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私立中高進学通信

2015年4・5月合併号

その先に備える キャリア教育

富士見中学校

グループワークで得た
自信積極性で未来を拓く

中1から徹底して行われるさまざまなグループワークを通じて、自分を知り、自信と積極性を養う同校。
先輩の体験談や大学教授の特別授業を通じ、将来の姿を思い描き、「どのように生きるか」への答えを導き出します。
卒業生による『進学シンポジウム』。身近な先輩の話から自分の将来をイメージします。

卒業生による『進学シンポジウム』。身近な先輩の話から自分の将来をイメージします。

“社会貢献できる自立した女性の育成” を教育目標に掲げる同校。キャリア教育では、単なる進学指導にとどまらず、「社会をとらえる力」と「社会と自分がどう関わっていくかを考える力」を育みます。

 中学の段階で重視しているのが “自分の発見” です。さまざまなグループワークを通じて自分や相手を知り、人と協力することや自ら発信することを学びます。特に中1では、生徒達の間に何でも言い合える雰囲気をつくり、信頼関係を築いていくことを重視した活動が行われます。

「生徒同士、あるいは先生と生徒の間に信頼関係があることは、学校生活を充実させるために欠かせません。また、中学の段階では、他人に “共感” されることが自信となり、積極性につながります」(中学教頭/中川 良先生)

 中2以降は、職業調べなど社会へ目を向ける活動に取り組みます。また、ボランティア活動団体と交流し、社会との関連を考えながら、人を思いやる気持ちを育みます。

 将来への不安や疑問を解消し、めざす未来を具体的に描くきっかけとなるのが、卒業生を招いて行われる『進学シンポジウム』です。中3には社会人が、高1には現役の大学生が講師となり、その進路を選んだ理由や、在校中にどのような生活を送っていたかなどを話します。

「『進学シンポジウム』では、難関大学に入学して充実した生活を送っている卒業生や、在校生の志望に近い職業に就いた卒業生に講師を依頼しています。昨年登壇した卒業生は、現役時代にこのシンポジウムで慶大生の輝く姿に感動し、慶應義塾大学をめざすようになったと話してくれました。手が届かないように感じる大学でも、身近な存在である先輩が合格を果たした姿を見せてくれることで、大きな刺激になります」(進路指導主任/上野友巳先生)

『進学シンポジウム』と並行して、同校では大学での学びを体験する『大学模擬授業ウィーク』を実施し、学問への興味を喚起します。毎年10数大学の教授を招き、同校の生徒だけのために行う特別授業。生徒達にとっては、新たな分野に興味を抱いたり、具体的に進路を考えたりするきっかけになります。

 こうしたプログラムに加えて、普段の学校生活での経験を通じて進路を決める生徒も多いと上野先生は話します。

「生徒会活動はもちろん、文化祭や体育祭など、本校には生徒が主体となって進める行事が数多くあります。そこでの経験を通じ、自然と『この分野を極めたい』と進路を決めていくようです」

「キャリア教育の最終テーマは『どのように生きるか』を考えることです。本校ではさまざまなことにチャレンジでき、失敗も数多く経験できます。そうした機会を通じて、自分はどう生きるかを真剣に考え、未来を切り拓く力を身につけてほしいと考えています」(中川先生)

Report
気づきを与える取り組み
入学当初のオリエンテーションの様子。言葉を使わずに身振り手振りでコミュニケーションを図ることで、より深い交流ができます。入学当初のオリエンテーションの様子。言葉を使わずに身振り手振りでコミュニケーションを図ることで、より深い交流ができます。
グループワークを通して自分や相手を知る

 中1から頻繁に行われるグループワーク。入学当初は同級生との距離を近づけるため、ゲームなどによるコミュニケーションの機会を設けます。2014年度の入学後オリエンテーションでは、新入生240名が体育館に集まり、言葉を話さずジェスチャーだけでコミュニケーションをとって誕生日順に並ぶ『バースデーライン』というゲームで交流を深めました。その後も多様なグループワークを通じ、それまで知らなかった自分を発見したり、同級生の発言から違った視点に気付いたりしました。

自分を知り、相手を知るグループワークとして行われている『サイコロトーク』。
サイコロを振って止まったマスのテーマについて話します。

Report
思いやりを育む
ボランティア活動から学ぶ

 同校では、思いやりのある豊かな人間性の育成を重視し、ボランティア活動を積極的に行っています。「車椅子の人が階段の前で困っていたらどうするか」などのテーマについて話し合ったり、ボランティア団体を通して障がいのある人と交流したりしています。

校外で車椅子の人と待ち合わせし、電車を乗り継いで学校まで一緒に来るという体験も行いました。生徒達は車椅子移動の大変さを身をもって実感しました。校外で車椅子の人と待ち合わせし、電車を乗り継いで学校まで一緒に来るという体験も行いました。生徒達は車椅子移動の大変さを身をもって実感しました。
目隠しをした人の案内をする『ブラインドウォーク』。目の見えない人との接し方を学ぶとともに、信頼関係について考えるきっかけとなります。目隠しをした人の案内をする『ブラインドウォーク』。目の見えない人との接し方を学ぶとともに、信頼関係について考えるきっかけとなります。
Report
将来の姿を思い描く助けに
先輩や大学教授から話を聞く

 現在の興味・関心が大学や社会とどのようにつながるのか。そんな疑問にヒントを与えてくれるのが、卒業生による『進学シンポジウム』と『大学模擬授業ウィーク』です。かつて同校で学び、現在社会人として活躍している先輩の話を聴いたり、大学教授による模擬授業を受けたりすることで、自分の将来へのイメージを膨らませていきます。

卒業生による『進学シンポジウム』。同校在学当時、悩みをどう克服し、どのように進路を決定したかなどについて、卒業生から話を聴きます。卒業生による『進学シンポジウム』。同校在学当時、悩みをどう克服し、どのように進路を決定したかなどについて、卒業生から話を聴きます。
大学教授による模擬授業。大学での学びを知り、興味・関心を引き出すとともに、学部・学科を選択する際の「こんなはずではなかった」というミスマッチを防ぐ役割も果たしています。高校生に加え、中3生の参加者も増えてきました。大学教授による模擬授業。大学での学びを知り、興味・関心を引き出すとともに、学部・学科を選択する際の「こんなはずではなかった」というミスマッチを防ぐ役割も果たしています。高校生に加え、中3生の参加者も増えてきました。

(この記事は『私立中高進学通信2015年4・5月合併号』に掲載しました。)

富士見中学校  

〒176-0023 東京都練馬区中村北4-8-26
TEL:03-3999-2136

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