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私立中高進学通信

2015年6月号

目標にLock On !! 私の合格Story

東洋英和女学院中学部

アットホームな雰囲気の中で
好奇心を学びにつなげた6年間

東洋英和女学院 OG N.Yさん 早稲田大学 先進理工学部1年

東洋英和女学院 OG N.Yさん
早稲田大学 先進理工学部1年

生物の授業が面白くて遺伝子に興味を持ちました
大事なページに印をつけ使い込んだ生物の問題集。大事なページに印をつけ使い込んだ生物の問題集。

 中高の6年間を同校で過ごす間に、将来の夢や方向性が定まったというN.Yさん。中学部での生物の授業が、進路を選ぶきっかけになったと振り返ります。

「実験や観察が多く、授業がとても面白かったので、生物がどんどん好きになっていきました。高等部の内容を少し先取りできる授業もあったのは、中高一貫校ならではだと思います。中でも遺伝子組み換えの話が興味深く、優性と劣性がどんな組み合わせで、それぞれ何%なのか、計算すれば出てくるのが楽しくて仕方なかったのです」

 遺伝子の話になると目が輝き出すNさんは、遺伝子にはまだまだ解明されていない部分があることを知り、ますます興味を持つように。やがて医学部をめざすようになりました。

「中学3年生のときに職場体験へ行くのですが、医学に興味が出てきた頃だったので、友達のお父さんが働く大学病院へ連れて行ってもらいました。外科の見学をして、専用のキットで手術の練習をしたのが思い出です」

 高等部へ進んでからは、国公立大学の医学部を受験しようと決意し、さらに勉強に励みました。

センター試験の失敗を恩師の支えで乗り越えて
進路の相談にのってくれた諸澤珠実先生と、礼拝や文化祭など思い出深い大講堂で談笑。進路の相談にのってくれた諸澤珠実先生と、礼拝や文化祭など思い出深い大講堂で談笑。

 いよいよ受験という高等部3年生の夏休み。Nさんはまず、苦手な化学の克服に取り組みました。

「化学は生物と比べて偏差値が20も低かったのです。1年生の問題集までさかのぼり片っ端から解いて、できるようになるまで何度も繰り返しました」

 さらに、生物の次に好きな数学と英語をもっと伸ばす努力をしました。

「数学は担任の諸澤珠実先生の指導のおかげで得意科目になっていました。英語は、大好きな児童文学の原書が読みたくて “多読” の練習をしていたので、『ハリー・ポッター』も英語で読めるようになりました」

 こうして万全の準備をして挑んだセンター試験は、1日目の文系科目にかなりの手応え。残るは2日目、得意の理系科目を残すのみでした。

Nさん

「それが、数学の最初で計算ミスをしてしまい、その後は焦るばかりで……。なんとか挽回しようと空回りして生物までガタガタ。自分でもあ然とする大失敗でした」

 当初の目標だった国公立大学の医学部にはとても手が届かない結果となり、Nさんはどう受け止めたのでしょうか。

「とにかく最初は “どうしよう?” と頭の中はパニックでした。でも、面談で諸澤先生と話しているうちに、『この大学はどう?』『この学部は?』と具体的に提案してもらい、遺伝子といっても動物ではなくて人体の遺伝子を研究したい、という方向性がはっきりしてきたのです。そして “終わったことは仕方ないから次にできることをがんばろう” と切り替えることができました」

部活動でも培った最後まであきらめない力
在学中はハンドベル部で指揮者として活躍。在学中はハンドベル部で指揮者として活躍。

 諸澤先生との面談で覚悟が決まったというNさんは、模試ではD判定だったという早稲田大学先進理工学部に見事合格しました。

「中学受験のときもそうだったのですが、『ここへ行く』と決めたら、『行ける、絶対に受かる』という強い気持ちを持ったのが良かったのかもしれません」

 何があっても最後まであきらめない、という強い意志は、中高通じて続けた部活動でも培われたと語ります。

「ハンドベル部に所属していて、最後の1年間は指揮者として34人をまとめる立場でした。

いつも背中を押してくれた恩師と卒業式後の3月に再会。いつも背中を押してくれた恩師と卒業式後の3月に再会。

 高2の文化祭のことです。台風の影響で日程が延期になってしまい、大講堂での演目の順番が入れ替わったり、体調不良で出演できない部員が出たり、延期の間大講堂に置いていたベルにひびが入ったりと、トラブル続きに。でも、成功させたい、最後までやり遂げたい、という思いで一つひとつ解決していき、結果的に演奏は大成功したんです。おそろいのTシャツを着て、アンコールの舞台に立ったときには感動しました」

 ハンドベル部の仲間をはじめ、東洋英和の友達や先生はみんなやさしくて、アットホームな雰囲気が大好きだとNさんは言います。

「のびのび学習できるから、好奇心がそのままやりたいこと、勉強につながっていった6年間でした。大学では遺伝子の未知の部分を解明するような研究をし、いずれ薬品の開発などに役立てるようになれたらうれしいです」

学校沿革

1884年、カナダ・メソジスト教会から派遣された宣教師マーサ・J・カートメルにより麻布の地に設立された学院の標語は「敬神奉仕」。礼拝、授業、行事、奉仕活動等を通して、幼稚園から大学まで一貫したキリスト教教育を行い、さまざまな分野で活躍する多くの女性達を送り出している。

(この記事は『私立中高進学通信2015年6月号』に掲載しました。)

東洋英和女学院中学部  

〒106-8507 東京都港区六本木5-14-40
TEL:03-3583-0696

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