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私立中高進学通信

2015年4・5月合併号

その先に備える キャリア教育

麴町学園女子(麹町学園女子)中学校

『みらい科』の授業を通じて
主体性のある自立した女性をめざす

豊かな人生を自らデザインできる、自立した女性を育てたい。
そんな教育目標を掲げる同校では、オリジナルプログラム『みらい科』を導入しています。
自分自身で将来のライフプランを考えていく『みらい科』。夏には校内で『大学進学フェア』も行われ、進学意識を高めます。

自分自身で将来のライフプランを考えていく『みらい科』。
夏には校内で『大学進学フェア』も行われ、進学意識を高めます。

 中高6年間を「基礎期」「充実期」「発展期」の3期に分け、発達段階に合った学力教育、自立教育、キャリア教育を展開する同校。キャリア教育においては、2002年からオリジナルプログラム『みらい科』を創設し、自分の将来を形づくるための力を段階的に養っています。

『みらい科』では、中1・中2のライフデザインの第一歩として「基礎期」は、自分の生き方を考え、働くことへの意識を持つことを目標としています。

「中1の夏休みには、両親や親戚など身の周りの人がどんな仕事をしているのかインタビューする課題を出します。具体的な仕事内容を知ることで働くことへの興味が高まりますし、友達の発表を聞くことで『こんな仕事もあるんだ』という発見も得られます」(広報委員/T・I先生)

 自分の将来を見据える中3・高1の「充実期」には、同校ならではの取り組みが待っています。一つは「未来の自分像」を想像し、目標達成への道筋を考える『みらい履歴書』づくり。もう一つは、自ら選択したテーマを2年間かけて約1万字の研究論文にまとめる『みらい論文』の作成です。

「『みらい論文』は、本校ならではの取り組みです。生徒は教員が2人1組で指導する大学のような研究室に入り、ゼミ形式で論文を作成します。論文と聞くとハードルが高そうですが、生徒自身でテーマを自由に選ぶので、調べていくうちに興味がさらに深まるようです。過去には『日本のペット事情』『TDR(東京ディズニーリゾート)は、なぜリピーターが多いのか』などのテーマで論文を執筆した生徒もいました。自分が興味・関心のある分野・領域について深く知ることで、卒業後の進路や働く姿も具体的に見えてくるでしょう」

 この他にも「充実期」には、銀行や鉄道会社の仕事を体験する職場訪問、社会人となった卒業生を招いての講演会など、生徒達に将来を意識させる取り組みが充実。こうしたキャリア教育を経て、高2・高3の「発展期」では具体的な進路、進学先を考えていきます。

「生徒一人ひとりが将来どんな道に進みたいか、またどんな適性があるのか、きめ細かく進路指導していきます。本校独自の大学進学フェアや卒業生による進路ガイダンスも実施しています」

 こうしたキャリア教育を通じて同校がめざすのは、自分の手で未来をデザインできる自立した女性の育成です。

「女性の人生には、どんな職業に就くか、結婚するかしないか、育児をしながら働くかどうかなど、無数の選択肢が用意されています。ライフスタイルが多様化するなかで、後悔のない人生を送れるよう、生徒達に考える力を身につけてほしいと願っています。本校のキャリア教育は、卒業後の進学先を決めるための指導ではありません。15年後、20年後の自分を思い描き、目標を実現できる力を養ってほしいと思います」

Report
進路ガイダンス・卒業生講演
卒業生を招いての進路ガイダンス。大学受験について、具体的なアドバイスがもらえます。卒業生を招いての進路ガイダンス。大学受験について、具体的なアドバイスがもらえます。
卒業生の姿から自分の進路を見つめなおす

 社会人の卒業生を招いて、講演会を開催しています。身近な先輩が社会で活躍する姿を見て、生徒達は働くことを身近に感じることができます。また、卒業生による進路ガイダンスも実施。先輩のリアルな体験談を聞くことで、進学に対するモチベーションを高めています。

Report
『みらい履歴書』
15年後の自分とそこへ至る道筋を思い描く

 中3では、15年後の自分を想像し、『みらい履歴書』を作成します。家族構成、職業などを具体的に思い描き、目標を実現するためには大学や社会で何をすべきか、どんな資格を取得すべきかなどを逆算し、計画を立てていきます。30歳の自分をリアルにイメージすることで、漠然としていた未来像が明確になっていきます。

『みらい履歴書』を作成することで、“なりたい自分”になるために必要な学問や資格が具体的に見えてきます。
『みらい履歴書』を作成することで、“なりたい自分”になるために必要な学問や資格が具体的に見えてきます。

『みらい履歴書』を作成することで、 “なりたい自分” になるために必要な学問や資格が具体的に見えてきます。

Report
『みらい論文』
優れた『みらい論文』は優秀作品集に収められ、生徒達の前で発表も行います。優れた『みらい論文』は優秀作品集に収められ、生徒達の前で発表も行います。
2年間かけて研究テーマに向き合う

 中3から高1にかけて、一つの研究テーマを掘り下げる形で、『みらい論文』を作成します。テーマは数学、音楽など26分野から選択し、資料収集、調査、実験などを行います。教員や他の生徒達と討論を重ね、1万字の論文を書き上げるのは生徒達にとって簡単ではありません。しかし興味のあるテーマを掘り下げる楽しさ、完成時の達成感はなにごとにも代えがたいようです。

『みらい論文』が評価され、大学に合格!
高校3年生 N・Yさん。『みらい論文』を中心とするキャリア教育に関するプレゼンテーションを行い、産業能率大学経営学部のキャリア教育接続入試に合格。高校3年生
N・Yさん
『みらい論文』を中心とするキャリア教育に関するプレゼンテーションを行い、産業能率大学経営学部のキャリア教育接続入試に合格。

 韓流ドラマが好きな母の影響を受け、私も韓国に興味を抱いていました。そこで、論文のテーマには『韓国と日本の食文化』を選択。ちょうど家族旅行で韓国に行く予定があったため、本やインターネットで調べた情報や生徒・保護者を対象としたアンケートに加え、現地での韓国料理の写真などを織り交ぜて論文を作成しました。もともとは作文が苦手だったので、1万字の論文と聞いて最初は不安でいっぱいでした。でも興味のあるテーマを掘り下げるのは楽しく、積極的に取り組むことができました。

 また、論文を執筆している間に、自分の適性、将来の職業についても考えるようになりました。論文を書く前は韓国語の勉強をしたいと思っていましたが、論文に必要なアンケート調査を行うことに楽しさを感じ、人と接する機会の多い職業、なかでもお客様の声を聞いて事業に役立てるサービス業への興味が深まっていきました。

 そういった経緯から、大学受験では経営学部をめざすことに。志望大学のAO入試では、10分間のプレゼンテーションが課され、そこで『みらい論文』のテーマや内容、『みらい科』を中心とする本校のキャリア教育について発表しました。この内容が評価されたのか、晴れて合格することができました。将来は百貨店などで働き、経営企画などに携わるのが目標です。10年後、15年後も、活躍できる女性でいたいと考えています。

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