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私立中高進学通信

2015年2・3月合併号

その先に備える キャリア教育

東京純心女子中学校

生きる“使命”を問い続け
自らの可能性に気づく6年間

社会の中で自分にできることは何だろう?そのために今、何をするべきなのか?
人生に対する根源的な問いかけに対し、さまざまな人との出会い、自分自身との対話がその答えを導き出してくれます。
『保護者職業ガイダンス』にて。助産師の仕事について語る保護者の話に、真剣に聞き入る生徒達。

『保護者職業ガイダンス』にて。助産師の仕事について語る保護者の話に、真剣に聞き入る生徒達。

 カトリック系の学校は “ミッションスクール” と呼ばれますが、ミッションには “伝道” という意味のほかに “使命” という意味があります。同校のキャリア教育は、その言葉どおり「私の使命は何か」を問い続けることに重点が置かれています。

「生徒一人ひとりが、神様から預かった自らのタレント(才能)に気づき、使命を感じられるようにするのがキャリア教育です。タレントとは人を喜ばせる力のこと。人が喜ぶと自分もわくわくし、楽しくなります。生徒達には、自分が人を喜ばせることができる “一番得意な道” を探し出す6年間にしてほしいと考えています」
(進路指導部長/山本潤一先生)

 一番得意なことに気づくには、クラスメートや先生、そしてさまざまな人との関わりが欠かせません。そうした観点から、同校のキャリア教育は社会に参加し、多様な “出会い” を通じて生徒の意識を高める体験から始まります。

 中学1年では夏休みに高齢者施設を訪問し、お年寄りと話をしたり、クイズや歌を披露したりします。初めて会う人に “喜ばれる” 体験を通じ、生徒は自分が他者から必要とされている感覚を持ちます。

 中学2年では、近隣の職場を訪問し、店舗やオフィスの1日見学を行い、レポートにまとめて発表します。また、中学3年ではさまざまな職業に就く約10名の保護者から、職業についての講話を聴きます。

 高校1年になると、高校2年のコース選択を前に、“自分を見つめる時間” を持つことが大切になってきます。夏休みに富士五湖周辺で行われる『進路研修』は、進路にテーマを絞った同校独自の宿泊行事です。

「勉強のやり方、コース選択の方向性、大学の選び方、将来の生き方など、生徒はさまざまな悩みを出し合います。教員と生徒のパネルディスカッションでは、教員から腹を割って話すようにしています。高校の担任は、3年生まで持ち上がるケースが多いので、生徒は『この先生と卒業までともに歩んでいくのだな』という気持ちにもなります」

 このほか、高校1、2年の春と秋には卒業生との懇談会を開き、実際の大学生活や将来の方向性を探す機会も設けています。

 これら他者との関わりを通じて、生徒達は考え方や価値観の “多様性” を知ります。そのうえで、自分が強みを発揮し、自立して生活できる専門領域を持つにはどうしたら良いか、大学で何を学ぶべきかを自覚することで、大学進学へのモチベーションを高めるのです。

「本校のキャリア教育はオーソドックスな形で進められますが、卒業生や保護者が親身になって自らの経験を話すなど、人との “関わり” の中で展開されるのが特色です。そうした方々との “出会い” をコーディネートすることが、学校の役割だと考えています」

純心ならではのキャリア形成
進路指導の5つのステップ

 同校では“叡智・真心・貢献”をめざす女性像を目標としています。 “叡智”は誠実に考え、語り、行動できる人、“真心”は他者の心に寄り添える人、“貢献”は平和を希求し、未来に貢献できる人を指します。そして、進路指導はそうした女性像をゴール地点に見据え、中学1年から高校3年までの間に5つのステップを踏んで達成できるように進められます。

 根底にあるのは、生徒一人ひとりが「自分の使命は何か」と考えることで、学校はその“気づき”を与える場ととらえています。キリスト教を基盤に置く同校では、教師一人ひとりがそうした意識を持っていることから、生徒のキャリア形成を意識した教育が、あらゆる場面で展開されているのです。

適性や将来を語り合う
自分を見つめる進路研修
高2での文系理系選択の前に、進路や適性などについて真剣に考える良い機会となっています。高2での文系理系選択の前に、進路や適性などについて真剣に考える良い機会となっています。

 高校1年の夏休みに行われる『進路研修』の特色は、生徒と先生が“本音”で語り合うことです。勉強合宿とは違い、純粋に「今、自分がすべきことは何か」を考えられる貴重な時間です。この行事において先生方が心がけているのは、生徒に対する“共感的な理解”です。学校という場を離れてこそ見える生徒の気持ちや悩みも多く、さまざまな発見があるといいます。高校2年からは、いよいよ大学進学に向けた勉強が本格化しますが、そこに向けて先生と生徒の絆をより強固にするうえでも、この合宿は大きな意味を持っています。

職業ガイダンス
保護者に学ぶさまざまな職業
保護者の方々を招き、それぞれの仕事の内容や、その仕事に就こうと思ったきっかけなどをお話しいただきます。保護者の方々を招き、それぞれの仕事の内容や、その仕事に就こうと思ったきっかけなどをお話しいただきます。

 中学3年で行われる保護者による職業ガイダンスでは、医師、弁護士、助産師、経営者など、さまざまな職業人の講話が各教室で行われ、生徒達は自由に選んで参加します。今年度は、企業に勤めているある保護者から「社長が外国人に変わり、社内の環境が一変した」というリアルな話も飛び出すなど、今の社会の状況に生徒達は真剣に耳を傾けていたそうです。

卒業生との懇談会
先輩が良きロールモデルになる
同校を卒業した大学生を招き、大学の各学部や受験での体験、勉強の仕方、将来の仕事などを語り合います。同校を卒業した大学生を招き、大学の各学部や受験での体験、勉強の仕方、将来の仕事などを語り合います。

 高校1、2年の春・秋には、卒業生との懇談会が開催されます。この時期になると、進路への意識も高くなるようで、大学進学についての具体的な質問が出ることも多いそうです。また、卒業生の中には育児休暇を取得中の人や、自分でお店を経営している人などさまざまな人がいて、生徒達の良きロールモデルとなっています。

(この記事は『私立中高進学通信2015年2・3月合併号』に掲載しました。)

東京純心女子中学校  

〒192-0011 東京都八王子市滝山町2-600
TEL:042-691-1345

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