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私立中高進学通信

2015年4・5月合併号

注目のPICK UP TOPIC!

学習院中等科

歴史ある理数教育の魅力を発見!
『夏休み理学部研究室体験』

国の有形文化財にも登録されている南1号館。

国の有形文化財にも登録されている南1号館。

トーラス(ドーナツ型の曲面)の模型を作ることを課題にした数学科の研究室。
トーラス(ドーナツ型の曲面)の模型を作ることを課題にした数学科の研究室。
トーラス(ドーナツ型の曲面)の模型を作ることを課題にした数学科の研究室。

 学習院独自の一貫教育の取り組みの一つに、毎年夏休み期間中に行われている『夏休み理学部研究室体験』があります。 “理学部” とはもちろん「学習院大学理学部」のこと。理学のおもしろさを、研究室での学びを通して体験することを目的としています。2014年度は中等科から38名、高等科から10名の生徒が参加しました。

 広報を担当する土屋良太先生も学習院大学理学部のОBです。

「学習院には、旧制中学の時代より理数系教育に力を注いできた歴史があります。南1号館(旧理科特別教場)は、その象徴ともいえる建物で、国の有形文化財にも登録されています。しかし、中等科・高等科の生徒達にとって理学部は、近すぎて意外と知られていないというのも事実。大学の先生方や学生の皆さんと研究室で直接ふれ合うことで、理学の魅力を発見してほしいのです。企画を始めてから10年以上が経ちます。研究室体験に参加して理学部への進学を決める生徒をたくさん見てきました」

学習院大学には理学部専用の工作工場もあります。
この日は旋盤を使って自分だけの「エコ箸」の製作が行われました。
学習院大学には理学部専用の工作工場もあります。

学習院大学には理学部専用の工作工場もあります。この日は旋盤を使って自分だけの「エコ箸」の製作が行われました。

 学習院大学理学部は、物理学科、化学科、数学科、生命科学科の4学科で構成されています。今回の『夏休み理学部研究室体験』には、それぞれの学科から11の研究室と理学部工作工場が協力。中等科・高等科の生徒達は各研究室の研究内容を事前に配付される資料で知ることができ、その中から選択して研究室に参加を申し込むのです。一人ひとりの興味・関心を大切にして、理学への潜在的な力を引き出すために、ほとんどの研究室が学年の制限を設けずに生徒の参加を募っています。

「どの研究室も10名以内の少人数制で受け入れてくださいます。先生方や学生さんとの距離の近さは、生徒にとってはプラスです。年の近い大学生や大学院生から直接教わる経験は、大学進学からその先の生き方、学び方にも良い影響になるものと思います。また、なかには2年、3年と続けて同じ研究室の実験に参加する生徒もいます。一つの学問を追究する姿勢を育てるためにも、とても意義がある取り組みなのです」(土屋先生)

 理学部の先生方は「実験に夢中になって、なかなか帰りたがらない生徒が多いです」と、生徒達の様子をうれしそうに話してくださいました。初めはたどたどしい生徒でさえも、半日かけて実験に取り組むなかで夢中になり、終了間際にはかなりのめり込んでしまっているといいます。その経験は、理学への興味・関心を育むきっかけとなっているのです。

物理学の世界を知る!
教科書に載っていない答えをひたすら追いかける
物理学科の研究室

 レーザーで冷たい原子集団を作り、自由落下をさせる実験が行われていた、物理学科の研究室。「本格的な実験に携わる楽しさで、あっという間に時間が過ぎていく」と笑顔で語る高等科の生徒と出会いました。

いろいろな色を出すLEDを作ることを課題に掲げた研究室では、中等科の生徒達が3原色のそれぞれの色の明るさを自由に変えられる電子回路を組み立てています

 また、いろいろな色を出すLEDを作ることを課題に掲げた研究室では、中等科の生徒達が3原色のそれぞれの色の明るさを自由に変えられる電子回路を組み立てています。中等科の生徒にとっては少々危険なハンダづけも、大学生のアドバイスとサポートがあるので安全に作業できます。

(この記事は『私立中高進学通信2015年4・5月合併号』に掲載しました。)

進学通信2015年4・5月合併号
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