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私立中高進学通信

2015年6月号

授業見聞録

十文字中学校

英語
新しい英語の授業を実現するデジタル教科書を開発

NT版デジタル教科書の開発責任者でもある髙瀬先生。

NT版デジタル教科書の開発責任者でもある髙瀬先生。
アメリカ・オハイオ州で中高6年間の学校生活を送った経験を持ちます。

 英語で英語を教える同校の英語科では、デジタル教科書や映像資料を活用した双方向型の授業が行われています。2015年度からは中1と中2の全教室に電子黒板を設置。新しい授業スタイルが定着しています。

「文化の違いや言葉の壁を超えてコミュニケーションが図れる。そんなグローバルな人材を育成するための英語習得をめざしています」

 英語科の髙瀬聡伸先生は、その実現に向けて新たなツールの開発を試みてきました。

「ここ数年、デジタル教科書をはじめとするさまざまな電子教材が急速に普及してきましたが、それによって教育の現場を変えるためにはいくつかの課題がありました。デジタル教科書の価格は総じて高く、しかも数年おきの改訂に合わせて買い替える必要があることも、その課題の一つです。また、操作が難しいということも現場の教師にとって負担となっていました。コストを抑え、しかも簡単に操作・編集ができるツールを作れないかと模索し始めました」

 そして髙瀬先生は、立命館宇治中学高等学校に勤務する久保敦先生(※ESN英語教育総合研究会総合代表)と出会い、Z会出版『NEW TREASURE』(以下「NT」)用のデジタル教科書を共同で開発することになったのです。

「久保先生の監修のもと、開発責任者の私と3人の教員、5人の大学生で制作チームを組み、2013年の夏には試作品ができあがり、2014年7月には、NTのStage1(Lesson1~14)、2015年4月にはStage2(Lesson1~7)を網羅したデジタル教科書が完成しました」

 NTをベースに開発されたデジタル教科書のプラットフォームには、教育の現場でこれまでもよく使われてきたプレゼンテーションソフトを採用。学校にある従来の機器との互換性に優れ、誰でも簡単に操作できるところが魅力です。

「本校の中1はデジタル教科書を活用した授業を体験してきました。アンケートでその感想を聞くと、『電子黒板はとても見やすく、わかりやすい。いろいろな動きがあるので、授業に参加するのがとても楽しい』といった声が数多く寄せられています」

 グローバル化する社会に対応できる英語教育をめざし、開発されたデジタル教科書は、NT採用校に無償で配布されています。2015年3月末現在、約150校が英語の授業でNTを使用。全国で新しい英語の授業が始まっています。

※ESN(ENGLISH STUDY NETWORK)英語教育総合研究会……次世代の英語教育のファシリテーターを育成するための総合研究サイト。現在会員約120名、協賛企業約30社。髙瀬先生は同会の関東代表 特任研究員を務めています。
ESN公式HP http://es-network.org/  
公式Facebook https://www.facebook.com/esn.jp

授業レポート
楽しければ楽しいほど英語が身につく実践的な授業
授業風景

 髙瀬先生が担当する『春期勉強会』を取材しました。全員で英語の歌を歌ってからスタートし、テンポよく会話を交えながら、英語だけの授業が進行していきます。

「約1年間本校で学び、中1の生徒たちは英語で歌うことがあたりまえになっています。『今日はこの歌を歌いたい』と、生徒からリクエストを受けることもあります」(髙瀬先生)

1時間目のテーマは「電話」。ポイントは実践です。

Z会出版『NEW TREASURE』をベースに開発されたデジタル教科書の一画面。Z会出版『NEW TREASURE』をベースに開発されたデジタル教科書の一画面。

「 “スマホ世代” の子ども達にとっては異質な “ガラケー” を小道具に選びました。ちょっとした違和感を生徒達は楽しんでくれます。授業のモチベーションを高めるには、そうした小道具で授業を盛り上げていく工夫も大切なのです」

 デジタル教科書を活用し、実践を通してさまざまな表現方法を学んでいるのです。

 2時間目は、「Show & Tell」。復活祭(イースター)を祝うキリスト教圏の風習をテーマに各自が “My Easter Egg” という発表を披露。各自が制作したイースターエッグを手に持ち、つけた名前、使った素材の説明、制作後の感想などを述べていきます。

「Show & Tellは、アメリカの小学校・中学校では定番の自己表現方法です。伝えたいものを、伝えたい相手に、どうやって説明したら伝わるかを鍛える訓練です。私自身も中学生のとき、現地の学校で体験しています。訓練を重ねるたびに度胸がつきます。

 文法に応じて決まった英語の例文を覚えるのでなく、『話したいものがある』『話したい相手がいる』日常が再現された教室で、英語力が磨かれていきます」

1時間目のテーマは「電話」(相手の都合を聞く)。1時間目のテーマは「電話」(相手の都合を聞く)。
2時間目はShow & Tell。2時間目はShow & Tell。
自ら制作したイースターエッグの説明をしています。
イースターエッグ
イースターエッグ

自ら制作したイースターエッグの説明をしています。


●Z会出版『NEW TREASURE』デジタル教科書制作チーム
監修 久保  敦 立命館宇治中学高等学校 教諭
開発責任者 髙瀬 聡伸 十文字中学高等学校 教諭
制作スタッフ 福井 貴子 十文字中学高等学校 教諭
栗原 隆恵 西武台新座中学高等学校 教諭
吉田 翔真 浅野中学高等学校 教諭
制作スタッフ 岡阪 卓哉 立命館大学 情報理工学部
村田 純平 立命館大学 情報理工学部
北川 哲平 京都大学 教育学部
石田沙友里 大阪大学 人間科学部
岡村 英美 同志社大学 文学部

(この記事は『私立中高進学通信2015年6月号』に掲載しました。)

十文字中学校  

〒170-0004 東京都豊島区北大塚1-10-33
TEL:03-3918-0511

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