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私立中高進学通信

2015年6月号

自立と自律

東京成徳大学中学校

海外や野外での体験を通して
たくましい生徒を育てたい

3カ月間にわたる海外体験、4泊5日のワイルドな野外体験。こうした私学の中でも非常にユニークな取り組みを通して、東京成徳大学はたくましい人材を育てています。
戸隠校外学習
欧米の子ども達に負けない力をつけさせる
木内秀樹校長先生木内秀樹校長先生
1949年生まれ。慶應義塾大学法学部卒。民間企業勤務を経て1985年に教員に。1998年から東京成徳大学中学・高等学校長。東京都私立学校審議会委員ほか。

 創造性と自律――これは、本校が掲げ続けているテーマです。では、自律ということについて、身近な例で考えてみましょう。

 学校には「これをしてはいけない」と定める校則があります。しかし、教員が生徒達に規則を守らせようとしても、生徒達が学校の外で守っていなかったら、何のための校則でしょうか? 学校の中だろうが外だろうが、自分の中に「これは良い」「これはだめ」という基準をつくっていってほしいという思いが根底にあります。

 本校には、『自分を深める学習』というプログラムがあります。これは、自分の生き方や人間関係などを見つめながら、将来、自分がどう生きていくかを考えさせるものです。これはまさに自律を促す取り組みです。

 数学や理科の問題では、解答のプロセスはいくつかあっても、たどりつく結論は一つです。しかし、世の中にあるのはそうした課題だけではありません。道徳的なもの、倫理的なもの……。政治的なものもそうかもしれませんが、人それぞれの立場があって、どれが正解ともいえないものがあるのです。

 例えばドイツのギムナジウム(中等教育校)では、ソポクレスが書いたギリシア悲劇『アンティゴネ』を題材に、国家の法と神の法のどちらを支持するか、立場を明らかにして生徒同士で論争するそうです。

 一方で、日本の教育では、自分の立場を明らかにして、論理的に思考して意見を発するという訓練が弱い。根本的に自分の生き方や考え方を深めるという訓練があまりなされていないのです。このため、日本の子ども達は、欧米の子ども達に比べて幼いのではないでしょうか。

 そのような教育を日本でも取り入れていかないと、子ども達は大人になれないのではないか。そんな問題意識が『自分を深める学習』の背景にあります。

3カ月間の海外体験でたくましくなる生徒達

 人間的な成長を促す本校ならではの取り組みのもう一つの代表例が、中3の3学期に3カ月間かけて実施するニュージーランドでの海外研修です。

 一般的に、こうした海外研修では、参加する生徒をいくつかのクラスに分けて、午前中は英語のレッスン、午後はアクティビティなどというケースが多いのではないでしょうか。しかし本校では、現地校1校あたりに入る生徒は最大3名で、しかもクラスは別々。ホームステイ先と学校を1人で往復して、現地の子ども達と一緒に過ごすのです。

 3カ月間、現地の学校に通うと、英語のリスニング力はかなり上達します。しかし、それより大事なのは人間としてたくましく成長すること。例えばある男子生徒は、クラスメートにいくら話しかけても相手にしてもらえなかったそうです。悩んだ結果、目を見て話していないのが原因だと気づきました。それで目を見て話すようにしたら、クラスメートと仲良くなることができたそうです。彼はそれまでにも「目を見て話せ」と言われたことはあるはずですが、経験の中から自らつかみ取ったからこそ身につくのです。

自分を見つめ自分を磨いてほしい
木内秀樹校長先生

 中1、中2の「戸隠校外学習」も本校ならではの行事です。中2では、4泊5日のうち3泊を風呂なしのテントで過ごします。3~4人の雑魚寝ですが、今の子ども達にとってこれはつらい。「暗闇体験」といって、夜の真っ暗な中、外に出てみんなで横になるイベントもあります。最初は何も見えずに怖いのですが、20分間も一緒に寝ていると、仲間意識が芽生えて怖さが消えていくのです。

 先ほど、日本の子ども達は幼いと指摘しましたが、仲間達とベタベタしているからといって、本当に仲間を大事にしているといえるでしょうか? 強い個があって、その上で仲間の意見を受容したり、ネットワークを広げたりしていけるような若者を育てたいと思っています。

 本校の建学の精神は「有徳の人間形成」。そのためにも、自分を見つめて、自分を磨いていくための教育を実践していきたいと考えています。


●戸隠校外学習
戸隠校外学習

中1と中2で実施する全員参加の学校行事。とくにユニークなのが中2の取り組み、4泊5日のうち3泊もテントに泊まります。本格的なアウトドア体験を通して、仲間の大切さや命の尊さを学びます。


●ニュージーランド短期留学
ニュージーランド短期留学

中3の3学期に3カ月間、ニュージーランドでホームステイしながら現地校に通います。自由参加ですが、毎年、学年のおよそ3分の1に当たる50名くらいの生徒が参加します。1校あたりで学ぶ人数は、最大3人まで。これは、私学でもユニークなスタイルです。こうした環境の中で、生徒達は英語力はもとより、精神的なたくましさを身につけていきます。実際に、帰国後の生徒達は保護者が驚くほど成長しているそうです。


●盛んな部活動
ラクロス部や女子バスケットボール部は全国レベルの強豪です。
盛んな部活動

文武両道を掲げる同校は部活動も盛ん。ラクロス部や女子バスケットボール部は全国レベルの強豪です。

(この記事は『私立中高進学通信2015年6月号』に掲載しました。)

東京成徳大学中学校  

〒114-8526 東京都北区豊島8-26-9
TEL:03-3911-7109

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