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私立中高進学通信

2015年4・5月合併号

The Voice 校長インタビュー

目白研心中学校

自分で人生を選択できる人間を育てたい
これからの生徒達のための一貫教育

松下 秀房 (まつした・ひでふさ) 校長先生

松下 秀房 (まつした・ひでふさ)
1949年生まれ。鹿児島県出身。東京理科大学卒業。電機メーカーでコンピュータの開発などに従事。
その後、子どもを教育する仕事にやりがいを感じ教職へ。都内の私立学校教諭・校長職を経て、2012年より現職。

自ら主体的・能動的に行動できる人物の育成

 本校は、次年度以降から始まる学校改革の準備段階にあります。

 今、世界は大きく変わろうとしています。10年後には今ある職業のうち半分近くがなくなるともいわれ、これまでの流れのままに生きているだけでは、これからの社会を生き抜くことができないのではないかと、先の見えない時代に多くの人が危機感を抱いているのです。

 これからは職業に関する適性や興味・関心を模索する前に、まずこれからの社会がどう変わっていくかということを、大人の責任として子ども達に教えていかなければならないと思っています。それがきちんとできるかどうかで、中等教育の存在価値が決まってくるといっても過言ではありません。

 今回、大きな学校改革に踏み切った理由はここにあります。

 これからは、受験のための知識の習得だけでなく、主体的に学び、自己をマネジメントできる人間が必要とされることは間違いないでしょう。好奇心いっぱいで入学して来る生徒一人ひとりが、自らの意志で学び、未来に向かって希望する進路を歩んでいけるよう、本校はこれまでにない新しい学習ステージを用意することになりました。

 新年度から新たにスタートする学習ステージのねらいは「自分で人生を選択できる人間を育てる6年間」です。そのポイントは、これまで入学時にコースを選択していましたが、生徒自身が選択するために、中3でコースを選ぶように変更したことにあります。

 中学受験をする時の子ども達はまだ幼く、その段階での進路選択に保護者の希望が強く入ってしまうのは仕方のないことです。また、その時期の子どもは不安定で、学力の伸長にも個人差があります。そこで、中学入学の時に用意された環境で6年間を過ごすのではなく、生徒自身が6年間の中で進路やコースを選択することで、主体的に行動する機会を提供したいと考えたのです。

自分自身で選択できる 3段階のステージを用意
グローバル時代の生徒像

自己肯定感を持ち
他者に積極的に関わり
円滑なコミュニケーションが取れる。

十分な情報収集・分析により
問題を発見し解決できる人物。

 新年度からは、中1・中2の授業を習熟度別に行います。ある程度自分の学力がわかってきた中3の段階で「第1の選択」を生徒自身に任せて、『特進コース』『総合コース』『スーパー・イングリッシュ・コース(SEC)』のいずれかを選んでもらいます。「第1の選択」は「1年間のトライアル期間」として猶予を持たせ、高1で再度「第2の選択」に臨み、コース決定ができるように配慮しています。そのうえで、『特進コース』『総合コース』『SEC』ごとにそれぞれの学びを深めていきながら、さらにもう一度、今度は高2で「第3の選択」に臨みます。

 それぞれのステージで希望する進路を選択するためには、生徒自身がその目標に向けて学習計画を立て、学ぶ必要があります。それによって自学自習の力も育まれるでしょう。

 こうして、最終的に高3の生徒は、海外大学やオールイングリッシュで授業を行う国内大学進学に焦点を絞った『SEC』をはじめ、国公立大・最難関私立大(早慶上理)・難関私立大(GMARCHなど)をねらう各『文系クラス』『理系クラス』および『英語難関クラス』に分かれ、2013年度よりフル稼働している『学習支援センター(※)』と連携したサポートを受けながら、進路選択の実現をめざしていきます。

(※)学習支援センター
1.『基礎力定着プログラム』。2.『ステップアッププログラム』。3.クラブ活動と勉強の両立を配慮した『学習支援センター利用の優先時間帯』。4.『受験対策プログラム』など4つのプログラムを設置。

これから始まる今までにない目白研心

 本校が掲げる教育目標に「自国の文化を通じ、国際社会で活躍できる生徒を育てる」とあります。伝統ある英語スピーチコンテストや異文化交流の体験学習など、グローバルスタンダードの教育によって、確かな英語力を持つ生徒が育ってきています。今後1~2年をかけてさらに国際教育を充実させていく予定です。

 そして、これから先21世紀の社会を展望した「国際社会」では、「問題発見・解決力」「自己肯定力」「コミュニケーション力」の3つの力が求められると考えています。

  学校改革ではこの3つを柱に、自己肯定感を持ち、他者と積極的に関わり、円滑なコミュニケーションが取れる生徒。また、十分な情報収集・分析により、自ら問題を発見し、解決していく生徒を育てていきたいと思っています。

 日本人は欧米諸国の人々と比べて社会に対する危機感が薄く、自分の意見をあまり主張しない民族といわれてきました。グローバル化が進む社会では、それに甘んじているわけにはいきません。生徒一人ひとりには “心の幅” といいますか、どんなことがあっても負けないタフな精神と、異文化をしっかり理解できる多様性を身につけていってもらいたいと思っています。その基盤となるのが本校で過ごす6年間です。新しくなる本校で力強く「自分で人生を選択」しながら6年間を過ごしてほしいと思っています。

 これからスタートする「自分で人生を選択できる6年間」では、自分自身を信じて、果敢に挑戦できる生徒達を育てていきたい。それが新しい「目白研心」にかける思いです。

[学校沿革]
1923年、佐藤重遠・フユ両氏により研心学園創立。以降、目白商業学校、目白女子商業学校等を経て、2009年、男女共学の目白研心中学校・高等学校に改称。 建学の精神は『主・師・親』で、「主」は社会貢献、「師」は師と共に学ぶ姿勢、「親」は支えてくれる人々への感謝を表している。

(この記事は『私立中高進学通信2015年4・5月合併号』に掲載しました。)

目白研心中学校  

〒161-8522 東京都新宿区中落合4-31-1
TEL:03-5996-3133

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