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私立中高進学通信

2015年6月号

目標にLock On !! 私の合格Story

普連土学園中学校

チャレンジ精神を育んでくれた学園生活
あたたかな人とのつながりは生涯の宝

普連土学園 OG 福島里佳子さん 慶應義塾大学 商学部1年生

普連土学園 OG 福島里佳子さん
慶應義塾大学 商学部1年生

チャレンジを大切に夢は経営コンサルタント
木製の机が温かい教室。先生と生徒の目線を同じにするよう教壇はありません。木製の机が温かい教室。先生と生徒の目線を同じにするよう教壇はありません。

「いつも自分にしかできないことにチャレンジしたいと思っています」と言うのは、今春、第一志望の慶應義塾大学商学部に進学した福島里佳子さん。

 福島さんは受験前から実際に大学の校舎へ足を運び、憧れのキャンパスで学んでいる自分をイメージ。そして一人で訪れた三田祭(学園祭)で、その規模や活況に圧倒されながらも合格への思いをさらに膨らませ、入学後には実行委員として学園祭を支えたいと思うようになったそうです。現在、福島さんはアメリカへの短期留学も計画中。その理由について「普連土学園が英語に力を入れていて、英語が大好きになったからです」と話してくれました。

 そんな福島さんの将来の夢は経営コンサルタント。「家具の製造と販売を営んでいた祖父の影響で経営に携わりたいと思うようになりました。現在は企業経営がどんどん複雑化しています。M&A(企業間の合併、買収)が活発になり、日本と海外との結びつきもさらに強くなっていくでしょう。そのためにも常に視野を広く持っていたいです」

人とのつながりと努力で入学当初の壁を乗り越える
父と一緒に搬入した本校舎のクローゼットの前で。初めてコートを掛けた日は感慨深かったといいます。父と一緒に搬入した本校舎のクローゼットの前で。初めてコートを掛けた日は感慨深かったといいます。

 いつも活発にチャレンジを続ける福島さんですが、同校入学当初は自信が持てず、口数も少ない生徒だったそうです。「自我がまだ芽生えてなくて、将来何をしたいのかもまったくわかりませんでした」。その後、学園生活で経験したいくつかの出来事が、福島さんのチャレンジ精神を呼び起こし、彼女を成長させていきました。

 福島さんが同校に入学するきっかけとなったのは不思議な縁でした。「学園が9年前に本校舎を建てた際に、祖父の会社がクローゼットを受注したのです。父がそれを運び込む際に付き添い、一目で学園が気に入りました」。その日は学園祭で、福島さんはフォークダンス部のパフォーマンスに魅了され、入部を決意しました。同部で引退まで5年間を過ごした福島さんですが、実は入部当初に最初の壁が訪れます。

フォークダンスの演目ではハンガリーの舞曲の深さが特に好きでした。フォークダンスの演目ではハンガリーの舞曲の深さが特に好きでした。

 通常は同学年ペアで踊りますが、身長順に組んだ結果、一番背が高かった福島さんは一人余ってしまいました。同じく一人だった先輩とペアになりましたが、同学年でしか踊れない曲目があり寂しい思いもしたそうです。しかし、経験豊富な先輩とペアを組んだことが実りをもたらします。「先輩の踊りに追いつこうと必死に練習した結果、技術が向上しました」。翌年には後輩とも組むようになり、指導する立場に。「自分より経験が不足している人にどう教えるか、分析力が養われました」。学年を越えたつながりを大切にし、努力を続け、最後は部長を務めました。

 高校入学後は、オーディションを経て聖歌隊へ。ここにも新たな壁とチャレンジの芽がありました。幼少からピアノを続けていたことを知った友人が、福島さんに伴奏者をすすめたのです。「経験は小学生のときの一度だけ。とても下手になっていて……先生も当初は心配されていました」。そこで顧問の小澤祐理子先生と相談しながら地道に練習を続けるうちに上達し、3年間務め上げました。

すべての人を大切に敬う祖父と学園の教えを日々実践
受験前に購買部で購入した慶應カラーのペンで勉強をしました。アルバムは学園特製。受験前に購買部で購入した慶應カラーのペンで勉強をしました。アルバムは学園特製。

卒業式で恩師との1枚。卒業式で恩師との1枚。

 毎日始業前に行われる20分間の礼拝。そこでは、水曜日の沈黙の時間以外、先生方や自治会の各委員長が全校生徒の前で、自身の気づきや皆に考えてほしい命題などを話します。いずれも一方通行のスピーチではなく、問題意識を共有して考えを深めることが目的です。

 福島さんが印象に残っている先生の話があります。「電車が走っている線路の先に人が横たわっていたとします。その場合、人数が1人と5人では何が違いますか」。衝撃的な内容でしたが、福島さんは「命の重さは人数に関係ない」と思い至ります。

 中学3年時には、自身が園芸委員長として登壇しました。「大勢の前で話すのは非常に大きな覚悟が必要でしたが、この経験で自分の思いを発信する喜びを知り、自信にもつながりました」。日々答えのない命題に思いを巡らす中で、人を大切にすることを改めて意識するようになったと言います。敬愛する祖父の口癖も「人は助け合い」。人とのつながりを大切にするというのは、祖父の教えでもあり、学園の理念でもあるのです。

「卒業式に英語で答辞を述べた私の姿に家族皆が驚いていました。ここまで育ててくださった先生方や温かな友人達には本当に感謝しています」。成長の機会を与え続けてくれた学園への感謝の思いを胸に、福島さんの挑戦は続きます。

学校沿革

1887年、新渡戸稲造と内村鑑三の助言で、キリスト教フレンド派(クエーカー)に属する婦人伝道会が女子教育を目的として創立。校名は「普(あまね)く世界の土地に連なる」ようにという願いを込めて考案。万人に神から与えられた素晴らしい可能性が存在することを信じ、すべての人を大切に敬い、世の役に立つ女性を育てることを理念に掲げている。少人数制や習熟度別授業が特徴で、英語教育に力を入れている。

(この記事は『私立中高進学通信2015年6月号』に掲載しました。)

普連土学園中学校  

〒108-0073 東京都港区三田4-14-16
TEL:03-3451-4616

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