活動、さまざまな行事にも注力しています。学力のみを偏重しないこういった教育活動の成果でしょうか。ある大企業の人事担当をされているという受験生の保護者の方から、近年、その企業で本校の卒業生の活躍が目立っているというお話をいただきました。教員一同大変うれしく感じております。

 学校生活の中で成長していく生徒の姿や、その生徒達を見守り、時に背中を押して仕事をしている先生方の姿は、30年以上この学校と一緒に歩んできた私自身の励みにもなって参りました。どのような毎日を送るかということが大切なこの時期において、勉強はもちろん、日々の学校生活を充実させ、人間的にも大きな成長が実感できる学校として、本校をお選びいただけるようでしたら幸いです。

(この記事は『私立中高進学通信2015年6月号』に掲載しました。)

専修大学松戸中学校  

〒271-8585 千葉県松戸市上本郷2-3621
TEL:047-362-9102

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